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SpaceX、衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響を低減するため日よけ付き衛星を開発

著者: headless
2020年5月2日 17:18
SpaceXは同社の衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響を低減するため、日よけ付きの人工衛星「VisorSat」を開発したそうだ(SpaceXのニュース記事SlashGearの記事SpaceNewsの記事GeekWireの記事)。

SpaceXの衛星コンステレーションは地球低軌道からブロードバンドサービス「Starlink」を提供するためのもので、既に400基以上のStarlink衛星が打ち上げられている。しかし、Starlink衛星は日の出前と日没後に太陽の光を受けて明るく輝くことから、天体観測への影響が指摘されている。

SpaceXでは反射を低減するため、地球に向けられるアンテナ部分を黒く塗装した「DarkSat」衛星を開発して1月に打ち上げている。DarkSatは運用軌道上で従来機よりも55%暗くなり、肉眼では見えない程度になったという。しかし、黒い表面には衛星の温度を上昇させるという問題があり、反射を完全に防ぐこともできないため、VisorSatの開発へ移行したとのこと。VisorSatは電波を透過する素材で作られた日よけを装備しており、運用軌道上で展開する。これにより衛星本体の温度を上昇させることなく、反射を防ぐことが可能になる。VisorSatのプロトタイプは5月に打ち上げ予定で、6月以降に打ち上げるStarlink衛星はすべて日よけを装備する計画とのことだ。

なお、Starlink衛星のフライトは(1)軌道上昇、(2)高度380 kmの待機軌道、(3)高度550 kmの運用軌道、という3つの段階がある。運用軌道では太陽電池パネルが「鮫の背びれ」のように衛星本体の上に立った状態になるが、軌道上昇中は衛星本体の前に太陽電池パネルが並ぶ「開いた本」のような状態になる。これにより軌道上昇中は太陽電池パネル部分の反射も問題になるため、SpaceXでは全体を傾けて太陽光が縁にだけ当たるようにする運用もテストしているとのことだ。

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NASA、核がばらばらになった彗星C/2019 Y4(ATLAS)の映像を公開

著者: headless
2020年5月2日 13:32
NASAは4月29日、核が崩壊してばらばらになった彗星C/2019 Y4(ATLAS)の映像を公開した(NASAのニュース記事The Registerの記事SlashGearの記事Science Dailyの記事)。

映像は4月20日と23日にハブル宇宙望遠鏡が撮影したもので、前者は30個の、後者は25個の断片が確認できる。20日と23日の間に外観が大きく変わっており、それぞれの断片を特定することは難しいが、断片は小さいものでもそれぞれ家ぐらいの大きさだという。

昨年12月に発見されたATLAS彗星は5月23日に地球へ再接近し、5月31日には近日点に達することから相当な明るさになることが期待されていた。しかし、3月末から光度が低下して核崩壊の可能性が指摘されており、4月11日にはアマチュア天文学者José De Queiroz氏が3つの断片に分かれたATLAS彗星の撮影に成功していた。

核の崩壊は彗星消滅の主な原因とも考えられているが事前の予想は難しく、今回のように数多くの断片が輝いて見える崩壊直後の映像が得られる機会は少ないようだ。核崩壊は彗星内部で昇華したガスが均一に放出されないことにより発生するなどと予想されており、今回の観測データが核崩壊の仕組みを知る手掛かりになることも期待されている。

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米海軍、UFO映像を正式に公開

著者: headless
2020年4月29日 15:25
hylom曰く、

米国防総省が「未確認航空現象」の動画3本を公開した(CNN.co.jpの記事共同通信の記事)。

過去にリークしていた動画が正式に公開されたもので、米海軍が撮影したものであることは既に公表されていた。国防総省は「映像の真偽や、他にも何か写っているのではとの推測について整理するため」公開を決めたという。

なお、これを受けて日本の河野太郎防衛大臣は各自衛隊に対し、万が一UFOに遭遇した場合にどのように対応を行うかの検討を求めるという(産経ニュースの記事)。ただ、河野大臣はUFOを信じてはいないとのこと。

動画は2004年11月に撮影された1本と、2015年1月に撮影された2本。2007年と2017年に非公式に公開されていた。これらの動画は既に機密指定が解除されており、公開しても未確認航空現象による領空侵犯の調査に影響することはないと判断されたとのこと(プレスリリース)。動画は海軍航空システムコマンド(NAVAIR)の連邦情報公開法(FOIA)による公開文書のページから入手できる。

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消えた系外惑星、そもそも惑星ではなかったとの研究成果

著者: headless
2020年4月25日 13:32
現在は観測できなくなっている系外惑星Fomalhaut bの実体は惑星ではなく、氷微小惑星が衝突してできた塵の雲だったという研究成果をアリゾナ大学の研究者チームが発表した(UANewsの記事NASAのニュース記事論文アブストラクト)。

Fomalhaut bは地球から25光年の距離にある恒星Fomalhaut(みなみのうお座α星)系にあり、ハブル宇宙望遠鏡(HST)による2004年と2006年の観測データをもとに、2008年に太陽系外惑星として発表された。ドップラー分光法やトランジット法といった間接的な方法ではなく、初めて視覚的に存在が確認された系外惑星の一つだ。ただし、視覚的に確認された他の系外惑星とは異なり、大きさからみて主星の光を反射しているだけとは考えられない明るさで輝く一方で、天体表面の温度が高くて輝いているなら検出されるはずの赤外線も検出されない。また、軌道がFomalhautを囲む塵の円盤内を通過するにも関わらず摂動がみられないことなどから、本当にFomalhaut bが惑星かどうかについては議論の対象となっていた。

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