
headless曰く、
2017年にバグが確認されたRockwell Collinsのフライトマネージメントシステム(FMS)について、米連邦航空局(FAA)が耐航空性改善命令(AD)を5月20日付で発行している(PDF、The Register)。
この問題は2017年、ボンバルディアCRJ-200型機がカナダ・フォートセントジョン空港に向けて進入復行した際、FMSマップに誤った旋回方向が表示されたことで発覚した。航空管制を行うNav Canadaから報告を受けたRockwell Collinsが確認したところ、同社のFMS「Pro Line 4」および「Pro Line 21」のバグで、離陸時や進入復行時に上昇目標高度を手入力、または気圧高度計の自動温度補償をオンにした場合、事前に設定されていた旋回方向の指示が消えてしまうことが判明する。さらに最短距離の旋回ルートを再計算して置き換えるため、正しいルートが最短距離でなければ誤った旋回方向が指示されることになる。
問題が発生した場合、(自動温度補償をオンにしている場合はオフにしてから)処理(出発またはアプローチ)を選択しなおせば復旧するが、事故の可能性もある危険なバグだ。Rockwell Collinsは2017年にこの問題を運用者へ通知(OPSB: PDF)しており、2018年には航空機飛行規程に追加する高度編集の制限に関するサービス情報と、自動温度補償の無効化を指示するサービス情報を発行している(FAQ)。一方、FAAは本件に関するAD発行へ向けた規制制定案告示(NPRM)を2018年に発行していた。今回のADは6月24日に発効し、Rockwell Collinsのサービス情報に従った対応を12か月以内に行うよう命じている。プログラム修正は行われないようだ。
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