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Received — 2026年4月6日 新星進学ゼミ

論説文評論文の読解力を上げる一つの方法 100分で名著シリ-ズ

2026年4月6日 11:03

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論説文評論文の読解力を高めるための一案として、NHK出版が発行している「100分で名著」シリーズを薦めています。中学生や高校生は小説しか読まない場合が多く、論説文や評論文を自主的に読む経験はほとんどありません。従来、これらの文章は月刊誌に掲載されてから書籍化される流れがありましたが、現在はそのような媒体が存在しません。

「100分で名著」シリーズは、NHK教養番組のテキストをまとめたもので、世界の名著を1冊あたり約150ページに纏めています。読者には一括で購入を推奨し、それを通じて頭の中身を詰めていくことが重要とされています。

この薦め方を実践した生徒2人のうちの1人は浜松医大医学科で首席合格し、もう一人は京大に推薦入試で合格しています。彼らが共通して受けた推薦入試では、「小論文」が重要な評価項目でした。菊池寛氏の言葉を引用し、「本を読ませること」が文章力の源であることを強調しています。

この方法は限られた時間の中で効果的に世界の名著を読みこなせるため、薦められています。保護者の判断に任されるべき部分もあります。
高校入試と大学入試の国語問題で鬼門になるのが、論説文評論文である。
中学高校生は小説さえ読まないので、論説文評論文を自ら進んで読む経験は「限りなくゼロ」に近い。
これは中高生だけの現象ではない。
評論文や論説文は従来、月刊誌と呼ばれる「教養雑誌」に最初に掲載されて、その後まとめられて書籍として出版されるという経過をたどってきた。
ところがこの「教養月刊誌」が全滅して書店の棚から消えた。
全く売れないのだ。
中高生のみならず大人たちも読みたくても読むべきメデイアが無くなった。
今や評論の場はユーチュ-ブに移行した。
だが、1つ良い方法がある。
NHK出版で発行している「100分で名著」ブックスだ。
これはNHK教養番組の「100分で名著」テキストを書籍化したもので、その一覧が毎月のテキストの最後のページに載っている。
今の大学2年生の附中生時に、この一覧表のコピ-を渡して一括購入を薦めた。
その指示通りに一括購入した生徒の中の2名は時間をかけて読破し、弟や妹が引き継いで読んでいる。
この2名の内の一人は浜松医大医学科に推薦で首席合格し、もう一人は京大に推薦合格した。
2つの推薦入試の共通点は「小論文」である。
指定校推薦も公募型推薦も「小論文」が課せられる。
小論文であれ作文であれ、頭の中身が空っぽでは「中身の濃い文章」を書くことが出来ない。
附中生がレポ-トや追及の記録で附中教師から毎回「中身が薄い」と酷評されるのは、頭の中身が空っぽだからだ。
芥川賞創設者の菊池寛が語った有名な言葉がある。
著名な国語学者の金田一春彦氏(金田一京助氏のご子息)が、ある時偶然、菊池寛氏にレストランで出会った。
当時、高校の国語教師をしていた春彦氏は、高校生の作文指導に悩んでいた。
そこで思わず菊池寛に歩み寄って「高校生の作文力を上げるにはどうしたら良いか。」と尋ねた。
すると菊池寛はナプキンで口を拭いてからおもむろに「本を出来るだけ多く読ませなさい。頭の中が空っぽでは文章は何も書けません。」と言った。
時間が限られている中で、ハズレの無い傑作中の傑作である世界の名著から選りすぐった「100分で名著」シリ-ズを一括で読むことを是非薦める。
どれも1冊が150ペ-ジ程度にまとめられた小冊子だ。
その気になれば、1日で2冊3冊は読めるボリュ-ムである。
ここから先は保護者の判断にゆだねる。


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