全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。
ということで、トヤマカズユキは、改造人間となった。
これからは、改造人間還暦ライダーとして、悪の組織ショッカーと戦うのだ。
ある日、彼は オートバイ(クロスカブ)レース出場を前に、おやっさんと特訓に明け暮れていた。しかしながら、右目の視力低下(0.02)とぼやけに苦しんで、なかなか練習タイムが上がらずにいた。
そして、とうとう悪の秘密結社ショッカーの改造手術に手を染めた。ショッカーのアジトは新幹線新富士駅近くのS眼科である。

すさまじく白濁した右目画像。(写真では左側)
改造手術の段取りは次のような段階を踏む。
この白濁して使い物にならなくなった右目レンズの水晶体の部分を特殊な装置によって破砕したのち吸引して掻き出す。
水晶体を覆う膜だけを残した眼球の中に人口のレンズを装着し、膜を再結合させる。
実際に手術が行われたのは6月6日の14時10分からだ。それまでに準備やら何やらで散々待たされた。待合室の固い椅子経て、手術前の点眼用の小部屋に移動させられた。この日、8人の白内障手術が行われゆ予定で順番にその小部屋で待機させられた。手術前に7種類の目薬を、5分おきに目に入れるという。看護婦さんの、スマホタイマーがうるさい、
ワタシの順番は5番目である。ちょうど、執刀医のセンセも疲れが出てくる順番のような気もする。そんな不謹慎な事ばかり考えてしまう。

(髪の毛を完全にガードされた。不安でたまらない表情)
そして、分厚いカーテンで間仕切られたソファーをあてがわれる。ここで、20分待てと言われる。20分程度ならばどこで待っていてもそれほど影響はないのに、なぜかカーテンで閉じられたほぼ真っ暗な部屋で待たされる。こんな時は、周りの声がとても気になる。左隣の人も、右隣の人も、手術前のドキドキを付添人との談笑で紛らわせている。
おっと、そもそも手術の打ち合わせ中、ワタシは付添人の件を一度も持ちかけられなかった。どういうことだ!!!!! 看護婦さんが忘れたのか?それとも独身と見られたのか? 暗い部屋から無理して外を覗くと、手術の様子がTVモニターで判るようになっている。付添人達は、これをじっと見ているのだ。もし、この件を我が女房に伝えたらきっと休みをとってでも手術の様子を見にくることだろう。職業柄、こういうことには興味津々の性格なのだ。
次は、手術室前の部屋で、顔面固定され、右目付近を、徹底的に洗浄される。とにかくビチャビチャされてキレイにさせられる。だんだんと本番が近づき、ドキドキしてくる。ここで、血圧を自動的に測定するようにな装置をつけられた。「やばい、高血圧であることを隠していたのがばれる!!!!!」「ここで高血圧がばれて手術が中止になってしまったらそれも困る」
でも、術中に、目から血が噴き出したり、血管が破裂したりするのも嫌なので、素直に言おう。
「センセ、ワタシは通常でも血圧が高いのですが・・・」
看護婦さんが、こう切り替えしてくれた。
「術中は、誰もが血圧が高くなります。大丈夫ですよ、血圧が高くなるのが正常なんです」と。
そして、順番が来て手術室に入ることになった。「どうぞ」と促されたが、例の車いすもストレッチャーもない。なんだ、手術台には歩いていくのか。
この手術は、眼球に麻酔を塗るだけなので、手術中も目は動き何やら光のようなものはよく見える。もちろん、執刀医先生の話し声も聞こえる。
センセは、じっと光の見える方向を見ていて下さいとだけ言った。
ものが見えつつ音が聞こえつつの眼球手術は恐怖だ。
右目の周りで異物が絶え間なく動いているのも感覚で良くわかる。機械音もずっと聞こえている。
だんだんと恐怖感が増し、手術台を握る手に力が入ってきた。自分の体が相当に緊張している。「血圧は?」「220です」というやりとりが聞こえた。もしかしたら、血が噴き出すかも知れない。もう一段、全力でどこかを握った。
そうしたら、看護婦さんが僕の手を握り返してくれた。これで、一気に血圧が下がった(ような気がする)。なんと優しい手の温もりだろう。ワタシは、手を握ってくれている看護婦さんが、手術室にいる看護婦さんの中で、一番若くて美人な人であると信じた。そう言えば、もう何十年と若い女性から手を握られたことはないが、あの手の感触は、絶対に若い女性だ。(と、信じている)
メスが入れられている目で見えるものが変わった。水の中で目を開けたときのようだ。真っ白くて、水滴の輪郭だけが黒く見えるようになった。たぶん、それが、新品の人工水晶体を挿入された時なのだろう。とにかく、キレイに水のようなものが見えた。
「難しかったけど、何の問題もありません。完成です」と執刀医のセンセが教えてくれた。「難しかった?とはどういうことだろう? ワタシの目の形は人と違うのか?」
そして、このようになった。

このまま、24時間過ごすことになる。
6月7日(金)、仕事に行く女房に車を回して貰って、病院に行く。この眼帯を取ることになった。
先生が、いんぎんに外すと思いきや、受付をしたら直ぐに、看護婦さんに呼び出された。検査室に入ると、さっさと眼帯を外される。
そこには、あの眼帯を外すときに行われる荘厳な儀式はなかった。
我々昭和のおじさんがイメージする眼帯を外す儀式とは、
目の見えなかった薄幸の美少女が、病院の外に車いすで連れてこられ、先生から「さあ、今から眼帯を外しますよ。お外は見えるかしら」と言われ、ゆっくりと少しずつ包帯が外され、「ほら、目を開けてごらん」とうながされ、「見えるわ、見える。庭のお花も、蝶々もよく見えるわ!!!!! お空はこんなに青いのね・・・・・」と喜ぶアニメや2時間ドラマのワンシーンである。
実際は、病院の検査室で自分の手でバリッっとテープを剥がすだけだった。24時間、洗顔を禁止されられていたので、きっと皮膚は汚い。でも、看護婦さんよ、眼帯を取ってくれてもいいだろうに・・・・
そして目を開けてみる。何かあると大変なので、そうっと右目を開けてみる。「見える!!!!!!!」「よく見える!!!!!!!」「嬉しい!!!!!!」
その次、看護婦さんは、視力検査へとワタシを促した。
視力検査をしてみると、0.03だったワタシの視力は、1.5へと回復していった。ランドルト環のキレスジが凄くきれいにわかる。ワタシは大きな声で、「右」とか「上」とか「左」とか答えた。
そして、担当してくれた看護婦さんを前に、
「やった!!!! ワタシはとうとう改造人間になったのだ」と言い、両手でVサインをした。
その看護婦さんは、還暦老人のVサインに対して、カワイイVサインを両手でつくって答えてくれた。(この人が、手を握ってくれたに違いないと勝手に思った)
ふっと、胸のネームプレートを見て、この看護婦さんの名前を確認した。K●●さんという。(絶対に教えないよ)
この後、3日間、保護メガネをつけて生活しろという。しかも、寝るときもだ。

保護メガネ
埃とか外との接触を避けるためらしい。ワタシは、ほとんどがうつぶせ寝なので、もしこの保護メガネがなければ、枕で右目を擦ってしまったに違いない。
6/10(月)、保護メガネを取ることを許され、病院で術後検査をうけた後、5日ぶりに髪を洗った。ゆっくり風呂にも入った。
手術から今まで、洗髪を禁止され、風呂もシャワーだけ、しかも、クビから上を洗ってはいけない、と指示されていたので、この風呂は嬉しかった。
頭から足の先までゴシゴシち洗い、垢をすべて洗い落とした。 やっと、人前に出られるぞ。
そういえば、この日に執刀医殿に「術中に難しかったと言われましたが、どういう意味でしたか」と聞いてみた。
センセによると、ワタシの白内障は相当進行していたらしく、水晶体が固くなっていて、破砕するのが難しかったのだという。
昨年、小型オートバイの免許をとり、そこで極度の近視が見つかり、警察官どのに、「次の書き換えでは、通りませんよ」と言われたのが、真剣に目を治そうと思ったきっかけである。
こうして、還暦老人トヤマカズユキは、改造人間ハクナイダーとなったのだ。
そして、仮面ライダーの必殺技ライダーキック

に匹敵する、ハクナイダーの必殺技も考案した。
それは、 「必殺ハクナイダーウィンク」である。

これをうけると、どんな女性もイチコロでメロメロになのよ。
では、この必殺技をひっさげて、仕事復帰します。