ノーマルビュー

米レコード会社曰く、EFF はいつも著作権侵害者の味方

著者: nagazou
2022年1月28日 16:04
headless 曰く、

米国のレコード会社がストリームリッピングサイト運営者を訴えた裁判で、レコード会社側が EFF を著作権侵害者の味方だと評している (TorrentFreak の記事裁判所文書)。

この裁判は youtube-dl を使用するストリームリッピングサイト flvto.biz と 2conv.com の運営者、ロシアの Tofig Kurbanov 氏を Universal Music Group などが著作権侵害で訴えているものだ。当初 Kurbanov 氏は裁判で争う姿勢を見せていたが、バージニア東部地区連邦地裁に命じられたユーザーのアクセスログ記録と原告側への引き渡しを拒否。連邦地裁は原告側の申立を認め、懈怠判決を言い渡した。

判決を受けて原告側は 8,300 万ドル近い損害賠償を要求しており、12 月に下級判事が要求通りの賠償金支払いを命ずるよう連邦地裁に勧告した。一方、Kurbanov 氏側は youtube-dl を GitHub に復活させた EFF の書状を理由として、youtube-dl を使用したストリーミングリッピングサイトは技術的保護手段を迂回しないなどと反論している。

これに対し原告側は、EFF が党派色の強い権利擁護団体であり、普段から著作権侵害者に味方しているとしつつ、書状が本件とは無関係なことを指摘している。

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EFF、DMCA 迂回禁止条項が違憲だと主張する裁判で控訴

著者: nagazou
2022年1月18日 07:06
headless 曰く、

EFF は 12 日、米著作権法 1201 条 (DMCA 迂回禁止条項および取引禁止条項) が言論の自由を定めた合衆国憲法修正第 1 条に違反するとして米政府を訴えている裁判で、コロンビア特別区連邦控訴裁判所に控訴した (プレスリリースNeowin の記事裁判所文書)。

この裁判の原告はジョンズホプキンス大のコンピューターサイエンス教授とシンガポールのエンジニア、およびエンジニアが経営する会社であり、EFF は代理人として 2016 年に訴訟を提起した。

1 審のコロンビア特別区連邦地裁では米政府側の棄却申立を一部認め、1201 条が原告の言論の自由を侵害すると主張する部分を残して棄却。1201 条自体が違憲との主張は認めず、EFF 側が請求した DMCA に対する事前差止は却下されていた。

EFF は控訴にあたり、1201 条が研究やソフトウェアの作成、それらの成果の発表といった言論の自由の権利行使を犯罪行為にし、著作権法の形で修正第 1 条に反する検閲体制を作っているなどと批判している。

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EFF、Chrome 拡張機能プラットフォームの Manifest V3 に対する批判を強める

著者: headless
2021年12月18日 15:30
Google が 1 月から Chrome ウェブストアで Manifest V2 拡張機能の新規登録を停止するのを前に、EFF は Chrome 拡張機能プラットフォームの Manifest V3 に対する批判を強めている (Deeplinks Blog の記事 [1][2]Neowin の記事The Register の記事)。

Google は信頼できる Chrome 拡張にするための対策の一つとして Manifest V3 を 2018 年に発表した。Manifest V3 ではコンテンツブロッキング用途での Web Request API 使用が非推奨となり、Declative Net Request API がブロッキング用に追加される。

しかし、Declative Net Request APIではChromeが拡張機能からブロッキングルールを受け取って処理するため、フィルタリングの自由度が低下するなどと批判されている。また、当初はルールの数が3万件に制限されており、広く使われているEasyListのルールだけでも制限を超えると批判を受け、15万件まで拡大されることになった。

GoogleはManifest V3によりプライバシーとセキュリティ、パフォーマンスが向上すると主張するが、EFFは同意しない。EFFによれば、Manifest V3でも悪意ある拡張機能の登場を防ぐことはできず、その一方でイノベーションを阻害し、拡張機能の能力を低下させるほか、現実的なパフォーマンスを阻害するという。

EFFはリモートでホストされるコードの禁止を正しい判断だと述べる一方、Manifest V3に組み入れなくてもポリシー変更で対応できると指摘している。

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HTTPS Everywhereが自前ルールセットの更新を終了へ

著者: nagazou
2021年5月7日 17:03
あるAnonymous Coward 曰く、

電子フロンティア財団(EFF)は4月15日、Tor Projectと共同開発しているWebブラウザ拡張機能「HTTPS Everywhere」のルールセットHTTPS Everywhere AtlasDuckDuckGo Smarter Encryptionに切り替える方針を明らかにした(EFFの発表)。発表文はDuckDuckGoとの提携を強調するものだが、詳細を説明したブログによると、自前のルールセットを段階的に廃止したのち、なんと拡張機能それ自体の廃止に取り組む予定なのだという(EFFのブログ)。

HTTPS Everywhereは、ルールセットに基づいてHTTPアクセスをHTTPSに置き換える、またはすべてのHTTPアクセスを強制的にHTTPSに置き換える機能を備え、AMOではユーザー数トップ20に数えられる人気の拡張機能。2010年にリリースされて以降、RFC 6797-HTTP Strict Transport Security (HSTS)の標準化、Google ChromeのHSTS Preloadリスト策定、常時SSL(AOSSL)の普及といった環境の変化を経て、最近ではMozilla FirefoxのHTTPS-OnlyモードMicrosoft EdgeのAutomatic HTTPSなど、ブラウザにHTTPS Everywhereと同等の機能を内蔵する動きが進んでいる。

元々HTTPS Everywhereはいつの日か必要とされないことを究極の目標に掲げており、その本懐を果たしつつあるというのが根幹にあるようだ。EFFは将来的にDuckDuckGo Privacy Essentialsに移行するか、デフォルトでHTTPSを使用するブラウザを使用することを推奨している。

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FSF運営チーム、執行役員をはじめ3名が辞任へ

著者: headless
2021年4月3日 19:11
FSF執行役員のJohn Sullivan氏をはじめ、FSF運営チームのメンバー3名が辞任することが発表された(FSFのブログ記事The Registerの記事)。

辞任するのはSullivan氏のほか、副執行役員のJohn Hsieh氏とCTOのRuben Rodriquez氏。辞任の日付は未定となっており、Sullivan氏のツイートによれば新メンバーへの移行が完了するまで現職を務めるとのこと。現在、FSFスタッフ・理事のリストでは3氏の肩書に「Outgoing」と付記されている。

辞任の理由は一切説明されていないが、RMSことRichard M. Stallman氏の理事職復帰に関連するとみられる。Sillivan氏はStallman氏復帰について表立った見解を示していないようだが、FSF公式Twitterアカウントが投稿した「LibrePlanet関係者や出演者、出展者、スポンサーはStallman氏の復帰について一般発表されるまで知らなかった」とするツイートをリツイートしていた。

これに先立ってFSF理事職を辞任したKat Walsh氏は、Stallman氏の復帰に反対票を投じたと述べている。一方、FSFではWalsh氏に代わってIan Kelling氏が理事に就任したことを発表するブログ記事をはじめ、Stallman氏がLibrePlanetでFSF理事復帰を発表した3月21日以降のブログ記事でStallman氏に言及するものはない。

Stallman氏は2019年、未成年者との性行為を容認するような発言で批判を受け、FSFプレジデントおよび理事職を辞任した。Stallman氏の復帰にはフリーソフトウェア界が強く反発しており、4月3日夕方の時点でFSF理事全員の解任を求める公開書状に署名した組織は60を超え、署名した個人は3,000人を超えている。公開書状に署名していないEFFRed HatなどもStallman氏復帰に反対しており、Red HatはFSFおよびFSFがかかわるイベントへの資金提供を取りやめると発表している。

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EFF曰く、スモールビジネスを守ると称してAppleを批判するFacebookのキャンペーンはお笑い草

著者: nagazou
2020年12月23日 06:04
headless 曰く、

EFFは18日、FacebookがAppleからスモールビジネスを守るために立ち上がると称して開始したキャンペーンに対し、お笑い草だと批判している(Deeplinks Blogの記事9to5Macの記事Mac Rumorsの記事)。

Facebookのキャンペーンは、iOS 14/iPadOS 14/tvOS 14ではAppTrackingTransparencyフレームワークを通じてユーザーの許可を得なければアプリでユーザーをトラッキングできなくなることに反対するものだ。しかし、ユーザーにはトラッキングを許可/拒否する権利がある。Facebookなどはユーザーの行動をトラッキングした結果に基づくターゲティング広告の優位性を主張するが、その売り上げの大半をデータブローカーが手にするという研究結果も数多い

そのため、EFFではこのキャンペーンの目的について、Facebookがアプリにユーザーデータを怪しいデータブローカーへ販売・共有させ、ユーザーの行動すべてを追跡する帝国を築き上げたことからユーザーと政治家の目をそらすことだと指摘する。

EFFはAppTrackingTransparencyがアプリ自身によるファーストパーティーのトラッキングやユーザーデータ収集に影響がないことを指摘しつつも、Appleがユーザーのプライバシー保護に大きな一歩を進めたと称賛。トラッキングで利益を上げるデータブローカーの一つにGoogleを上げる一方で、AndroidもAppleに追従すべきだと促している。

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GitHubから削除された「youtube-dl」関連プロジェクトが復活へ。違反の事実はないと判断

著者: nagazou
2020年11月19日 18:05
アメリカレコード協会(RIAA)からの要請により、10月23日にGitHubから削除されていたyoutube-dl」プロジェクトが現地時間の11月16日に復帰した。復帰までの経緯はGitHubの公式ブログに記載されているが、日本語ではマイナビの記事が詳しい(GitHubブログマイナビ)。

今回の復帰には電子フロンティア財団(EFF)が一役買っていたようだ。EFFのの弁護団から送られてきた書簡の内容などから、GitHub側はyoutube-dlのライブラリが、RIAAの申し立てはDMCAの第1201条に違反している事実はないと判断。復帰につながった模様(CNET)。

GitHubは今後の方針として、著作権侵害が明らかな場合は削除を行うが、削除の前に所有者に対して問題を修正する機会を与えること、1201条に基づく削除要請は専門チームによりレビューを行い、不当な申し立ては拒否、合法な場合は削除前に所有者に通知を行うとしている(ITmedia)。

あるAnonymous Coward 曰く、

先日話題になった、 RIAA からの DMCA notice によって GItHub から削除された youtube-dl だけど、無事に GitHub へ復帰したみたい。
RIAA が口実にしたテストコードの中にあったミュージッククリップのダウンロードを削除した対応かな。

詳しくは GitHub のブログを参照
https://github.blog/2020-11-16-standing-up-for-developers-youtube-dl-is-back/

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EFFのブラウザー拡張機能「Privacy Badger」を特徴付ける機能、デフォルトで無効に

著者: headless
2020年10月10日 19:11
Electronic Frontier Foundation(EFF)は7日、Webサイトによるユーザー追跡を検出・遮断するブラウザー拡張機能「Privacy Badger」で、主要機能である新しいトラッカーを学習する機能のデフォルト無効化を発表した(Deeplinks Blogの記事The Registerの記事)。

EFFは2月、トラッカー学習機能に関連するセキュリティー上の問題が複数存在するとGoogle Security Teamから報告を受けていたという。その一つは深刻な問題であったため、すぐに該当機能を削除している。もう一つは今回デフォルト無効化の選択理由となった問題で、「アクセスしたWebサイトの挙動に応じてブロックするものを選択する」という動作がフィンガープリンティングに使われる可能性や、アクセスしたページに関する情報を(ファーストパーティーストレージから)抽出される可能性が指摘されていたそうだ。

Googleが報告した内容は純粋にPoCであり、実際にこの機能が悪用されている証拠をEFFでは確認していないという。トラッカー学習機能は「長大なトラッカーリストを維持しなくても新しいトラッカーをブロックできる」というPrivacy Badgerを特徴付ける機能だが、念のためデフォルトでの無効化を決めたとのこと。新しいトラッカーを学習しなくなる代わり、これまでインストール時から変更されることのなかった既知のトラッカーリストは将来のPrivacy Badgerアップデートで更新されるようになる。

なお、学習機能自体は残されており、Privacy Badgerの設定画面で「General Settings→Advanced→Learn to block new trackers from your browsing」にチェックを入れれば有効化できる。

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