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ノーマルビュー

Received — 2026年8月20日 ⏭ tommy先生の「世相を斬る」

なぜ左ピッチャーは160㎞の速球が投げられず、また、なぜ人間は右利きが多いのか? Tommyセンセが答えます。

著者: tommyjhon
2026年8月20日 16:02
全国の毒舌ファンの皆様、今日は。Tommyセンセです。

ということで、無職の老人が日中、唯一楽しみにしているのが、メジャーリーグの生中継。ゴールデンタイムとは違って誰ともチャンネル争いで競合せず、どのチャンネルを見ようかという葛藤も存在しない、とっても気楽な時間である。
 
 したがって、毎日、大谷や村上の打席を見、その他のメジャーリーガー達のプレーを楽しんでいる。
ただ、過去に
なぜ左ピッチャーは160㎞を投げられないのか : tommy先生の「世相を斬る」
このようなコラムを書いたことがあり、選手が左打ちなのか右打ちなのか?スイングにどういう特徴があるのか、ピッチングフォームにどういう特徴があるのか、などなどそれなりにじっくり観察している(野球素人ではありけれど)
 メジャーリーグに比べると、日本のプロ野球やまして高校野球などは、球は遅いし打球も飛ばないので何も面白くない。高校野球は番組製作の都合上多くをドラマ仕立てにして(地元チームへの思い入れなど)盛り上げているが、投げる・走る・打つというプレーの一つ一つは、絶対にメジャーに敵わない。


 まあ、どのレベルの野球でも同じことだが、野球というのは、つくづく右投げ左打ちに有利なスポーツである。ここまで露骨に右投げや左投げに差別的なスポーツは他にない。そもそも、野球は、捕手・二塁手・三塁手・遊撃手の4ポジションは右投げでないと務まらない仕組みになっている。しかしながら、打席だけは逆に左打ちが格段に有利である。打ってから走るべき塁間は、右打席と左打席で1㍍以上違っている。日本でのメジャー人気を支えている大谷や村上は、右投げ左打ちの選手であって、この有利さをとことん活かしている選手である。


 大谷や佐々木は右ピッチャーで、二人とも常時160㎞以上を投げる。今メジャー一番の剛速球の持ち主は、ブルワーズのミジオロウスキー投手で、時速168㎏だという。もうすぐ170㎞ではないか!!!!!! ところがメジャーリーグを見ても左ピッチャーで常時160㎞を投げることの投手はいない。逆に、打者では右打ちよりも左打ちの選手が目立っていて、大谷・村上・シュワーバー(フィリーズ、昨年大谷からホームラン王を奪った男)・佐藤輝(阪神、来年はたぶんメジャー)・筒香など、打率はさておき、「遠くへ飛ばす」ことに関しては左打ちが際立っている。世界の王選手も左打ち。


①なぜ右ピッチャーは160㎞以上を出すことが出来るのか? ②なんで左打つの選手はホームランバッターが多いのか?
そして、AIでも明確には判らないとされている、③なんで人間は右利きが多いのか? の3つの疑問を全て解決するのが、身体の構造である。(左ピッチャーと右ピッチャーの違いに関しては、元東海大翔洋中学野球部監督の弓桁義雄監督が、20年ほど前に言及している)


 人間の身体は真正面や真後ろから見ると左右対称に出来ているが、内蔵までを考えると対象構造になっていない。人間は、脳・目・肺などは左右対称だが、一番大切で重たい臓器である心臓は左側にある。ということは、右と左で同じ身体の動きをしても右を動かすのと左を動かすのでは、左側を動かす方が身体全体に負担がおおきいのである(心臓が重たいので)。身体を回転させた場合、心臓を軸に右手をぐるっと回す動作と、右胸(心臓はないけれど)を軸に左手をぐるっと動かす動作(ラケットを水平に振る感じ)をしてみるとよい。実は、心臓が存在する左胸を軸にして身体を回転させた方が、楽にできるのである。ワタシは左利きで投げるのも打つのも左であるが、単純に身体を中心にして右手を回す(水平に)方が、左手を水平に回すよりも楽に出来る。 


 野球での右ピッチャーの投球フォームは、心臓のあたりを中心軸として心臓からは一番遠い指先を思いっきり遠心力で振り回す感じになる。だから160㎞以上の速度で右手を振り回すことができる。
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(写真はミザロウスキー。心臓を軸に右腕と右指先をぶん回している)


逆に左利きだと、投球フォームで回転させるはずの左胸にかなり重たい臓器を抱えていることになり、スムーズな回転軸がつくれない。
こんどは、バッティングだ。打球を力強く遠くへ飛ばすためには、バットの先を大きな遠心力で振り回さなければならないが、左打ちの場合、心臓付近を中心にして右胸右腕上腕。そじて前腕と手のひら、これらの部位を振り回す形になる。逆に、右打ちの場合は右肩あたりを中心に(重たい)心臓が存在する左胸を思い切り回転させなければスイングが出来ない。
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(カイルシュワーバー選手。左の心臓を軸に、右肩・右肘・右前腕を回している)


だから、右投げ左打ちの選手の中で、大谷という唯一無二の選手が登場したのである。
 もちろん、これだけで野球ができるわけではなく、野球の上手い下手にはもっと多くの要素がある(どのスポーツも同じだけど)。ただ、人間のからだは左右対称に見えるが、臓器を含めれば左側がかなり重たいという構造を考えれば、なんとなく野球の不思議がわかってくるものだ。


 同じことで、人類に右利きが多いことも説明できる。人類として人間が進化していく過程(特に二足歩行以後)で、左腕(左手)というのは、心臓を守るため最後の手段として使われる役割を持っていたのではないか? つまり、左手に常に胸の前で守る役割を与え、攻撃やその他の作業に関しては右手で行う。こういう役割分担をさせていると右手が器用に動く方が都合がよく、それが遺伝形質に伝えられて、とうとう生まれてくる赤ちゃんの90%以上が右利きとなったわけだ。


 ワタシのスポーツ遍歴の多くは百人一首競技かるたなのだけれど、この競技でも右利きの選手と左利きの選手では「札を取る」という単純な動作でもやはり違いがある。
この続き、誰かどこかの大学ラボで研究してくれないかなあ?


 追伸:(ワタシを含めて)左利きには天才が多い、もしくは特殊な才能をもつ人間が多いと言われているが、そこまでは説明できない)
 
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