ノーマルビュー

OneWebとStarlink、軌道上での衝突を回避していた

著者: nagazou
2021年4月12日 14:09
headless 曰く、

OneWebの衛星とSpaceXのStarlink衛星が軌道上での衝突を回避していたそうだ(The Vergeの記事)。

OneWebは3月25日に36基の人工衛星打ち上げに成功しているが、5日後の3月30日に米宇宙軍の第18宇宙管制飛行隊からStarlink衛星との衝突の可能性を知らせる複数の緊急警報を受ける。OneWebの衛星はStarlink衛星よりも高度が高く、既に1,000基以上が配備されているStarlink衛星の間を通過する必要がある。警報の1件では衝突の確率が1.3%、2基の衛星が軌道上の衛星同士の距離としては危険な190フィートの距離まで接近する可能性を示唆していたという。軌道上で衛星が衝突すれば多数のデブリが発生して連鎖的に被害が拡大する可能性もある。

現在のところ軌道上での衝突回避を命ずることのできる当局は存在しないが、宇宙軍はSpaceXと調整して衝突回避マヌーバーを実行するよう促す。調整の結果、SpaceX側がAIによる自動衝突回避システムを無効化し、OneWeb側がマヌーバーを実行。衝突は回避された。SpaceX側は自動衝突回避システムを無効化した理由について説明していないが、このシステムはどちらに動くのか予想がつかないといった問題がある。OneWebのChris McLaughlin氏は両者の調整が重要だという考えを示したとのことだ。

Starlink衛星に対する衝突回避マヌーバーは2019年9月にESAが実行しており、これが巨大通信衛星コンステレーションに対する世界初の衝突回避マヌーバーとなっている。

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正常に軌道離脱しなかったFalcon 9ロケット第2段の圧力容器、燃え尽きずに農場へ落下

著者: nagazou
2021年4月6日 13:32
headless 曰く、

米ワシントン州やオレゴン州では3月25日夜、Falcon 9ロケット第2段の再突入とみられる火球ショーが観測されたのだが、アルミニウム製ライナーをカーボン繊維で包んだ圧力容器(COPV)が燃え尽きずに地上へ落下し、ワシントン州の農場で見つかったそうだ(グラント郡保安官のツイートTri-City Heraldの記事GeekWireの記事The Vergeの記事)。

この再突入についてSpaceXは何も発表していないが、3月4日のStarlinkミッションで打ち上げられたFalcon 9ロケット第2段の軌道離脱噴射が完了しなかったものとみられている。そのため、ロケット第2段は22日間地球を周回した末、通常の陸地から遠く離れた海洋上ではなく、人口の多い地域から観測可能な位置で再突入することになったようだ。

落下物を発見した農場主はロケットの一部ではないかと考えて保安官事務所に連絡。副保安官がSpaceXに連絡したところ、Falcon 9ロケットのCOPVであることが確認され、SpaceXが回収していったという。落下による被害はなかったが、地面には4~5インチのへこみができていたそうだ。現場はワシントン州中央に位置するグラント郡南西部だが、見物人やメディア、トレジャーハンターが集まることを避けたい農場主の希望により具体的な場所は公表されていない。

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NASA、小惑星アポフィスは地球に今後100年衝突しないと分析

著者: headless
2021年3月27日 19:11
NASAは25日、小惑星アポフィス(99942 Apophis)が少なくとも今後100年は地球に衝突する可能性がなくなったと発表した(NASA JPLのニュース記事)。

アポフィスは2004年の発見以来、地球に衝突する可能性が最も高い危険な小惑星の一つとみなされてきた。衝突の確率が高い2029年・2036年・2068年のうち、2029年と2036年は既に衝突リスクなしと判断されていたが、2068年は今月までわずかな衝突の可能性が残されていた。しかし、3月5日にアポフィスが地球をフライバイした際にレーダーを使用した詳細な観測が行われ、アポフィスが太陽を周回する軌道をより正確に予測可能となった。これにより、2068年にアポフィスが地球と衝突する可能性はなくなったという。

2029年の接近でアポフィスは静止衛星の軌道よりも近い地球から32,000kmの距離を通過し、東半球では肉眼での観測も可能となる。2029年にアポフィスの通過が予想される軌道の不確かさはこれまでの数百kmから数kmまで小さくなっており、アポフィスを危険な天体のリストから外すことも可能になったとのことだ。

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SpaceX、同じロケット第1段で9回の打ち上げと回収に成功

著者: headless
2021年3月20日 13:32
SpaceXは14日、Falcon 9ロケットによるStarlink衛星打ち上げミッションをケネディ宇宙センターLC-39Aで実施した(打ち上げ情報The Vergeの記事動画)。

打ち上げが行われたのは日本時間14日19時1分。約1時間5分後にStarlink衛星60基を軌道に投入して打ち上げは成功した。Falcon 9ロケット第1段は打ち上げから約8分後に大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」へ着陸し、回収も成功している。

今回のFalcon 9ロケット第1段は2019年3月のCrew Dragon無人テストフライト「Crew Demo-1」ミッションをはじめ、2019年6月のRADARSATコンステレーションミッション、2020年12月のSXM-7ミッションのほか、今回を含めて計6回のStarlinkミッションで使われており、合計9回の打ち上げと回収に成功したことになる。他のFalcon 9ロケット第1段でも既に8回の打ち上げ・回収に成功しているものがある。

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小惑星2001 FO32、3月21日に地球に最接近

著者: nagazou
2021年3月15日 14:05
headless 曰く、

小惑星「2001 FO32」が3月21日、地球に最接近する(NASA JPLのブログ記事)。

接近といっても地球と月の距離の5倍以上にあたる200万kmの距離であり、地球に衝突する危険性はない。2001 FO32は20年にわたる観測で正確な軌道が判明しており、今後も200万km以内に接近する可能性はないとのこと。それでも天文学的に言えば接近であり、NASAの地球近傍天体研究センター(CNEOS)は2001 FO32を危険な可能性のある小惑星と位置付けて長期的な評価を行っている。

2001年に発見された2001 FO32はNEOWISEチームの分析により幅440m~680mだと考えられている。昨年地球に最接近した1998 OR2の半分以下の大きさだが、それでも今年地球に接近する小惑星として2001 FO32は最大であり、地球からの距離は前回の1998 OR2最接近時よりも3倍以上近い。

大きく傾いた軌道面と非常に高い離心率により、2001 FO32は地球に接近する多くの小惑星よりも速い時速124,000kmで通過する。次回の最接近は280万kmまで接近する2052年であり、天文学者は今回の最接近を2001 FO32を詳しく知る機会として観測を計画しているとのことだ。

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Starship試験機、高高度飛行からの着地はしたものの爆発

2021年3月4日 16:06
AC0x01 曰く、

米宇宙企業のSpaceXは4日、開発中の超大型宇宙船Starshipの実機サイズ試験機「Starship SN10」で3回目の高高度飛行試験を実施、初めての軟着陸には成功した(飛行動画, Space.comの記事)。

イーロン・マスクは、一連の高高度飛行試験の前に「(成功の)可能性は3分の1くらいだろう」と語っていたが、その言葉通り、12月のStarship SN8と2月のSN9は打ち上げは成功したものの着陸に失敗、3機目となるSN10で初の着陸成功となった。SN8~SN10では、燃料ヘッダータンクの圧力の改善や、着陸時にエンジンを多めに起動してから必要数に絞るなどの改善が図られたという。

ただし、着陸の映像を見ると機体は若干傾いて着陸してしまっており、それが原因かは不明だが、着陸から8分後に爆発。機体を回収するところまで完全に成功とはいかなかった。しかし、同社は例によって既にSN11の製造を終えており、さらにSN12以降の機体も順次製造中であるため、今後の試験でさらに改善されていくことを期待したい(製造状況のツィート)。

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前澤友作の月旅行プロジェクト「dearMoon」、同乗者8名を世界中から公募開始

著者: nagazou
2021年3月4日 15:03

「お金配りおじさん」を商標出願していることでも知られるZOZO創業者の前澤友作氏。同氏が以前から予定している⽉周回の宇宙プロジェクト「dearMoon」について同乗者8名の募集を開始した(dearMoon公式サイトPR TIMESReutersBBC前澤友作&イーロンマスク特別インタビュー[動画])。

3月3日から14日までに事前登録が行われる。その後に写真⼊りのエントリー証明書が発行される。書類選考やオンライン面談が行われ、5月下旬ごろまでに最終面談+メディカルチェックが行われる予定だという。応募条件としては、

  1. 宇宙に行くという経験を活かし、社会や人の役に立つための自身の活動を、圧倒的に伸ばし加速させること ができる方。
  2. 同じ船に乗る仲間の活動を、自身の活動と併せて全力で応援し協力できる方。

この計画ではSpaceX社の大型ロケット「Starship」に乗って、民間人初となる月周回を目指す。実行は2023年を予定しており、8名分の費用はすべて前澤氏が持つとしている。同氏はすべてのチケットは購入済みで、宇宙船は同氏の貸し切りになるとしている。今回の発表に合わせて、前澤友作氏とイーロンマスク氏の二人による対談動画も公開されている。

あるAnonymous Coward 曰く、

https://dearmoon.earth/
https://jp.reuters.com/article/maezawa-idJPKCN2AU2Q7

> プロジェクトへの応募期間は3月3日―14日で、応募者には後日写真⼊りのエントリー証明書が発行される。その後は、書類選考、オンライン面談、メディカルチェックなどの選考過程を経て、8人が選定される。

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京都・醍醐寺が宇宙に寺院開設へ、人工衛星に寺機能

著者: nagazou
2021年2月3日 07:02
京都にある醍醐寺が宇宙に寺院を開設するそうだ。京都大学発の宇宙ベンチャー「テラスペース」が2023年に打ち上げ予定のIoT人工衛星に寺の機能を持たせるという。ペイロードの半分が宇宙寺院となり、本尊となる大日如来像や曼荼羅が乗せられる模様(テラスペース醍醐寺Facebook)。

寺の名称は「浄天院劫蘊(ごううん)寺」となるとしている。すでにWebページは用意されている。京都新聞によると「劫」「蘊」ともに仏教上の言葉だそうで、大きな時間の流れや、人間の存在を形成する要素を意味するそうだ。なお醍醐寺は8日、宇宙の平和と安全を祈る「宇宙法要」を初めて行う予定とのこと(京都新聞ITmedia)。

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JAMSTECなどの研究グループ、隕石から発見した新鉱物に「ポワリエライト」と名付ける

著者: nagazou
2021年1月26日 07:02
headless 曰く、

JAMSTEC高知コア研究所などの研究グループが隕石中で発見した新鉱物に「ポワリエライト (poirierite)」と命名し、国際鉱物学会から認定されたそうだ(プレスリリース論文)。

ポワリエライトはカンラン石と同じMg2SiO4の高圧相の一つであるイプシロン相結晶で、オーストラリアに落下したテンハム隕石と米国に落下したマイアミ隕石、中国に落下した随州隕石で確認された。Mg2SiO4は常温常圧下ではカンラン石の結晶構造をとるが、高圧相ではワズレアイト(準スピネル相)→リングウッダイト(スピネル相)と変化し、23万気圧でブリッジマナイト(MgSiO3)とペリクレース(MgO)に分解する。

研究チームがテンハム隕石とマイアミ隕石の岩石研磨片から切り出した超薄膜試料を透過電子顕微鏡で観察したところ、イプシロン相でのみ解釈できる電子線解析スポットを確認したという。さらに随州隕石を分析してイプシロン相の結晶構造を精密に決定したとのこと。ポワリエライト(密度3.33g/cm3)の結晶構造はワズレアイト(3.50g/cm3)やリングウッダイト(3.59g/cm3)と大きな共通点がある一方で、密度はカンラン石(3.25g/cm3)に近い。

イプシロン相は物理学者のジャン-ポール・ポワリエ氏が理論的に予測していたもので、新鉱物の名称はポワリエ氏にちなんで命名したそうだ。研究グループは今後、ポワリエライトの形成条件を含めカンラン石組成の鉱物間の構造変化プロセスを解明する計画だ。高知コア研究所のチームは小惑星リュウグウで採取されたサンプルの解析を行う予定とのことで、ポワリエライトを発見した技術が役立つとみられる。

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京都大学と住友林業、木造人工衛星を2023年に打ち上げる計画

著者: headless
2021年1月3日 15:26
京都大学と住友林業が「宇宙木材プロジェクト(通称: LignoStella Project)」を開始したそうだ(プレスリリースSlashGearの記事BBC Newsの記事)。

プロジェクトは宇宙における木材の利用や樹木育成に関する共同研究を行うもので、2023年には世界初の木造人工衛星「LignoSat」を打ち上げる計画だ。木材は電磁波や地磁気を透過するため、人工衛星を木造にすることでアンテナや姿勢制御装置を内部に設置でき、構造を簡素化できるという。また、運用終了後に大気圏に突入した木造人工衛星は完全に燃え尽き、燃焼時に大気汚染などの原因になるアルミナ粒子が発生しないとのこと。木造となるのは人工衛星の構造部分のみとみられるが、搭載される観測機器や通信機器には言及されていない。

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イーロン・マスク、Super Heavyロケットを発射台のアームでキャッチして回収する計画

2021年1月3日 11:36
AC0x01 曰く、

SpaceXが開発を進めるStarship宇宙船のSuper Heavyロケットについて、発射台のアームでキャッチして回収する計画をCEOのイーロン・マスク氏が明らかにした(マスク氏のツイートTechCrunch Japanの記事)。

現行のFalcon 9ロケット第1段はグリッドフィンで姿勢を制御して垂直降下し、着陸脚を使って着陸する。新たな仕組みではグリッドフィンを発射台のアームでキャッチすることで、着陸脚無しでの着陸を実現する。当然ながら非常に精密な垂直着陸が必要となる一方、着陸脚が不要になるため大幅なコスト削減と軽量化につながり、わずか1時間での再打ち上げが可能になるという。

さすがにかなり無茶な計画に見えるが、最近のFalcon 9の着陸精度を見るに実現の可能性も十分あるのだろうか。Super Heavyの試験機もそう遠くないうちに飛ぶはずなので、実現するのか期待である。

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太陽系外惑星から電波バーストを初めて検知か

著者: nagazou
2020年12月25日 15:07
長年SETIなどが取り組んできた太陽系外惑星から電波探査だが、地球上で初めて太陽系外惑星からの電波放射が検知された可能性があるそうだ(Astronomy & Astrophysicsニューズウィーク日本版)。電波放射の観察は、太陽系外惑星の磁場を検出し、内部構造や大気の状況などを把握するのにも役立つとされる。

米コーネル大学、仏PSL大学らの研究チームがオランダの電波望遠鏡「LOFAR」を用いて観察したところ、ホットジュピターのある星系から電波バーストが出ていることを見つけたという。さらに候補となる太陽系外惑星を絞り込んだところ、うしかい座タウ星から14~21メガヘルツの範囲で電波バーストが確認されたとしている。ただ検知された電波は弱く、さらなる追跡観測が必要だそうだ。

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米宇宙軍のメンバーは「Guardians」

著者: headless
2020年12月20日 19:18
米宇宙軍のメンバーは「Guardians」と呼ばれるそうだ(ホワイトハウスの記事宇宙軍のニュース記事The Vergeの記事)。

この呼称はマイク・ペンス副大統領が18日、宇宙軍発足一周年記念式典で明らかにした。ペンス氏によれば、陸軍のSoldiersや海軍のSailors、空軍のAirmen、海兵隊のMarinesと並ぶ呼称になるとのこと。

宇宙軍によれば、Guardiansの呼称は空軍宇宙コマンドの1983年の標語「Guardians of the High Frontier.」にまでさかのぼることができるという。ただし、この呼称を聞いた人が映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズなどを想起することは避けがたい。The Vergeの記事では逆にそれを狙った可能性も指摘している。

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はやぶさ2の回収カプセルから小惑星Ryuguのサンプル採取に成功

著者: nagazou
2020年12月15日 13:04
NOBAX 曰く、

地球に帰還した探査機「はやぶさ2」のカプセルに
小惑星「リュウグウ」のものとみられる黒っぽい砂の粒が
多数入っていることが確認されたそうです

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JAXAは12月14日、5日に帰還したはやぶさ2のカプセルから小惑星Ryugu由来のサンプルを確認したと発表した。カプセルのふたなどから砂の粒が確認されたという。今後はサンプルキャッチャーの開封作業を行い、取り出しと分析作業を行うとしている。はやぶさの小惑星イトカワのときは1mm以上の小石は採取できなかっただけに、採取技術が格段に進歩してることがうかがえる(JAXANHK産経新聞)。

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Starship試験機が初の高高度飛行、打ち上げから再突入までは成功。ただし着陸は失敗

2020年12月11日 08:04
AC0x01 曰く、

米宇宙企業のSpaceXは9日、開発中の超大型宇宙船Starshipの実機サイズ試験機「Starship SN8」の最初の高高度飛行試験を実施した(飛行動画, Space.comの記事)。

8月に高度150mの飛行をしたSN5は、まだノーズコーンが取り付けてられていないなど宇宙船には見えない姿だったが、今回のSN8はエンジンが3基のみであるものの、ノーズコーンも翼も付いた完全な形をしており、まさに銀色の宇宙船といった容貌となっている。

飛行試験では、打ち上げられた宇宙船は高度12kmに到達後、胴体を横にするような姿勢に変更し、翼を使って姿勢を保ったまま再突入を行い、着陸する寸前にエンジンを逆噴射して姿勢を戻す運用が取られた。宇宙船は無事に姿勢を戻して垂直に降下したものの、減速が足りず、着陸成功とまではいかなかった。しかし既に原因も特定されているようで、大きな成果が得られたといってよさそうだ。

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アレシボ天文台の巨大電波望遠鏡、プラットフォームが落下

著者: nagazou
2020年12月3日 13:05
headless 曰く、

米国立科学財団(NSF)は1日、プエルトリコ・アレシボ天文台で夜の間に巨大電波望遠鏡のプラットフォームが落下していたことを明らかにした(NSFのツイートThe Vergeの記事SlashGearの記事AP Newsの記事)。

プラットフォームはトラスを三角形に組んだ巨大な構造で、球面反射面の上にケーブルで吊られていた。マルチビーム受信機を格納したグレゴリアンドームを含み、総重量は815トン(PDF)。NSFのツイートでは落下前の写真が添えられているためわかりにくいが、ケーブルが切れてプラットフォーム全体が球面反射面の北寄りに落下したようだ。

アレシボ天文台の巨大電波望遠鏡は8月に構造を支える補助ケーブルが切れて球面反射面が30mにわたり破損し、11月にはメインケーブルが切れて損傷が進んでいた。その結果、NSFでは廃止・解体計画を11月19日に発表している。

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木星と土星、12月下旬には満月の見かけの直径の4分の1ほどまでに接近

著者: headless
2020年11月29日 17:25
最近は日没後の南西の空に並んで見える木星と土星だが、今後日を追うごとに近付いていき、12月下旬には最接近するそうだ(国立天文台 - ほしぞら情報)。

木星と土星が最接近するのは12月22日3時頃だが、日本では既に地平線の下にあるため、実際に最も近付いた状態で観察できるのは12月21日の日没後だという。2つの惑星は満月の見かけの直径の約4分の1にまで接近する。望遠鏡を使えば木星と土星に加え、木星のガリレオ衛星も同じ視野に捉えることが可能とのこと。なお、木星と土星は7月に相次いで地球との距離が最も近くなる衝を迎えていた。

12月17日時点では2つの惑星の距離が満月の見かけの直径程度だが、その左下に細い月が見えて美しい眺めになるそうだ。ただし、日没後の高度は低く、2時間あまりで沈んでしまうため観察可能な時間は限られる。国立天文台では南西の方角の見晴らしの良い場所での観察を推奨している。

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SpaceX、同じロケット第1段で7回目の打ち上げと回収に成功

著者: headless
2020年11月28日 13:32
SpaceXは日本時間25日、16回目となるStarlink衛星打ち上げミッションをケープカナベラル空軍基地SLC-40で実施した(打上げ情報The Vergeの記事SlashGearの記事動画)。

Falcon 9ロケットによる打ち上げが行われたのは日本時間25日11時13分。約15分後にStarlink衛星は予定軌道に投入され、打ち上げは成功した。Falcon 9ロケット第1段は打ち上げから約8分45秒後に大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」に着陸し、回収も成功している。

今回打ち上げに使われたFalcon 9ロケット第1段は、2018年9月のTelstar 18 VANTAGEミッションと2019年1月のIridium-8ミッション、Starlinkミッション1回目(2019年5月)・3回目(2020年1月)・8回目(2020年6月)・11回目(2020年8月18日)で使用・回収されていたもので、今回が7回目の使用となる。

同じロケット第1段を7回の打ち上げで使用するのは今回が初めてであり、7回目の回収成功ももちろん今回が初となる。また、2分割のフェアリングは一方が過去2回のミッションで、もう一方は過去1回のミッションで使用・回収したものだという。今回のフェアリング回収については回収船「Ms. Chief」とダイバーが大西洋上で待機しているとの説明があったものの、回収の結果については特に発表されていない。

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アレシボ天文台の巨大電波望遠鏡、廃止・解体へ

著者: headless
2020年11月21日 15:25
米国立科学財団(NSF)は19日、プエルトリコ・アレシボ天文台の巨大電波望遠鏡を廃止する計画を明らかにした(ニュースリリースUCF Todayの記事)。

1960年代に作られた直径305mの巨大電波望遠鏡は8月10日に構造を支える補助ケーブルの1本が切れ、球面反射面が約30mにわたって破損した。NSFとの契約でアレシボ天文台を運用するセントラルフロリダ大学(UCF)では8月の補助ケーブル破損を受けてエンジニアリング会社3社に調査を依頼し、構造の調査や修復作業計画などを策定したが、修復作業開始を前にした11月6日にはメインケーブルの1本が切れてさらに破損が広がっている。

3社はメインケーブル破損後の状況を評価し、電波望遠鏡の構造が壊滅的な崩壊の危機にあることや、残ったケーブルがこれ以上重量を支えられない可能性があること、修復を試みようとすれば作業者の生命が脅かされること、修復作業が進められても構造には長期的な安定性の問題があることなどを含む報告書をNSFへ送っていた。NSFではこれらの報告を検討した結果、廃止・解体を決定したとのこと。

廃止は電波望遠鏡に限定し、その他の研究・観測施設については維持していく計画だ。アレシボ天文台はプエルトリコで文化的・経済的に重要な位置を占めているため、NSFでは教育的施設としての利用拡大も検討しているとのことだ。

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訃報: 物理学者の小柴昌俊氏

著者: headless
2020年11月14日 11:39
物理学者で東京大学特別栄誉教授の小柴昌俊氏が12日、老衰のため都内の病院で死去した。94歳だった(NHKニュースの記事読売新聞オンラインの記事略歴東大総長談話梶田隆章氏談話)。

小柴氏は1926年9月19日生まれ。1951年に東大理学部を卒業後、シカゴ大学の研究員などを経て1963年には東大理学部物理学科の助教授となり、神岡鉱山での実験を開始した。1979年ごろから核子崩壊を発見するためにカミオカンデ実験の準備を始め、1983年には実験が稼働開始。核子崩壊は発見できなかったが、定年による東大退官1か月前の1987年2月23日、超新星SN1987Aからのニュートリノを観測する。

2002年にはノーベル物理学賞を受賞した。授賞理由は宇宙物理学の草分け的貢献、とりわけニュートリノの検出。カミオカンデ実験を拡大したスーパーカミオカンデの実験ではニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動を弟子の梶田隆章氏が発見し、2015年ノーベル物理学賞を共同受賞している。2002年ノーベル物理学賞を共同受賞したレイモンド・デイビス氏は2006年に亡くなっており、リッカルド・ジャッコーニ氏も2018年に亡くなっている。

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