ノーマルビュー

放送衛星を許可を得たハッカーがジャック、認証はとくに必要なかった

著者: nagazou
2022年8月29日 15:02
米ラスベガスで8月14日まで開催されていた「DEF CON」で、廃止された衛星を乗っ取り、それを使って映画を放送することに成功したことが発表された。乗っ取りを実行したのはハッカー集団「Shadytel」。休止状態にあったカナダの放送衛星「Anik F1R」をHack RFと呼ばれる1500レアル(約4万円)のデバイスを使用して接続したという。これを使って地上に向けて映画を放送したり、ハッキングイベントの様子をライブストリーミングしたりしたらしい(Yahoo!Noticiasニューズウィーク日本版)。

Anik F1RはTelesat Canadaが以前運用していたもので2020年に引退していた。この衛星はほかの衛星との衝突を避けるため、墓場軌道に移動する予定だが、DEF CON時点ではまだ北米上空の静止軌道上に浮かんでいたという。ShadytelのメンバーであるKarl Koscher氏はこの段階にある衛星のセキュリティの状況に着目。今の時点なら放送機能が使えるのではないかと考えたようだ。そこで、事業者の許可を得たうえで衛星に信号を送ると実際に使えたことが分かったという。

一連のハッキングは、衛星のセキュリティ上のリスクを検証する研究目的で行われたが、衛星に放送を行わせるのに際し、認証はとくに必要なかったという。なお衛星へ電波を送るにあたり、事業者の協力を得て、送信設備を借り受けているとのこと。

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一方、ロシアは余った天然ガスを燃やした

著者: nagazou
2022年8月29日 12:00
欧州ではロシアからの天然ガス輸入を減らし、結果としてエネルギー価格高騰などの問題を招いている。ところがロシア側は売れない天然ガスを処分するため、ただ燃やすといった行動をしているらしい。ノルウェーの民間調査機関「ライスタッド・エナジー」の分析によれば、ロシアは日量434万立方メートルのガスが燃やされている模様。1日に燃やされている分を金額に換算すると1000万ドル(13億7450万円)を超える可能性もあるようだ。このことから環境への影響を指摘する声も上がっているらしい(毎日新聞時事ドットコム)。

あるAnonymous Coward 曰く、

おそらく、パイプラインのガスをパイプラインのつながっていない他国に売るには、LNGにしてタンカー等の輸送手段も必要だが、設備が足りないのではないだろうか。 一説には、プーチンは冬にヨーロッパが天然ガス不足で根を上げるのを待っているという説があるが、そのときにすぐに輸出再開できるように、生産を止めるのではなく生産は続けて燃やし続ける選択にしたのだろうか。もったいない気もするが。

br

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