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市販の洗口液・うがい薬製品を使用することで、ヒトコロナウイルス(HCoV)を不活性化できる可能性を示す研究成果をペンシルベニア州立大学などの研究グループが発表している(ペンシルベニア国立大学のニュース記事、 SlashGearの記事、 論文)。
研究はSARS-CoV-2に対する不活性化効果の調査を目的としたものだが、SARS-CoV-2は高価で入手性が低く、バイオセーフティーレベル3の環境が必要となることから、ヒトコロナウイルス229e(HCoV-229e)を代用している。HCoV-229eとSARS-CoV-2は病原性が明らかに異なるが、同科のウイルスであり、非常に似通った構造を持ち、ともに呼吸器感染性ウイルスであることから、一般に代用として使われているとのこと。
実験はHCoVに感染させたHuh7細胞を試験管内で製品と混合し、常温で30秒・1分・2分後のウイルス活性を調べるというもの。使用した製品は有効成分別に過酸化水素(1.5%) 3製品、塩化セチルピリジニウム 1製品、シネオール+チモール+サリチル酸メチル+メントール 4製品のほか、ベタジン(ポビドンヨード)5%水溶液で、いずれも30秒で90%~99.99%のウイルスが不活性化されたという。
当初、シネオール+チモール+サリチル酸メチル+メントールを有効成分とする製品はListerine Antisepticのみで実験が行われたが、効果が特に高かった(30秒で99.99%以上)ことから同じ有効成分の3製品を追加したそうだ。追加した3製品は有効成分が同じにもかかわらず効果は若干低く、30秒で99%~99.99%となっている。
また、鼻腔洗浄の効果を調べるため、市販の鼻腔洗浄液(有効成分は炭酸水素ナトリウム+塩化ナトリウム)と、副鼻腔炎の治療に用いられるジョンソンベビーシャンプー1%水溶液を使用した実験も行われた。市販の鼻腔洗浄液で効果はみられず、ベビーシャンプー溶液では30秒で90%~99.9%、2分で99.9%~99.99%のウイルスが不活性化されている。
今回の研究は試験管内での実験結果に基づくもので、実際に口をすすいだ場合には結果が異なる可能性もある。口腔・鼻腔洗浄に一定のウイルス不活性化効果が期待できることが示されたとはいえ、実際に感染が抑制できるかについてはさらなる研究が必要になる。なお、Listerine Antisepticは国内で「薬用リステリン」として販売されている製品のようだが、発売元のジョンソン・エンド・ジョンソンはCOVID-19の予防や治療を意図した製品ではないと説明している。
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「コン右側車線を、あずまぜき・とうどうに向かって走行してください」等と意味不明の言語を発する模様。テスラのナビ機能はスピードメーターやドアロック解除と同じコンピューターに組み込まれている独自開発のソフトで、社外ナビとの交換や増設はできない。
という感じで、東関東道を「あずまぜき・とうどう」と読むなど、もはやナビを使うとどこに行けば分からなくなるレベルであるようだ。
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2020年10月7日のおはbiz「ハイレゾイヤホン ヒットの秘密はガラケー」によると、群馬県高崎市のo2aidの積層圧電スピーカーとマグネチックスピーカーを同軸配置して広い音域を実現したハイレゾイヤフォンintime碧(SORA)lightがテレワーカーに人気であるが、その技術の発祥が注目されている。
ここで使われている積層圧電スピーカーは、元々は京セラがスマートソニックレシーバーとして展開して自社の携帯電話に搭載おり、高音域の特性がよくノイズを防ぎやすいことから聴覚障害者に人気であったが、欠点として低音域の特性に難があり、2018年頃に発売したガラホKYF38や高齢者向けスマホBASIO3を最後に普通のマグネチックスピーカーに戻しているが、o2aidではこれをマグネチックスピーカーを組み合わせることで解決したとのことです。
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2020年のノーベル化学賞はドイツ・マックスプランク感染生物学研究所のエマニュエル・シャルパンティエ氏(フランス出身)と米カリフォルニア大学バークレー校のジェニファー・A・ダウドナ氏が共同受賞した。授賞理由はゲノム編集手法の開発(プレスリリース、 一般向け情報、 詳細情報)。
シャルパンティエ氏は化膿レンサ球菌の研究をしていた際、これまで知られていなかった「tracrRNA」という分子を発見する。シャルパンティエ氏の論文はtracrRNAが細菌の自然免疫システム「CRISPR/Cas」の一部であり、DNAを切断することでウイルスを無力化するCas9タンパク質の機能を決定付けることを示した。この論文を発表した2011年、シャルパンティエ氏は講演に訪れたプエルトリコでダウドナ氏と偶然出会い、互いの研究内容を話し合った末に共同研究の開始を決める。共同研究では細菌がDNAを切断する「ハサミ」を試験管内で再現することに成功し、分子の構成要素を単純化して容易な使用を可能にした。
自然の状態で遺伝子のハサミはウイルスのDNAを認識して切断するが、2氏は再プログラムにより任意の位置でDNA分子を切断することが可能になることも証明。これによりCRISPR/Cas9がゲノム編集ツールとして利用できるようになり、基礎研究や病害虫に強い作物の開発、がんや遺伝病の治療法の研究など幅広い分野で爆発的に利用が進んでいる。2氏が開発した遺伝子のハサミはライフサイエンスの分野に新しい時代を開き、さまざまな形で人類に大きな利益をもたらしたとのことだ。
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2020年のノーベル生理学・医学賞は米国のハービー・J・オルター氏とチャールズ・M・ライス氏および英国のマイケル・ホートン氏の3氏が共同受賞した。授賞理由はC型肝炎ウイルスの発見(プレスリリース、 詳細情報)。
ウイルス性肝炎を引き起こす肝炎ウイルスには、飲み水などを通じて感染する急性のA型肝炎ウイルスのほか、輸血を通じて感染する慢性の肝炎ウイルスの存在が1940年代から知られていた。1967年にはバルーク・S・ブランバーグ氏が輸血を通じて感染するB型肝炎ウイルスを発見し、1976年ノーベル医学・生理学賞を受賞している。当時米国立衛生研究所(NIH)で輸血患者の肝炎発症を研究していたオルター氏は同僚とともに、新たにB型肝炎ウイルスが発見されたことで輸血による肝炎の症例が大きく減少する一方、引き続き多数の症例が出ていることを示す。A型肝炎ウイルスの検査法も同時期に開発されており、A型でもB型でもない未知の肝炎ウイルスの存在が明らかになった。
その後10年以上にわたって未知の慢性肝炎ウイルスは発見されなかったが、ホートン氏は同僚は感染したチンパンジーの血液から採取したDNAフラグメントのクローンと患者の血清を用い、ウイルスタンパク質をコード化するDNAフラグメントを特定。その後の研究でクローンはフラビウイルス属のこれまで知られていなかったRNAウイルスから派生したものであることが確認され、C型肝炎ウイルスと名付けられた。さらにホートン氏のグループはC型肝炎ウイルス感染者の血液を識別する方法を確立し、輸血による肝炎を大幅に減少させた。
ただし、この段階ではC型肝炎ウイルスが単独で肝炎を引き起こすのかどうかわかっていなかった。ライス氏は日本の国立がん研究センターの下遠野邦忠氏(当時)のグループと共同で、C型肝炎ウイルスの複製にかかわるゲノム領域を特定。C型肝炎ウイルスが輸血を通じて肝炎を引き起こすことが証明された。3氏によるC型肝炎ウイルスの発見は血液検査による感染防止や治療薬の迅速な開発を可能にした。現在のところC型肝炎ウイルスの撲滅には至っておらず、世界中で血液検査や治療薬を利用できるようにする取り組みが今後の課題になるとのことだ。
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9月27日よりコーカサス地方のアルメニアとアゼルバイジャンが、兼ねてより領有権を巡って争っていたナゴルノ・カラバフ地域を巡って大規模な衝突を続けている。戦闘開始直後から、アゼルバイジャンの公式アカウントがYouTube等でドローンがアルメニアの基地や戦車を撃破する動画を上げるなど、ドローンが大きな戦果を挙げている様も話題となっている(Togetterまとめ, HuffingtonPostの記事)。
ナゴルノ・カラバフは元々アゼルバイジャン領であるが、アルメニア人も多く住んでおり、ソ連からの独立時に帰属を巡って戦争となり、以後周辺地域と共にアルメニアの占領地となっている。今回の衝突では、アゼルバイジャン側がイスラエル製の「ハーピー」と呼ばれる自爆型のドローンを積極的に用いて攻勢を仕掛けており、これによってアルメニア側の対空システムや戦車などが撃破される映像が同国国防省から公開されている。またより大型のトルコ製のUAV「バイラクタルTB2」も投入しているようで、これも戦果を挙げているようである。
ただし、アゼルバイジャン政府がこれまで200両の装甲車両や30の防空システムを破壊しと発表している一方、これは戦果をかなり盛った発表だという見方もある。一方アルメニア側は、首相がTwitterで戒厳令と成人男子の総動員をツィートするなど、かなり苦境に陥っているようだ。
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胎児の心臓ができる際に多く見られるラミニン等のタンパク質を高濃度に加えて培養、心臓発生に適合した条件を構成することで、マウスのES細胞は心筋細胞などに変化、11日目に直径1ミリ程度の小さな心臓のようなものができたとのこと。このミニ心臓は、実際の心臓と同じく心房や心室などを持ち、機能面でも拍動且つ筋収縮制御が発生しているほか、本物の心臓で発生する心房から心室への興奮の伝播なども再現されているという。
同研究チームでは、薬剤安全性評価などに利用できる可能性があるとしている。
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東京消防庁は119番通報を声だけでなく、映像も併用して通報できる仕組みを導入するそうだ。この新システムは「Live119」システムとよばれ、9日から試験導入が行われているという。状況を映像で確認できるようにすることで救命率の向上につなげるとしている(ITmedia)。
東京消防庁における試験導入では、東京23区内での通報が対象になるそうだ。消防指令センターが119番通報の発信者を確認すると、その発信者に対してURLを送るのだという。そのURLを開くとビデオ通話に切り替わるという仕組みであるらしい。受信した動画は消防指令センターから救急隊に画像を転送することもできるとしている。
すでに神戸市消防局などで運用されているとのこと。ちなみに全国初導入は兵庫県小野市だそうだ(神戸市、兵庫県小野市消防局)。
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JAXAが燃料効率に優れた世界最速のヘリコプター開発を目指しているそうだ。目標速度は時速500キロメートル。現在、比較的早い機体でも時速278キロメートル程度だとされる。ドクターヘリ用途などが考えられているようだ(ニュースイッチ)。
JAXAの開発している機体は、メインローターのほかに本体後部に推進用のローターを取り付ける構造で、米国のシコルスキー・エアクラフトが現在開発中の「S-97 RAIDER」に近い方法で高速化を図っている(S-97 RAIDERの動画)。
大きな違いとしては、RAIDERはメインローターに二重反転プロペラを採用しているのに対し、JAXAが提案している高速ヘリコプターはメインローターは一般的なシングルロータータイプであること。機体にはフラップ付きの大型の翼が設けられ、その両端にも小型のプロペラが取り付けられているのが特徴。
シングルタイプの場合は、機体の逆回転を防ぐためのアンチトルク用ローターが必要になるが、JAXA案では翼の両端に付いた小型ローターがアンチトルク用として機能するという。このアンチトルク用のローターは、それほどのパワーがいらないため電気駆動方式だそうだ。
前方への推力はエンジンに直結した後部のローターで得る構造となっている。このためメインローターの角度を変えて推進力を得る一般的なヘリコプターと異なり、機体が前のめりに傾くことがなく、空気抵抗を減らすことがで高速化が期待できるとしている。またこれに合わせてローターブレードの形状も最適化したものが設計され、特許も取得しているそうだ。今後は航空機メーカーと共同研究を進め、実機開発に結び付けたいとしている。
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自分の声は都内近郊の収録スタジオに行って収録する必要があるようだ。最終的には完成した合成音声を元にしたパソコン用とスマートフォン用の音声制作ツールが使えるようになるらしい。このツールではゆっくりやボイスロイドのようにテキスト入力で自分の声が再現できるそうだ。その人固有の抑揚や声のリズム感についても合成音声に反映できるとのこと。
メーカーの想定では講演やプレゼン用途、声が出せなくなる病気などに備えた対応、死後でも話ができる的なものが考えられている模様。商用的な用途では多くの縛りがあるボイスロイド系と異なり、自分の声なら制約はないのでYouTuberなどに需要が出そうな気はする。
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AI技術の発展により、人間の顔を別人に入れ替えたり表情を変えることのできるディープフェイク技術が広がりつつある。米大統領選挙の実施が近づいている現在、影響力の大きな有名人などに成りすまし、世論誘導を行う被害の増加が予想されている。そこでMicrosoftは9月1日、ディープフェイクを識別するための技術を開発したそうだ(Microsoft、Engadget、GIGAZINE)。
Microsoftによると偽情報にはさまざまな形態があり、単一の技術だけで判別ができないという。そこで今回、Microsoftは複数の手段や技術を組み合わせる方法を提示している。一つは改ざんされた動画や写真を見分けるための「Video Authenticator」。これは写真や動画のなかにあるフェージングやグレースケール境界の不自然な部分を検出し、人工的な加工されているかをスコアで表示するというものだ。
もう一つは本物であると確認されたコンテンツを保証する技術。こちらは二つの方法を組み合わせて提供される。一つはオリジナルのコンテンツプロデューサーが、コンテンツにハッシュと証明書を付与するというもの。Azureに搭載されるツールとして提供される。もうひとつは登録された内容を、ブラウザー拡張機能や他の形式で確認できるリーダー機能。ハッシュと証明書を確認してユーザーに正しいコンテンツであることを示すことができるそうだ。
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