ノーマルビュー

柔道整復師の試験漏洩事件、摘発後の合格率が「過去最低」に

著者:nagazou
2023年3月30日 13:05
昨年、柔道整復師の国家試験で、公益財団法人の元理事ら2人が試験問題を漏洩させていた事件が発覚している。この事件では2022年2月、柔道整復師の国家試験の問題に関する情報を事前に仙台市の専門学校に漏らすなどし、柔道整復師法違反の罪に問われている。1月におこなわれた公判では元理事ら2人は起訴内容を認めているという(TBS NEWS DIG[動画] NHK)。

この摘発後、初めての国家試験が今月おこなわれたが、国家試験の合格率が過去最低になっていたことが判明したという。厚労省によると、摘発後に初めて実施された国家試験では合格率が49.6%で、過去最低だった2017年度の58.4%をおよそ9ポイント下回っていたことが判明。合格率が急激に下がったことから、業界関係者は問題漏洩が全国的に広がっていた可能性があると指摘しているという(TBS NEWS DIG)。

あるAnonymous Coward 曰く、

漏洩事件に関わった元試験委員の男性が勤務していた「東京柔道整復専門学校」は、新卒の合格率が去年98.6%に上っていましたが、今年は66.9%となり、32ポイントも激減しました。
学校の担当者は「漏洩に関与したとされる教員ら5人は国家試験対策の授業をしていたが、摘発後に退職し、授業の質が落ちた」とコメントしています。

凄い反省の弁だ。

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米連邦地裁、Internet Archiveの無断でスキャンした書籍の貸し出しにフェアユースを認めず

著者:nagazou
2023年3月30日 08:08
headless 曰く、

米ニューヨーク南部地区連邦地裁の John G. Koeltl 判事は3月24日、権利者に無断でスキャンした書籍を貸し出す Internet Archive (IA) を大手出版社が訴えている裁判で IA のフェアユースが認められないとする略式判決を出した (裁判所文書: PDFTorrentFreak の記事Neowin の記事Internet Archive Blogs の記事)。

IA は所有する紙の書籍をスキャンして電子書籍化し、貸し出すサービスを権利者に無断で行っている。Controlled Digital Lending (CDL) という仕組みにより同時貸し出し数を所有部数に制限することで貸し出しの正当性を主張しているが、2020 年 6 月には米大手出版 4 社が IA を提訴した。IA 側は出版社の複製権や上演権を侵害したことについては否定せず、フェアユースを主張。一方、出版社側はフェアユースに当たらないと主張し、双方が略式判決を申し立てていた。

判事はフェアユースの要件である (1) 商用・非商用などを含む利用の目的や特徴、(2) 著作物の特質、(3) 著作物全体に対する使用量、(4) 利用による著作物の価値への影響、という 4 点について総合的に検討した。(1) に関しては、IA による利用が過去の判例で重視されてきたが必要最低限のものだけを取って新たな価値を生み出す変容的利用にあたらないと判断。商用・非商用の別についても、IA が寄付を受け付け、提携した古本店から売り上げに応じた手数料を得るなど IA が主張するような完全な非商用ではないと判断している。

また、IA はファーストセールドクトリンにより著作物の複製を販売した時点で出版社の権利が消尽するとも主張したが、無断複製が認められるようにはならない。さらに IA は所有部数と同数のデジタルコピーを貸し出す権利があるとも主張したが、そのような権利はなく、提携図書館が紙の本の貸し出しを制限しているかどうかも確実ではなかったという。これらのことから、(1) に関しては IA が著作物に対する慣習的な代償を支払わずに悪用したと判断している。

(2) については創造的な表現物である書籍の内容が著作権保護の主要な目的に合致しており、単純にコピーして貸し出す行為がフェアユースにあたる可能性は低いと判断。(3) は著作物全体であり、(1) により全体の利用はフェアユースとして正当化できないこと、(4) はフェアユースとして認められない市場で競合する代替品にあたることを挙げ、すべての要件でフェアユースが認められることはないと判断した。

IA ではこの判決について、CDL を利用する全米の図書館が影響を受け、作者や読者にも損害を与えるものだなどと主張し、支持を呼び掛けている。

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科学技術週間の「一家に1枚」。今年のテーマはウイルス

著者:nagazou
2023年3月30日 05:38
文部科学省は毎年、4月の科学技術週間にあわせて学習資料「一家に1枚」の制作をおこなっている。国民が科学技術に関する知識に触れる機会を増やすことが目的。今年は理化学研究所が企画した「ウイルス~小さくて大きな存在~」がその中の一つとして選定されたという。このポスターでは、COVID-19の流行により、社会・経済全体に大きな影響をもたらした「ウイルス」をテーマに、ウイルスが地球上でどのような存在であるのかを人間社会や自然環境の観点で多角的に紹介しているとのこと。3月24日からダウンロード用画像が文部科学省の科学技術週間で公開されている(文部科学省第64回科学技術週間理化学研究所)。

pongchang 曰く、

科学技術の理解増進施策の一環として,学習資料「一家に1枚 ウイルス ~小さくて大きな存在~」及び科学技術週間告知ポスターを制作し,ウェブサイトへの掲載を開始します。
特設ウェブサイト( https://www.ims.riken.jp/poster_virus/ )は令和5年度科学技術週間(令和5年4月17日(月曜日)~23日(日曜日))にあわせ,4月上中旬に公開予定です。
各科学館,博物館等での配布については,科学技術週間の始まる令和5年4月17日(月曜日)以降順次配布される予定です。配布に御協力いただく全国の科学館・博物館等及び科学技術週間協力機関の一覧は文部科学省の科学技術週間のページ( https://www.mext.go.jp/stw/ )にて公開しておりますので,ご覧ください。(告知)

植物や魚も含む、ウイルス一般で、病気として毛嫌いするだけではなく、クリ胴枯病菌のヴァイロコントロールやiPSの遺伝子改変など役に立つことも説いている。

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