新型コロナ管理支援システム「HER-SYS」、誤入力などさまざまな問題を抱える
医療機関からのファックスによる連絡を受けて、保健所が感染者のデータを入力していたことからミスやデータ反映の遅さなどが指摘されたために、導入されたシステムだ。しかし、現時点では医療機関がHER-SYSに直接情報入力している割合は41%にとどまり、50%が紙での提出を続けているとしている(厚生労働省資料3[PDF]、過去記事)。
入力している割合が低い理由としては入力に必要な項目が多く、病院側の負荷が高いことなどがあったという。このほか病院側としては保健所から紙の発生届の提出を求められる。2段階認証が面倒、サインイン時間が短く、別作業をするとサインアウトしてしまい不便などの問題点が指摘されていたようだ。
自治体側も60%がほぼすべてのデータを医療機関の代わりに入力していたとのことで、自治体が代行入力する必要のない例はわずか4%程度だったとしている。病院側が入力する場合でも入力ミスが多発して、修正を余儀なくされている指摘が出ているようだ。
厚生労働省が9月28日に開いたワーキンググループではこうした問題が指摘され、対策について検討された模様。入力項目数が多いという問題に関しては、HER-SYSへの入力は入院症例に限定し、これまで検査で陰性だったの場合の入力を不要にするなどの対策が取られることになったとしている(厚生労働省資料2[PDF])。入力ミスに関してはデータチェックの仕組みを構築し、複数の期間でチェックすることで対処していくとしている(厚生労働省資料1[PDF])。
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