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作業に必要ないファイルにアクセスする電子機器修理サービスの担当者、依頼者が女性の場合に特に多いという調査結果

著者: headless
2022年11月26日 11:39
カナダ・グェルフ大学の研究グループが電子機器修理サービスプロバイダーによる個人ファイルの扱いを調べたところ、修理担当者が作業に必要ない個人ファイルにしばしばアクセスしており、修理依頼者が女性の場合は特に多いことが判明したそうだ (U of G News の記事Ars Technia の記事PCMag の記事論文アブストラクト)。

研究グループの調べによると、カナダで利用可能な電子機器修理サービスプロバイダーでは規模の大小にかかわらず、デバイスに顧客が保存した個人データを保護するプライバシーポリシーが用意されていないという。また、Windows 10 のプリインストールされた新品のノート PC を 6 台を購入し、オーディオドライバーを無効化して実際に修理を依頼する実験も行っている

実験では 3 台ずつ男性と女性の所有者という設定で個人ファイルやインターネットサービスのアカウント、ブラウザーの閲覧履歴などのほか、男女にかかわらず露出度の高い女性の写真 (非ヌード) を格納し、これに合わせた性別の実験者が合計 16 の修理サービスプロバイダー (全国規模 4、地域規模 4、地元業者 8) に修理を依頼。Windows のステップ記録ツール監査ポリシーを用いて修理担当者の操作内容を記録している。なお、実験にあたっては修理担当者のプライバシーにも配慮したとのこと。

このうち 2 件のサービスプロバイダー (地域 1、地元 1) では実験者の目の前で修理を終わらせており、別の地元修理業者 2 件では記録したデータが取り出せなかったという。残り 12 件のうち、4 件で修理担当者が「ドキュメント」フォルダーにアクセスしており、5 件で「ピクチャ」フォルダと露出度の高い女性の写真にアクセスしたそうだ。

こういった個人ファイルへのアクセスは修理依頼者が女性の場合に多く、男性の場合はそれぞれ 1 件にとどまる。一方、ブラウザーの閲覧履歴に修理担当者がアクセスしたのは 2 件で、修理依頼者はいずれも男性だった。このほか、2 件では修理担当者が顧客のデータをコピーしており、5 件ではアクセスしたファイルの履歴などを消去したという。

このような状況を消費者も不安に感じているようだ。112 名を対象に実施したアンケート調査では、故障したデバイスを修理しなかった人の 33 % (スマートフォン/タブレット: 79 人中 26 人、PC: 70 人中 23 人)がプライバシーを理由に挙げているとのことだ。

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日本のジャーナリスト、「事実をありのままに伝えること」はあまり重視していない

著者: nagazou
2022年11月26日 08:02
発表から時間が経過しているようだが、世界中のジャーナリズムの状況を評価するために設立されたWorlds of Journalism Studyの2012–2016年分の調査発表がネットで話題になっていたようだ。これによると、日本のジャーナリストは、「あなたの仕事で『事実をありのままに伝えること』はどのくらい重要ですか? 5段階で答えてください」という問いに「extremely important(至要)」「very important(とても重要)」と答えたジャーナリストの比率が世界的に見ても少ないものだったという(国別報告書 – WJS2 (2012–2016)Journalists in Japan水島六郎さんのツイート)。

あるAnonymous Coward 曰く、

あなたの仕事で『事実をありのままに伝えること』はどのくらい重要ですか? 5段階で答えてください」という問いに「extremely important」「very important」と答えたジャーナリストの比率
        米国 98.3%
        フランス 96.5%
        英国 93.0%
        日本 65.1%
20個ほどの「ジャーナリズムの役割候補」を並べてそれぞれの重要性を5段階で答えさせるアンケートなので恣意性はない。
The Worlds of Journalism Study が実施した68カ国横断アンケートで『事実をありのままに伝えること』がトップに来ないのは主要国で日本くらい

日本の「ジャーナリスト」たちがそれよりも段違いに(実際比率がガクンと違う)重要と考えているのが「政治リーダーの監視と精査」「時事問題の分析の提供」「人々の政治的決定に必要な情報の提供」 の3つ。

この調査は郵送によるアンケート調査によるもので、対象となった日本人747人のジャーナリストのうち、613人が男性(82.1%)、134人が女性(17.9%)だった。平均年齢は41.25歳。92.8%の記者が学士号を取得している。ジャーナリストとしての勤続年数は16.94年と約半数が17年以上の経験を持っているとされ、これは世界的に見ても勤続年数が長いらしい。

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