転勤します(その2)
2021年3月22日 05:44
全国の毒舌ファンの皆様 おはようございます。Tommyセンセです。 3/22(月)今日も元気に某S水東高校に通勤します。
ということで、「政治・経済系情報発信ブログ」としては、
こんな写真(Twitterからの拾いもの)
このニュースに関しても言いたい。
ただ、前回のブログで、
転勤にはネガティヴな理由とポジティブな理由があると告白し、ネガティブな理由しか書いていなかった。だから、今回は、ポジティヴな理由を記すことにする。
先週の金曜日、ワタシの異動が発表になると、あれだけ転勤オーラを振りまいていたのも関わらず、全然気づかない人が多くいて、声をかけてくれる多くの人が残念がっていた。(当たり前だ、ワタシの存在を快く思わない人は声などかけてくれない)。
その「残念です、寂しいです、これから我が校はどうなってしまうのですか?」などという心優しい言葉を聞くたびに、なんとなく、2時間枠で放送する、安直なサスペンスドラマの犯人のような心境になった。
つまり、
自分勝手な恨みや私怨だけで犯罪を実行したのはいいけれど、刑事さん達に諭され、ようやく自分の行為が家族や仲間を不幸のどん底に陥れたことを理解して、ロケ地の岬の突端で泣きじゃくる身勝手な犯人。
のような感じになって、実際に気持ちも高ぶってしまった。
ただ、そんな私怨だけではない。ワタシの転勤はむしろ今後の教員人事のお手本となるべき美談に近いものになったはずである(あと一歩のところで)。
ワタシの教員人生は、静岡県の伊豆半島の突端にある静岡県下田市ではじまった。今は「下田高校」として合併してしまったが、下田南高校定時制の教員として初勤務地に赴任したのである。当時は、右も左も分からない若輩者で教員としてのスキルもなければ体の芯から漲るはずの教員魂みたいなものにも欠けていた。簡単にいえば足手まといの教員だったと思う。その下田の地で、今の女房と出会った。女房は女房で、伊豆半島の突端中の突端、下田より南にある、南伊豆分校に同期として赴任していた。この「足手まとい感覚」は30年たった今でも共有されていて、お互いに、「できれば下田の地で恩返しがしてみたい」と夕食の際に話していたこともある。
経験をかなり積んだ今なら、最初の3年間よりはお役に立つ仕事ができるだろう、とも思っていた。
しかも、静岡県の南北に長い地形の中で、伊豆半島の突端である下田市や松崎町、やや利便性は回復するが、毎日峠を越えないと通勤できない伊東市などは、“積極的に転勤したくない土地”として有名なところである。まあ、そんな田舎に誰も行きたくないのだ。そこで、我が某S岡県の教育委員会は、高校の先生に「10年3校ルール」というのを特別につくって、強制的にそのような辺境の地に教員を異動させている。10年3校ルールとは、初任採用から10年間で3校の勤務地を経験してもらい、その中に必ず「僻地などを1回課す」という仕組みである。したがって、下田のような学校は、初任校か2校目である確立が高く、人生で言えば結婚適齢期の人物が多くなるのだ。つまり、若い人だらけ、かくいう私たちもそうだった。ただ、彼らは、それほど土地に愛着がない。できれば早く転勤したいと思っている。
ならば、ワタシなんかどうでしょう? ①もう子育てが終わり、家族は経済的に自立している。②割と生きていく力はあるので、57歳でも単身赴任をいとわない。③下田市にそれなりの愛着がある。④若い教員に人畜無害であり、且つ、適切な指導も期待できる(なんちゃって)。
ほらね、こういう人物を、若者が嫌う辺境の地に赴任させることは、静岡県内教員事情の中では、最適な解答であるともいえるのです。
だからこそ、静岡県は、今後の若手教員(困難なことがあるとすぐに辞めてしまうケースもかなりある)を大切に育成するためには、(それなりに暇なジジい)教員に積極的に辺境の地に行ってもらうべきなのです。他の50代の教員に取材してみると最初の赴任地に愛着を感じている教員は案外多いことが分かった。
こうして、公務員のお手本(県民の皆様に尽くしても尽くしてもまだ尽くしたりないと思うドM思考が、公務員の本質だ)ともいうべき、人事異動の先駆けを是非やってみたい、というのがワタシの転勤におけるポジティブな理由である。
だから、残り3年となり、単身赴任をともなう場所で、ホントによかったのだ。今まで話したことは同じように管理職にも話していた。
ワタシは身勝手に、次の赴任先は下田市か伊東市だろうと勝手に思い込んでいた。伊東市の勤務でも単身赴任となる。伊東市にある高校には、昨年度、ワタシの片腕となって働いてくれた若手教員が勤めている。彼らも非情なルールによって峠を越えなくてはいけない場所に赴任させられたのだ。昨年度は、進学実績を大きく落とした年であって多くの責任はワタシにあるのだが、そんな雰囲気の中で転勤してしまった。彼らだけに大変な思いを背負わせてはいけない。
ところがところが、なんと、伊豆中央高校なのである。伊豆の中央というばまさしく、伊豆半島の中央に存在し、伊東に行くにも、下田に行くにも、松崎に行くにも、必ず通らなければならない場所にある。しかしながら、通勤できてしまう距離ではある。最近は、伊豆縦貫道なる道路ができて交通の便もかなりよくなった。きっと、県教育委員会で、不必要な忖度(そんたく、流行語)が働いたのかもしれない。・・・・伊豆という希望は尊重し、単身赴任だけはやめてやった・・・・違う違う、伊豆半島ならば単身赴任でよかったのに。
でも、転勤することには変わりはない。しかも、伊豆中央高校となると、かつて沼津商業に勤務していたころの生徒や長泉高校に勤めていたころの生徒が、ちょうど高校生の子供をもつ時期になっている。富士高校や清水東では、同級生の子供をいじめまくるという面白い経験を何度もさせてもらった(本気に解釈しないで下さい)。今度は、教えた子供の子供を教える、親子2代制覇を経験できるかもしれない。やはり、積極的な転勤であるわけです。
伊豆中央高校の保護者の皆様、積極的にカミングアウトして下さいね。
こういう顔の先生です。