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アルミと鉄で水素を蓄えられる水素吸蔵合金が作れることが判明。レアメタル不要

著者: nagazou
2021年8月6日 15:08
量子科学技術研究開発機構(QST)や東北大学、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、J-PARCセンターの研究グループは7月29日、多くの水素を蓄えられる水素吸蔵合金の製造がアルミニウムと鉄でも可能であると発表した(QST東北大学KEKJ-PARCTECH+PC Watch)。

従来の水素吸蔵合金では高価なレアメタルが必要とされており、このため低価格化が難しかった。今回開発された技術では、豊富に存在するアルミニウムと鉄でも水素が蓄えられることが判明したという。新たに開発されたAl3FeH4という水素吸蔵合金では、吸蔵された水素量はレアメタルを用いた合金と同等だったとのこと。これにより高性能な水素吸蔵合金や安価な水素吸蔵合金の開発につながるとしている。

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ナウカのスラスタートラブルで国際宇宙ステーション本体が540度回転していたことが判明

著者: nagazou
2021年8月6日 06:06
トラブル続きではあったものの、なんとか7月29日に国際宇宙ステーション (ISS) へのドッキングを果たしたとされるロシアの多目的実験モジュール「ナウカ(Nauka)」だが、実はドッキング直後にISSからクルーの緊急脱出が検討されるほどの状況に陥っていたそうだ(NASANASATwitterTheHill Space.comTECH+読売新聞SankeiBiz)。

発生した事例を並べると過去記事にもあるように、ナウカ側のソフトウェアの不良により予定外のエンジン噴射が発生。このためISS本体が損傷する事態も想定されたことから、クルーが緊急脱出も想定する「宇宙船緊急事態(spacecraft emergency)」が宣言されたそうだ。ISS側ではコントロール・モーメント・ジャイロやISSのロシア区画であるズヴェズダの推進システムで姿勢制御を試みたがうまくいかず、最終的にはISS本体が540度(約1回転半)する事態(当初報道は45度)になったとしている。このトラブルにより地上との通信も計11分間途絶えたとしている。

ここからは不明瞭な部分が多いが、どうもナウカのスラスターはロシア本国から強制停止コマンドを送っても止まらず、燃料が切れまで噴出してISSが一回転半したようだ。その後の軌道修正はロシアの無人補給船「プログレス78」のスラスターも利用して行われたとみられる。

あるAnonymous Coward 曰く、

なお、スラスター不具合の原因は「一時的なソフトウェアの不具合」と説明されている。ナウカの打ち上げからドッキングまでは他にも多くの不具合が報じられており(ただしロシア側は公式には認めていない)、現状は落ち着いてはいるようだが、将来的にNASA-ロスコスモス間の問題になるかもしれない。

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