ノーマルビュー

シリコンバレー銀行の経営破綻で政府、全額保護へ

著者:nagazou
2023年3月13日 12:00
【追記】 米財務省と連邦準備理事会(FRB)、連邦預金保険公社(FDIC)は12日、SVBの顧客は13日から預金にアクセスが可能になると発表した。「13日から預金全額にアクセスできる」とした上で破綻により「いかなる損失も納税者が負担することはない」と表明した。報道によればイエレン米財務長官は預金者を完全に保護する方法で破綻処理を完了する措置を承認したとしている(日経新聞ロイター)。その少し前に管財人であるFDICがSVBの売却に向けた競争入札を開始したとも報じられている。預金保険対象外の預金支払いにSVBの売却資金をあてることが目的だという(日経新聞)。

米SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀行(SVB)が10日に経営破綻した。同行の資産規模は全米16位で、2022年末の総資産は2090億ドル(約28兆円)だった。これは日本の大手地銀グループに匹敵する破綻規模のようだ。米連邦預金保険公社(FDIC)が管財人となり預金を保護する。破綻の要因としては、米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げによって取引先の新興企業の資金繰りが悪化した。その結果、預金引き出しが加速し預金額が減少したことにあるという(NHK読売新聞日経新聞)。

加盟銀行が破綻した場合、1人当たり原則25万ドル(約3400万円)までの預金が保護されるとのことだが、22年末の預金残高約1750億ドルのうち89%に当たる約1560億ドル(約21兆円)は預金保護の対象外。同行はシリコンバレーなどのスタートアップ(新興企業)を主な貸出先となっており、多くの企業の資金繰りに影響するとみられている。

またこうしたSVBに資金を依存していたベンチャー企業の中にはクラウドサービスを展開している企業もあり、一部にはクラウドサービスが停止する可能性も出ていたようだ(なるがみさんのツイート)。

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