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JAXAの小型月着陸実証機SLIM、太陽光発電が開始され運用を再開

著者: nagazou
2024年1月29日 16:04
AC0x01 曰く、

月面着陸の成功後に太陽電池が発電せず復旧を目指すとしていたJAXAの小型月着陸実証機SLIMだが、28日夜に通信が回復。復旧したことが発表された(公式Xアカウントのポスト, NHK)。

SLIMは着陸時のテレメトリーや小型ロボットSORA-Qにより撮影された着陸後の写真から、太陽電池パネルが西を向いてしまっていることが確認されており、時間が経過して太陽光が西から差すようになれば発電することが期待されていた。28日夜に再起動して通信が再開していたようで、公式Xアカウントでは科学観測が開始されたことと、最初に撮影された写真がともにポストされている。結果的にエンジンと着陸のトラブルを除くと、ミッションのほとんどは無事に達成できそうで喜ばしい。

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JAXA、SORA-Qが撮影したSLIMの着陸写真を公開。メインエンジン1基が停止していた

著者: nagazou
2024年1月26日 15:12
AC0x01 曰く、

月面着陸に成功したものの太陽電池が電力を発生しないトラブルに見舞われている小型月着陸実証機SLIMだが、JAXAは25日、100m精度のピンポイント着陸の技術実証が達成できたとみられることと、小型ロボットSORA-Qが着陸後のSLIMの撮影に成功していたことを発表した(着陸結果の発表, 撮影成功の発表)。

まず着陸についてだが、データの分析を行った結果、SLIMは当初の目標着地地点から東側に55m程度の位置で月面に到達していることが確認されたという。SLIMは高度50m付近までは3~4m程度という極めて高い精度で着地地点に降下したが、障害物回避マヌーバの直前に2基のメインエンジンの1基が推力を喪失。ソフトウェアは自律的に異常を判断し、もう1基のエンジンで出来るだけ位置を調整しながら降下を行っていたとのこと。エンジンの機能喪失原因は、エンジン外の何らかの外的要因と考えられるが調査中としている。

次に写真についてだが、こちらはSLIMに搭載されていた2機の超小型機のうち、タカラトミーなどと共同開発したLEV-2「SORA-Q」が写真撮影に成功しており、その中に着陸したSLIMが映し出されていたという。写真のSLIMはスラスターを上に、頭から地面に着地するような姿勢になっており、想定されていた二段階着陸ではなく不時着のような印象ではあるが、月面に降り立っていることが確認できる。予想外のエンジントラブルがあった中では、うまく着地できたと言えそうである。

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JAXA、小型月着陸実証機SLIMの復旧に向けて準備を進める

著者: nagazou
2024年1月24日 12:28
headless 曰く、

月面着陸に成功したものの太陽電池が電力を発生しないトラブルに見舞われた小型月着陸実証機 SLIM だが、JAXA では太陽光の当たる角度が変われば発電が可能と見込んで準備を進めているそうだ (The Register の記事)。

JAXA は復旧運用時に過放電で機能喪失したバッテリーによる再起動阻害を避けるため、バッテリー残量 12% の時点でバッテリーを切り離したという。これにより、探査機は着陸から 2 時間 37 分後の日本時間 1 月 20 日 2 時 57 分に電源オフとなったが、それまでに取得した技術データや画像データの地上への送信は完了している。

テレメトリーデータによると SLIM の太陽電池は西を向いており、今後太陽光が西から当たるようになれば発電の可能性があると考えられるとのこと。SLIM は太陽電池からの電力のみで動作することが可能であり、現在復旧に向けて準備を進めているとのことだ。

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月面に着陸したJAXAの小型月着陸実証機SLIM、太陽電池が電力を発生しないトラブル 2024年01月21日

月面に着陸したJAXAの小型月着陸実証機SLIM、太陽電池が電力を発生しないトラブル

著者: headless
2024年1月21日 09:57
JAXA は 20 日、小型月着陸実証機 (SLIM) の月面着陸を確認した (プレスリリース着陸ライブ・記者会見動画)。

着陸が確認されたのは日本時間 1 月 20 日 0 時 20 分 (19 日 15 時 20 分 UTC)。着陸後の通信は確立しており、月への降下途中に分離した小型プローブ (LEV) からの電波も受信できているという。一方、太陽電池は電力を発生していない状況であり、バッテリーモードでの活動は数時間しか持続できないとのこと。ただし、他の機器が健全な状態にあって太陽電池のハードウェアのみが故障したとは考えにくいため、今後 1 か月の間に太陽の角度が変わることで電力が発生して再び活動可能になる可能性もある。

SLIM は着陸試行時に予定通りの軌道を描いており、目標としていた 100 m 精度のピンポイント着陸はほぼ成功したと考えられるが、正確な情報の分析には 1 か月ほどを要するとのことだ。

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政府、宇宙戦略基金として10年間で1兆円を支援へ

著者: nagazou
2023年11月9日 15:05
AC0x01 曰く、

政府は2日、デフレ完全脱却のための総合経済対策の中で、新たに10年間総額1兆円規模の「宇宙戦略基金」を設置し、JAXAを通じて民間の宇宙開発を支援させることを閣議決定した(デフレ完全脱却のための総合経済対策資料, 東京新聞, 朝日新聞, Yahooニュース)。

詳細は、宇宙ベンチャーのISTの稲川社長の解説ツイートが分かりやすいが、基金の規模は10年間で1兆円(年間1000億円)で、JAXAが直接活用するのではなく、JAXAを通じて宇宙開発を行う大学や民間企業に拠出して宇宙産業を育成という形になるようだ。日本の宇宙開発はこれまで官中心の宇宙予算が年間2~3000億円で、純粋に1000億円増えるのであれば波及効果は大きそうである。文科省では早速23年度の補正予算案で1500億円を計上する予定とのこと。

ただし、過去の日本の宇宙開発では、ISSやIGSなど宇宙で新しいことに手を出す際に、予算を増やすと言っておきながら実際にはJAXAの既存の予算を削って捻出した前科があるため、X上などでは素直に信用できないという反応もあるようだ。

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JAXA、三井物産をISS実験棟「きぼう」後継機の概念検討の実施者に選定

著者: nagazou
2023年9月21日 06:03
三井物産は14日、JAXAから米国商業宇宙ステーションに接続できる日本実験棟後継機の概念検討を担当する事業者として選定されたと発表した。国際宇宙ステーション(ISS)は、2030年末まで運用され、それ以降に退役となる予定(三井物産リリースUchuBiz)。

JAXAは、地球低軌道(LEO)での活動を重要視しており、開発中の米国商業宇宙ステーションにきぼう後継機を接続し、宇宙空間や無重量環境での実験などを行う考えを示している。三井物産は宇宙ステーション補給機「こうのとり」の後継となる「新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)」の一部改修開発をベースに、日本モジュールの開発仕様、スケジュール、リスク分析、費用算定、実施体制などを検討するとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

選定の話はともかく、きぼう後継機を米民間宇宙ステーションに接続する方針というのがちょっと驚き。

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JAXAと三菱重工業、次世代ロケット向けにメタンを燃料とするエンジンの開発に着手

著者: headless
2023年9月17日 15:21
AC0x01 曰く、

日経新聞が 9 月 17 日に報じたところによると、JAXA と三菱重工業が 2030 年ごろ初飛行する H3 の次の次世代ロケット向けに、メタンを燃料とするエンジンの設計に今夏より着手しているという (日本経済新聞の記事)。

JAXA の次世代ロケットのロードマップでは燃料について既存の水素と併記する形でメタンについても記述されていたが、メタンでの開発に着手したと報じられたのはこれが初であろう。メタンはロケット燃料としては扱いやすいケロシンと、比推力の高い水素の中間的な性質を持つ。推力が高いため固体ロケットブースターが不要で、かつ煤が出ないなどロケットの再使用に向いており、近年注目が高まっている (IHI のメタンエンジン解説: PDF東洋経済のロケット燃料の解説記事)。米 SpaceX や Blue Origin がメタンロケットの開発を進めるほか、先日は中国の民間企業が世界初のメタンロケットの打ち上げを行った。

ただ、JAXA は2009年に開発中止した GX ロケットのエンジンとして、メタンを主成分とするLNG (液化天然ガス) を使う LE-8 エンジンを IHI と開発しており、三菱重工業とのエンジン開発となっていることに SNS 上では疑問を呈する声もあるようだ。

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H-IIAロケット47号機が打ち上げ成功

著者: nagazou
2023年9月8日 12:00
三菱重工業とJAXAは7日8時42分11秒(日本標準時)、H-IIAロケット47号機を使って、X線分光撮像衛星(XRISM)と小型月着陸実証機(SLIM)を種子島宇宙センターから打ち上げることに成功した。23年3月に起きたH3ロケット初号機の失敗後、国産ロケットの打ち上げは一時停止状態にあり、今回の成功は日本でのロケットフライト再開を意味することになる(三菱重工リリースsoraeTECH+)。

またH3ロケット初号機で問題となった第2段はH-IIAとも共通部分が多く、H3ロケットの問題に対する対策を含む内容となっていた。打ち上げ成功後、XRISMは高度550kmの円軌道に投入され、SLIMは月への高精度着陸技術の実証を目指す実証機として運用される予定。 XRISMは、X線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の後継という位置づけで、ひとみで起こった事故に対する対策などが施されている。SLIMは月への高精度着陸技術の実証を目指した実証機で、2台の小型ローバー「LEV」を搭載している。

あるAnonymous Coward 曰く、

H-IIAロケットは50号機で引退予定だが、先日のH3ロケットの打ち上げ失敗がH-IIAとの共通部の可能性があるということで、打ち上げが延期されるなど心配されていた。無事に打ちあがったことで、H3やイプシロンの打ち上げ再開にも繋げていって欲しいところである。

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JAXA、H3ロケット試験機1号機打ち上げ失敗の原因究明に結論

著者: nagazou
2023年8月29日 14:05
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日、今年3月に発射に失敗した主力ロケット「H3」の初号機が打ち上げに失敗した原因を発表した。JAXAは、打ち上げ失敗は2段目の「LE-5B-3」エンジンに搭載された機器の一部の損傷に起因するものであると結論づけた。原因の損傷要因としては、部品に過度の電圧がかかりショートした可能性など三つの可能性が挙げられ、そのうち「H2A」ロケットと共通の部品が関与するケースが二つ、「H3」専用の機器が関与するケースが一つあったとされている(H3ロケット試験機1号機打上げ失敗原因調査状況[PDF]NHK朝日新聞日経新聞sorae)。

あるAnonymous Coward 曰く、

エレキ屋としてはpdf資料31ページの「故障シナリオNo.15 エキサイタ フィルタ組立の故障」の記述が気になる
写真はトロイダル・コアに巻いたコイルだと思われるが、振動であちこち接触するというのはそもそも設計がおかしいのではないか?
地上で使う普通の電子・電気機器でも重量のある大型のトロイダル・コアはコイルの巻き線ごとがっちりクランプで固定するか、全体を樹脂を固めてケースにいれたものを使う
搭載する衛星は加振テストをするのに、ロケット本体の制御機器は加振テストをやっていないのだろうか?

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イプシロンSロケット第2段モーター、地上燃焼試験で爆発

著者: nagazou
2023年7月18日 12:00
7月14日9時1分頃、秋田県能代市で行われた小型ロケット「イプシロンS」の第2段エンジンの燃焼試験中に爆発が発生した。「イプシロンS」は従来の「イプシロン」の改良型として開発が進められてきたもの。今回試験されていたの第2段エンジンは、推進力を従来の1.3倍に増加するため、燃料を約15トンから約18トンに増やし、容器の全長を30センチ大きくした新型だった(読売新聞NewsDigestNHKライブ中継時の動画)。

実験場では9時00分から、開発中の小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の第2段エンジンの地上燃焼試験が行われていた。試験開始直後に炎と煙が噴射されたものの、約1分後に爆発音が鳴り、施設の一部が破壊されたとしている。消防隊が駆けつけて消火し、約2時間後に火は鎮火した。けが人はいなかった。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)によれば、データからは点火から20秒後に圧力が予測より高くなり、57秒後に圧力が開放されたことが判明しているという。JAXAは現在、原因究明を急いでいる。この事故により、来年度に予定されている初号機の打ち上げスケジュールの遅れも懸念されている。

あるAnonymous Coward 曰く、

https://newsdigest.jp/news/71ad10cf-2a40-4029-81ef-cb868b92409f

まだ速報の段階でニュース記事などはほぼ上がっていない感じですが、ライブ動画の右下の時間が21m08sになる辺りで爆発しています。
https://www.youtube.com/watch?v=VHngCQLJDAY

↓は今回の地上燃焼試験の事前の解説記事です。
https://spacemedia.jp/technology-and-engineering/9533

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月探査機EQUULEUSは通信途絶、OMOTENASHIも通信回復せず

著者: nagazou
2023年6月29日 16:13
AC0x01 曰く、

JAXAは6月27日に開催された文部科学省の有識者会議で、昨年11月にSLSにより打ち上げられた小型衛星「EQUULEUS」と「OMOTENASHI」の近況を報告した。両探査機とも通信が行えない状態にあるという(JAXA資料, 読売新聞)。

EQUULEUSはラグランジュ点から観測を行う小型探査機で、打ち上げ後は2023年末のラグランジュ点到達を目指し順調に飛行を続けていたが、5月18日より探査機からの電波が確認できなくなっているという。5月23~25日にかけて地球に接近した際に大型望遠鏡により観測が行われた結果、探査機が回転していることが示唆されたため、電源が枯渇して無制御で回転している状態と推測されている。原因については解析中。今後は太陽電池に光が当たって充電されるタイミングを待ちながら探索運用を継続するが、今のところ通信は復帰していないとのこと。

一方のOMOTENASHIは、打ち上げ直後に異常回転が発生して制御を失ったが、その後も2023年3月頃から太陽電池に光が当たって充電される可能性があるとして、一部可能な実験を行うことが検討されていた。しかしこちらも現時点で通信は復帰していないという。OMOTENASHIの探索運用は9月末まで続けるとしている。

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H3ロケット2号機は衛星搭載せず打ち上げへ、早期再打ち上げ目指す

著者: nagazou
2023年5月29日 15:12
文科省とJAXAは24日、2023年3月に失敗したH3ロケット試験機1号機の結果を踏まえ、次の「H3」の試験機2号機の打ち上げ形態の変更などの方針を決めたという。2号機に関しては予定していた衛星「だいち4号」の搭載を見送る方針。その代わりにロケットの飛行データなどを取得する装置を代わりに搭載するという。また2号機は当初、固体燃料補助ロケット(SRB)を使わない予定だったが、実績ができたタイプ1をベースにしたタイプ1Aエンジンを準備するというバックアッププランに変更。1号機と同じSRB付きにして、早期の打ち上げを目指すとしている(TECH+時事ドットコムNHK)。

あるAnonymous Coward 曰く、

要点はこの辺か。
・2段エンジン不具合の原因はショートか漏電と思われるがまだ特定できず。
・2号機の積み荷は「だいち4号」ではなくダミーペイロードに。SRBやエンジンの構成も1号機と同じ形態に戻す。
・2号機は改良型のタイプ2のLE-9エンジンを使用する予定だったが、まだ共振問題が起きていることから1号機のものに近いタイプ1Aを使用する。

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イプシロン6号機の打ち上げ失敗の原因を特定、製造時の部品損傷で配管塞がる

著者: nagazou
2023年4月20日 15:07
AC0x01 曰く、

昨年10月に打ち上げに失敗したJAXAのイプシロン6号機について、JAXAは18日、姿勢制御装置 (RCS) の燃料タンク内にある部品が製造時の不具合によって損傷し、配管を塞いだことが原因と明らかにした(報告書, 毎日新聞, 朝日新聞, NHK)。

イプシロン6号機の事故では、事故直後から2段目のRCSの片側で異常が発生して姿勢を制御できなくなったことが判明、さらに2月にはダイアフラムと呼ばれる燃料タンク内のゴム膜が閉塞を起こしたことまで特定されていた。今回の報告では、製造時にダイアフラムのシール部分を誤って噛み込んだまま溶接をしてしまうと、噛み込まれた部分が損傷・破断してしまい、そこから推進薬が漏れて閉塞が発生することが再現されたとしている。加えて、この現象は既存の製造時の検査では検出できない可能性があったことから、これを失敗の原因と結論付けている。

JAXAでは対策として燃料タンクの設計変更を行うとともに、このダイアフラム式タンクが既存の宇宙機でフライト実績のある品として確認も不足していたことから、今後はそうした部品も開発当時の設計の考え方や使用条件の根拠などに立ち返って確認を実施するとしている。

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H-IIAロケット47号機の打ち上げも延期に。H3と同じ部品を使用のため

著者: nagazou
2023年4月5日 15:11
読売新聞の記事によれば、「H2A」47号機の打ち上げが夏以降に延期されることになったという。打ち上げに失敗した「H3」1号機で異常が起きた可能性のある装置が、H2Aにも使われていることを考慮しての措置とされる。H3の以上の原因となった第2段エンジンの電源系統はH2AとH3でほぼ共通しており、詳細な原因が判明するまでは打ち上げを見送る必要があると判断したという。H2Aの47号機は、JAXAの月面探査機「SLIM」などを搭載し、5月に打ち上げられる予定だった。月への軌道の関係で、次の打ち上げ機会は夏以降になるという(読売新聞sorae)。

あるAnonymous Coward 曰く、

H3が直るまでH-IIAで代用どころか、全部飛ばなくなってしまった。

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JAXAとGPI、宇宙からの観測により海上風速データを可視化。洋上風力発電に活用

著者: nagazou
2023年3月21日 05:06
JAXAは13日、再生可能エネルギー事業者のグリーンパワーインベストメント(GPI)と協定を締結し、宇宙からの観測により海上風速データを「風の地図」として可視化し、洋上風力発電事業での適地選定の効率化に向けた検証を実施すると発表した。宇宙からの観測により風の地図の作成は日本初の試みだという。両者が結んだのは「超広帯域電波デジタル干渉計(SAMRAI)の洋上風力発電分野利用の検討」に関する協定(グリーンパワーインベストメントリリースUchuBiz環境ビジネスオンライン)。

JAXAの「SAMRAI」を搭載した衛星群から、マイクロ波計測技術により全天候海上風速データを取得して作成する。 SAMRAIは超広帯域での電波スペクトルの観測であることから、雲や雨など天候の影響を受けずに精度の高い海上風速を観測できるとされる。これにより、洋上風力発電事業での適地選定の効率化に向けた検証を実施していくとしている。

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H3 ロケット 1 号機、エンジン不着火の原因は搭載機器の過電流か

著者: headless
2023年3月18日 15:38
AC0x01 曰く、

JAXA は 16 日、2 段目エンジンが着火せず打ち上げ失敗に終わった H3 ロケット試験機 1 号機について、これまでの調査結果を宇宙開発利用に係る調査・安全有識者会合で報告した (NHK ニュースの記事朝日新聞デジタルの記事 科学ライター大貫剛氏による会合の文字起こしツイート)。

報告によれば搭載機器の過電流検知により電気系統が遮断されて着火しなかった可能性が高いという。確認された事象としては「V-CON2 (飛行制御コンピューター)からECB(エンジン制御コンピューター)に点火指示が送られた直後、A系B系ともに自己診断プログラムが電源の電圧・電柱異常を検知。その後、エンジンバルブが作動せず、着火に失敗」というものだという。ただし、実際に過電流が流れたのか、それとも誤検知かといった点については現時点では分かっていない。

今回問題が起きた ECB 以下の電気機器は H-IIA ロケットと同等であり、H-IIA に問題が波及する可能性が懸念されている。一方で自己診断機能が搭載されたのは H3 ロケットからということで、科学ライターの大貫剛氏は、今までも起きていた過渡的な現象を自己診断プログラムが異常と判断した可能性を指摘し、冗長系の両方を同時に切ってしまう仕組みに疑問を呈している。

V-CON2A/2B が 2 段推進系コントローラ (PSC2) 経由で 2 段エンジンのコントロールボックス (ECB) へ着火信号 (SEIG) を出力し、ECB が SEIG を受信するまでは正常だったが、直後に A 系・B 系ともにエンジン駆動電源の異常を検知したため、下流機器への電源供給を遮断。同時にニューマティックパッケージ (PNP) へ供給する駆動電圧が A 系・B 系ともに下降したという。

両系統のエンジン駆動電源でほぼ同時に異常を検知するケースとしては、PSC2 による過電流の誤検知や、下流機器の正常動作範囲での過大な消費電流、下流機器の短絡等による過電流といった可能性があり、確認するための試験を実施中とのことだ (有識者会合資料1: PDF)。

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ファミリーマート、縦読みでJAXAにエール

著者: nagazou
2023年3月17日 14:31

ツイートにネタを仕込むことも多いファミリーマート公式ツイッターだが、9日におこなわれた「ファミマのコーヒー」の宣伝ツイートの中で、いわゆる縦読みを仕込んでいたようだ。元のツイートはこうで(ファミリーマート公式ツイッターJ-CASTニュース)。

自信をもって販売中のファミマのコーヒー
「やばい、コンビニでもここまでの
クオリティになるのか」と思って頂けるよう
さらに進化して新摘みブレンドとして販売。
まめはブラジル セラード産の最高等級豆。
けっして甘くない審査を通
ることができた旬
なコーヒーをぜひご賞味ください

というもので文頭部分を縦読みすると「自やクさまけるな(JAXA負けるな)」と先日のH3ロケットの打ち上げ失敗を受けてJAXAにエールを送る内容となっている。このツイートに対して、JAXA側も15日に「ふあみまありがと」と縦読みで返礼を返している(JAXA新事業促進部ツイート)。

なお、J-CASTニュースがファミマの広報に確認したところ、「チャレンジするほうのコンビニだからこそ、新しい事に挑戦をしているJAXAに共感し、応援の気持ちを込めたメッセージを発信いたしました」との回答があったとのこと。

あるAnonymous Coward 曰く、

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H3ロケット試験機1号機、第2段エンジンに点火せず打ち上げ失敗

著者: nagazou
2023年3月7日 12:00
AC0x01 曰く、

先日の打ち上げ中止を経て、改めて3月7日午前10時37分に打ち上げられたH3ロケット試験機1号機だが、第1段は順調に飛行を続けたものの、第2段分離後にエンジンが点火せず、打ち上げに失敗した(NHK)。

JAXAの打ち上げ実況では、第2段分離後に第2段エンジン点火のお知らせがなく、速度も上がらなくなったことから、困惑のコメントが溢れていたが、点火しなかった模様である。その後に指令破壊の信号が送られ、ロケットは破壊されたとのこと。新開発のLE-9エンジンを搭載した第1段ではなく、第2段のトラブルというのは意外ではある。

今回の機体は試験機であったが、コスト削減のためにダミーペイロードではなく、280億円をかけて開発した地球観測衛星「だいち3号」を搭載してしまったため、試験機だから仕方ないとも言えない事態である。HII-Aの生産が終わっていることもあり、日本の宇宙開発に大きな影響を与えそうである。

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JAXA、H3 ロケット試験機 1 号機の打ち上げスケジュールを 7 日に再設定

著者: headless
2023年3月5日 15:43
JAXA は 4 日、H3 ロケット試験機 1 号機の打ち上げスケジュールを 7 日に再設定したと発表した (プレスリリース)。

2 月 17 日に予定されていた打ち上げはロケットの自動カウントダウンシーケンス中に異常が検知されて中止となった。JAXA は 3 日、「機体と地上設備の電気的離脱時に発生する通信・電源ラインの過渡的な電位変動の影響により1段機体制御コントローラが誤動作したものと考えられる」との調査結果を発表し、必要な対策処置を完了する見通しが得られたとして打ち上げスケジュールを 6 日に再設定していたが、当日の気象条件が整わないことが予想されるため 7 日に再設定したとのこと。

現時点での打ち上げ時間帯は日本時間 3 月 7 日 10 時 37 分 55 秒 ~ 10 時 44 分 15 秒、3 月 8 日 ~ 10 日に予備期間が設定されている。7 日の打ち上げ可否については今後の気候状況を踏まえて再度判断するとのこと。

これについて あるAnonymous Coward 曰く、

電気的離脱 (電源ラインの遮断?) 時に発生した過渡的な電位変動により半導体スイッチが誤作動したということで、電位変動が小さくなるように電気的離脱のタイミングを 10 ms 単位でずらすよう対策したとのこと (記者説明会動画)。

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H3ロケットの打ち上げ中止、電源供給系統のトラブルと判明

著者: nagazou
2023年2月27日 17:04
JAXAは22日に開催された有識者会合において、17日に打ち上げを中止したH3ロケットに関する原因調査にに関する調査報告を公開した(JAXATECH+産経新聞)。

当日の状況としては、ロケットの打上げ条件成立後、点火信号を送信しようとする直前になって1段機体制御コントローラが異常信号を検知。飛行制御ソフトウェアが以降のシーケンスを停止したとしている。原因に関しては、現時点では機体や地上設備の電気的な挙動が影響を与えた可能性が高いところまで原因を絞り込んでいるとのこと。JAXAは、3月10日までの予備期間中の打ち上げを目指すとしているものの、見通しは不透明となっている。

あるAnonymous Coward 曰く、

現在は発生した現象が特定された状態。何故この現象が起きたのかは引き続き調査中のようだ。

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