
北里大学の大村智記念研究所の片山和彦教授らの研究グループは、市販されている消毒剤の新型コロナウイルス不活化検証試験を行った。今回の試験では、同研究グルーブが
4月に行った研究結果をさらに推し進めて、より多くの製品に対する評価を行っている(
北里研究所、
プレスリリース)。
研究ではアルコール系消毒剤、二酸化塩素系、次亜塩素酸水系、ハンドソープ類、台所洗剤類、お掃除、拭き取り系という6種類の製品カテゴリーにおける市販消毒薬、50製品の不活性化効果を試験した。新型コロナウイルス30,000個を含むウイルス液に対して、各種市販薬を常温で1分間もしくは10分間置くことで消毒効果を調べたという。
個々の製品におけるテスト結果については、元のプレスリリースを参照してほしいが、そのまとめによると、アルコール系消毒剤に関しては、エタノールは50%以上の濃度があれば30,000個の新型コロナウイルスをほぼ完全に消毒可能だったという。
またハンドソープ系、台所洗剤類、お掃除並びにふき取り系製品でも、メーカーの使用方法に準拠した使用方法を守っていれば、新型コロナウイルスを完全に消毒することが可能だったとしている。一方で、二酸化塩素系、次亜塩素酸水系の製品は、30,000個の新型コロナウイルスを完全に消毒することはできなかったとしている。
すべて読む
| 医療
|
関連ストーリー:
ドイツの研究者、ボランティア2000人参加のライブ会場で「コロナ感染実験」を行う
2020年08月26日
米FDA、1-プロパノールを含むハンドサニタイザー製品を使用しないよう注意喚起
2020年08月16日
鼻から吸入する新型コロナワクチンを開発中。抗体が減りやすくても素早く再接種可能に
2020年07月30日
新型コロナの細胞への感染を抑える抗体、北里大などが開発
2020年05月12日
新型コロナウイルスの消毒効果が期待できる一般に市販されている製品を報告、北里大学
2020年04月21日
厚労省、やむをえない場合に医療機関で酒類を消毒液として使用することを認める通達を出す
2020年04月13日