ノーマルビュー

ロシアの多目的実験モジュール ナウカ、国際宇宙ステーションにドッキング

著者: headless
2021年7月31日 15:25
ロシアの国際宇宙ステーション (ISS) 多目的実験モジュール (MLM) ナウカが 7 月 29 日、ISS にドッキングした(NASA のニュース記事 [1][2]ロスコスモスのニュース記事 英語版 [1][2]ロシア語版)。

ナウカ が ISS ロシア側のサービスモジュール ズヴェズダにドッキングしたのは日本時間 7 月 29 日 22 時 29 分。空気漏れチェックの完了後、31 日 2 時 47 分にロスコスモスのオレグ・ノビツキー宇宙飛行士とピョートル・ドゥブロフ宇宙飛行士がハッチを開き、中に入った。

なお、地上の管制チームは 30 日 1 時 45 分、ナウカが予定外のスラスター噴射を行って ISS の向きが変わったことに気付く。ロスコスモスによれば、短時間のソフトウェア不具合により誤った噴射コマンドが送信されたといい、すぐにズヴェズダの推進システムで修正が行われた。管制は既に高度制御を取り戻しており、ISS の動きは安定しているという。これによりクルーが危険にさらされたことは一切ないとのこと。

一方、31 日打ち上げ予定だった Boeing CST-100 Starliner の Orbital Flight Test-2 (OFT-2)ミッションは延期された。これにより、ISS クルーはナウカの確認作業をさらに進めることができ、Starliner を確実に迎えることが可能になる。

Starliner は ISS クルー輸送に向けて開発中の宇宙船で、OST-2 は 2 回目の無人テストフライトとなる。現時点で打ち上げは 4 日 2 時 20 分、ドッキングは 5 日 2 時 37 分が予定されている。1 回目の無人テストフライトでは予定軌道に到達しなかったが、今回は成功するだろうか。

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ロシアの ISS ドッキングモジュール ピルス、プログレス補給船とともに ISS から分離して軌道離脱・大気圏突入

著者: nagazou
2021年7月28日 15:12
headless 曰く、

ロシアの国際宇宙ステーション (ISS) ドッキングモジュール ピルス (DC-1) が 26 日、プログレス 77 (MS-16) 補給船とともに ISS から分離した(ロスコスモスのニュース記事 [英語版][ロシア語版]NASA のニュース記事動画)。

ピルスと プログレス 77 が ISS から分離したのは日本時間 26 日 19 時 55 分。ISS と安全な距離を確保したのち、軌道離脱を開始した。23 時 42 分には大気圏へ突入し、耐火部分はニュージーランド・ウェリントンから 36,000 km、チリ・サンティアゴから 58,000 km 離れた「宇宙機の墓地」とも呼ばれる南太平洋上の到達不能極に落下した。

ピルスは 2001 年 9 月 15 日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ISS ロシア側のサービスモジュール ズヴェズダにドッキングした。以来 20 年間にわたり、ドッキングモジュールとしてソユーズ有人宇宙船およびプログレス補給船のドッキングに使われてきた。2020 年 11 月まではロシア側船外活動の出入りにも使われていたが、以降の船外活動では小型研究モジュール ポイスクが使われているとのこと。

7 月 21 日に打ち上げられた多目的実験モジュール ナウカと入れ替えのため、ピルスは 24 日の分離が計画されていたが、スケジュールは延期が繰り返されていた。現在のところ、ナウカのドッキングは当初の計画通り 29 日となっている(ISS 発着スケジュール)。

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ロシアの多目的実験モジュール、国際宇宙ステーションに無事到達できるか

2021年7月24日 17:38
AC0x01 曰く、

ロスコスモスは 21 日、国際宇宙ステーション (ISS) 用の多目的実験モジュール「Nauka」の打ち上げをバイコヌール宇宙基地で実施した。複数のメディアが打ち上げ成功を報じたが、その後 Nauka のメインエンジンが起動していないらしいことが発覚した。これに伴い、Nauka と交換で廃棄予定の Pirs モジュールの分離も延期されているようである。(Space.com の記事)。

Nauka は元々 1995 年に Zarya (ISS最初のモジュール) のバックアップとして開発が始まったが、Zarya の打ち上げ成功後、科学モジュールへと改装され 2007 年に打ち上げられることになっていた。計画は延期が続き、その間にロシアは 2025 年の ISS 撤退を表明などもしたが、Nauka は最終的に ISS に向け打ち上げられることとなった(NASASpaceFlight.com の記事)。

現在はリカバリー操作を試みているということだが、十数年を掛けて打ち上げ失敗というのは避けて欲しいところである。

ロスコスモスによれば、ミッションコントロールが22日に実施した軌道修正マヌーバーで 2 回のエンジン噴射を行い、正常に動作することを確認したそうだ。23 日にはさらなる軌道修正を実施しており、24日にも実施予定とのこと。NASA のブログ記事によれば、来週のドッキングに向けて準備を進めているという。別のブログ記事で Pirs の分離・軌道離脱スケジュールは日本時間 24 日夜となっているが、Space.com によると再延期されて 25 日になったとのことだ。

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国際宇宙ステーションで誤警報

著者: nagazou
2021年3月31日 07:04
headless 曰く、

国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしているSpaceXのCrew Dragon宇宙船で3月24日早朝、誤った警報が鳴るトラブルが発生したそうだ(NASAのブログ記事The Registerの記事SlashGearの記事Futurismの記事)。

ISSクルーは緊急体制に入ったが、地上の管制と連携して調査したところ誤警報であることが確認され、クルーに危険が及ぶことはなかったとのこと。NASAのブログ記事に警報の内容は記載されていないが、火災発生や急速な圧力低下を知らせるものだったという。

誤警報の原因はCrew Dragonの電源ユニットの一つから誤ったデータが送られたことで、放射線干渉によるソフトエラーの一種 SEU(Single Event Upset)が発生したためとみられている。問題の発生したユニットをいったん切り離して再起動し、元の構成に復帰させた結果、Crew Dragon側のシステムには問題がないことが確認されたそうだ。

ISSは地磁気で守られているが、地球表面と比べて高いレベルの放射線を受けることから、電子機器への影響を緩和するためのさまざまな対策が行われている。今回のようなトラブルが再び発生する可能性は低いとみられるが、NASAとSpaceXの共同チームはさらなる緩和策を検討しているとのことだ。

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国際宇宙ステーションに未発見の穴が開いている可能性、ロシア側責任者が指摘

著者: nagazou
2021年1月25日 14:05
headless 曰く、

国際宇宙ステーション(ISS)のロシア側責任者 ウラジーミル・ソロフィエフ氏がロシアのテレビ局 Rossiya-24の番組に出演し、ISSにはズヴェズダサービスモジュールで昨年10月に見つかった穴の他にも穴が開いている可能性を示唆した(TASSの記事Vestiの記事The Registerの記事)。

ISSでは2019年9月から標準よりも若干高いレートの空気漏れが確認され、昨年8月9月10月に行われた調査によりロシア側ズヴェズダサービスモジュールで空気漏れ位置が特定された。仮補修により空気漏れレートは大幅に低下したが、依然として標準よりも高い状態が続いているとみられる。本格的な補修はまだ行われていないようだ。

ソロフィエフ氏によるとISSの気圧は750 mmHgであり、別の穴による空気漏れは1日に0.3~0.4 mmHg程度の圧力低下を引き起こしているという。穴の大きさは直径0.2 mmのドリルで開けたぐらいの大きさで、探し出すには顕微鏡が必要とも述べている。

ISSの空気漏れは1分間に0.5~1 mmHgの圧力低下で初めて緊急レベルになるため、重大な空気漏れではないとのこと。それでも空気漏れの問題を解決できていないのは事実であり、プログレス宇宙船による2月中旬の補給ミッションで補修に関連する物品もISSへ送る計画とのことだ。

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国際宇宙ステーションの宇宙飛行士、ラディッシュの栽培に成功

著者: headless
2020年12月6日 17:27
NASAのケイト・ルビンズ宇宙飛行士が11月30日、国際宇宙ステーション(ISS)で初めて栽培したラディッシュを収穫したそうだ(NASAのブログ記事SlashGearの記事動画)。

今回の実験Plant Habitat-02(PH-02)で使用した装置は、レッドロメインレタスヒャクニチソウを栽培したVeggieではなく、Advanced Plant Habitat(APH)と呼ばれるものだ。APHは2018年春からISSで植物栽培実験を開始しており、これまでに矮性コムギやシロイヌナズナの栽培に成功している。Veggieと同様にAPHはLED照明や自動化された水やりシステムなどを備えるほか、カメラと180以上のセンサーを搭載し、ケネディ宇宙センターで常時状況把握が可能になっているという。

NASAは今回の実験でラディッシュを選択した理由として、27日間で成長すること、収穫物を食べることができ、栄養価が高いこと、同じアブラナ科のシロイヌナズナと遺伝子学的に近いことを挙げている。また、これまで栽培していた葉物野菜とは異なる種類の作物を栽培することで、微小重力下でよく育つ作物を特定し、長期の有人ミッションでバランスの良い栄養を提供可能にする目的もあるとのこと。

今回収穫した20個のラディッシュはルビンズ宇宙飛行士が1個ずつホイルで包んで冷蔵しており、SpaceXの補給ミッションCRS-22で2021年に地球に運ばれる計画とのことだ。

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Crew Dragonによる初の本格的ISSクルー輸送ミッション、打ち上げ成功

著者: nagazou
2020年11月17日 17:04
headless 曰く、

NASAとSpaceXは日本時間16日、Crew Dragon宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)にクルーを輸送する「Crew-1」の打ち上げミッションを実施した(プレスリリースNASAのブログ記事[1][2][3]SpaceXの打上げ情報ページJAXAのプレスリリース動画)。

Falcon 9ロケットによる打ち上げがケネディ宇宙センターLC39Aで行われたのは日本時間16日9時27分。Crew Dragonはおよそ12分後に予定軌道へ投入され、打ち上げは成功した。Falcon 9ロケット第1段は打ち上げからおよそ9分後に大西洋上のドローン船「Just Read the Instructions」に着陸し、回収も成功している。

Crew Dragonは17日13時頃、自動でISSにドッキングする予定だ。今回のミッションでCrew-1長期滞在クルーとして搭乗しているのはNASAの宇宙飛行士3人(マイケル・ホプキンス宇宙飛行士とビクター・グローバー宇宙飛行士、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士)とJAXAの野口聡一宇宙飛行士で、6か月のISS滞在ののち、2021年春に地球へ帰還する。

Crew DragonによるISSへのクルー輸送は5月の有人デモフライト「Demo-2」で成功しており、Crew Dragonは8月に2人のクルーを乗せて無事地球に帰還しているが、4人のクルーを乗せた本格的なクルー輸送ミッションを実施するのは今回が初めて。NASAは2014年に民間機によるISSクルー輸送計画でボーイングとSpaceXを選定し、2015年正式発注した。最初のミッションは2017年後半を計画していたが、スケジュール延期が続き、民間宇宙船による本格的なクルー輸送ミッションが行われるのも今回が初となる。

NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は打ち上げ成功について、NASAは米国の民間企業による安全で信頼性が高く、費用対効果の高いISSミッションを米国民と国際パートナーへ提供するという約束を実現したと述べている。

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国際宇宙ステーション20周年

著者: headless
2020年11月3日 11:39
国際宇宙ステーション(ISS)に第1次長期滞在クルーが到着してから11月2日で20周年を迎えた(NASAの記事[1][2][3]International Space Station Expedition 1: The Beginning)。

第1次長期滞在クルーはNASAのウイリアム・シェパード宇宙飛行士(ISSコマンダー)および、ロシア航空宇宙局(現ロスコスモス)のユーリー・ギドゼンコ宇宙飛行士(ソユーズコマンダー)とセルゲイ・クリカレフ宇宙飛行士(フライトエンジニア)の3人。2000年10月26日にバイコヌール宇宙基地へ到着した3人は5日間の準備期間ののち、10月31日にソユーズTM31でISSに向けて出発した。

打ち上げから2日後の11月2日、ソユーズTM31はISSとのドッキングに成功。気圧調整後、ISSのハッチが初めて開き、シェパード宇宙飛行士が撮影する中、ギドゼンコ宇宙飛行士とクリカレフ宇宙飛行士がズヴェズダサービスモジュールのトランスファーチャンバーに入る。さらなる気圧調整後にクリカレフ宇宙飛行士がズヴェズダのハッチを開け、浮遊して中に入って明かりを点けたとのこと。

それから20年、ISSではさまざまな実験が行われ、数多くのブレイクスルーを実現している。NASAでは微小重力下での3Dプリント野菜の栽培水のリサイクル装置超小型衛星(CubeSat)の軌道投入など、20周年にちなんで20のブレイクスルーをピックアップしている。

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ロシアの宇宙飛行士、ティーバッグを使って国際宇宙ステーションの空気漏れ位置を特定

著者: nagazou
2020年10月20日 07:04
headless 曰く、

国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士がティーバッグを用い、空気漏れの位置を特定したとTASSが報じている(TASSの記事[1][2][3][4])。

ISSでは昨年9月から標準よりも若干高いレートでの空気漏れが確認されており、今年8月9月に調査した結果、空気漏れはロシア側のズヴェズダサービスモジュールで発生していることが判明していた。

ロスコスモスのアナトーリ・イヴァニシン宇宙飛行士が15日にロシアの管制センターへ報告したところによると、ズヴェズダサービスモジュールにティーバッグを浮遊させ、ハッチを閉じてティーバッグの動きをカメラで記録したそうだ。その後、ティーバッグの動きから空気漏れの方向を特定し、小さな裂け目が存在することを確認したとロスコスモスのイヴァン・ヴァグナー宇宙飛行士が報告している。

管制センターの専門家からの指示を受けてウレタンフォームと粘着テープを用いて仮補修したところ、翌16日には空気漏れレートが大きく低下したという。それでも空気漏れは依然として標準よりも高い状態が続いているようだ。そのため、より効果的な補修が必要だと2人は考えており、パートナー(NASAの宇宙飛行士)がもっといい補修材を持っていないか相談してみるとのことだ。

なお、現在のところNASAやロスコスモスのWebサイトに公式発表は出ていない。

追記 by headless: ロスコスモスは19日、空気漏れの仮補修を実施したことと本格的な補修に向けて準備していることを発表した。NASAもISSのブログ記事ロスコスモスのツイートにリンクして補修の話題に触れている。両者とも補修の簡単な紹介にとどまり、具体的な発見方法や補修方法には触れていない。

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Crew Dragon初の本格的なISSクルー輸送ミッション、Falcon 9ロケットの追加テストのためスケジュール変更

著者: nagazou
2020年10月13日 16:02
headless 曰く、

NASAは10日、SpaceXの「Crew-1」ミッションのスケジュール変更を発表した(NASAのブログ記事)。

Crew-1ミッションはCrew Dragon宇宙船による国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送ミッション。Crew Dragonは既にDemo-2ミッションでISSへのクルー輸送と地球への帰還を成功させているが、Demo-2ミッションのクルーが2名だったのに対し、Crew-1ではNASAのマイケル・ホプキンス宇宙飛行士とビクター・グローバー宇宙飛行士、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士、JAXAの野口聡一宇宙飛行士の4名が搭乗する初の本格的なクルー輸送ミッションだ。

Crew-1ミッションは10月31日の打ち上げを目指していたが、新スケジュールでは早くとも11月上旬~中旬の打ち上げが目標となる。NASAによれば、NASAとは無関係な最近のFalcon 9ロケット打ち上げミッションで第1段エンジンのガス発生器で公称値を外れる動作が確認されたといい、SpaceXが追加のハードウェアテストを完了するための猶予を与えるためにスケジュールを変更したとのことだ。

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Starlinerの有人テスト飛行ミッション、コマンダーが変更に

著者: nagazou
2020年10月9日 16:01
headless 曰く、

NASAは7日、ボーイングが国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送に向けて開発中のCST-100 Starlinerについて、初の有人テスト飛行に搭乗するクルー1名の変更を発表した(プレスリリースNASAのブログ記事The Vergeの記事SlashGearの記事)。

変更されるのはコマンダーで、搭乗予定だったボーイングのクリス・ファーガソン宇宙飛行士(PDF)に代わり、NASAのバリー「ブッチ」ウィルモア宇宙飛行士が搭乗することになった。2018年に発表された有人テスト飛行のクルーはファーガソン宇宙飛行士のほか、NASAのエリック・ボー宇宙飛行士ニコール・マン宇宙飛行士の3名だったが、ボー宇宙飛行士は健康上の理由で辞退し、NASAのエドワード・フィンク宇宙飛行士に代わっている。

ファーガソン宇宙飛行士はNASA時代にスペースシャトル計画最後のミッションを含む複数のスペースシャトルミッションでコマンダーを務め、退役後はボーイングでStarlinerプログラムを率いている。ファーガソン宇宙飛行士のツイートによると来年は家族にとって重要な時期であり、それを支えるために搭乗を辞退したのだという。ただし、Starlinerチームを離れるわけではなく、地上で計画成功に向けて働き続けるとのこと。

ウィルモア宇宙飛行士は2009年にスペースシャトル・アトランティス号のミッション(STS-129)でパイロットを務めたほか、2014年~2015年には第41/42次長期滞在クルーとしてISSに滞在したベテラン宇宙飛行士だ。スラドでは2018年、船外活動中のドリュー・フューステル宇宙飛行士に地上から的確な指示を出したことが話題になったが、同年7月にはStarlinerの有人テスト飛行唯一の予備クルーに選ばれて訓練を続けていたそうだ。今後はコマンダーの役割に特化した準備を行っていくとのことだ。

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国際宇宙ステーションの空気漏れ、ロシア側のズヴェズダサービスモジュールで発生していることが判明

著者: nagazou
2020年10月1日 17:02
headless 曰く、

NASAとロスコスモスは9月29日、国際宇宙ステーション(ISS)で標準よりも若干高いレートで空気漏れが発生している問題について、空気漏れしているモジュールを特定したと発表した(NASAのブログ記事ロスコスモスのニュース記事)。

ISSでは昨年9月から標準よりも若干高いレートでの空気漏れが確認されており、今年8月と9月に全ハッチを閉じて調査が行われていた。8月の調査では米国側の米国・欧州・日本のモジュールで空気漏れチェックが行われ、9月はロシア側モジュールで空気漏れチェックが行われたようだ。クルーは次々とハッチを閉じて超音波リーク検出装置によるデータ収集を行い、データは米国とロシアの専門家により分析された。

その結果、空気漏れしているのはズヴェズダサービスモジュールであることが判明する。ロスコスモスによると8時間に1㎜(ママ)の速さで気圧が低下しているが、クルーやミッションに危険がおよぶことはないとのこと。現在、空気漏れ位置を特定するための調査が行われているそうだ。なお、2回の調査はともに、第63次長期滞在クルー3名がズヴェズダサービスモジュールに滞在して行われていた。

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国際宇宙ステーションの空気漏れ、再び調査

著者: headless
2020年9月27日 15:38
国際宇宙ステーション(ISS)の空気漏れについて、再び調査が行われている(NASAのブログ記事ロスコスモスのニュース記事)。

与圧されているISSで微量の空気漏れが発生するのは異常ではないが、現在は標準よりも若干高いレートになっている。8月に全ハッチを閉じて各モジュールの気圧変化の調査が行われたものの、原因は特定できなかったようだ。現在ISSに滞在中の第63次長期滞在クルー3名は8月と同様、ロシア側の居住棟ズヴェズダサービスモジュールに金曜日夜から月曜日朝まで滞在する。今回も全ハッチを閉じてミッションコントロールが各モジュールの気圧変化を調べ、空気漏れ増加の原因となっている場所の特定を試みる。ロスコスモスの発表によれば、クルーはロシア側にドッキングしている有人宇宙船ソユーズMS-16やプログレス補給船を含め、ロシア側モジュールのほとんどにアクセスできるようだ。

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国際宇宙ステーション、スペースデブリ回避のため今年3回目のスケジュール外軌道上昇を実施

著者: headless
2020年9月26日 11:39
国際宇宙ステーションは日本時間23日、スペースデブリ回避のために軌道上昇を実施した(NASAのブログ記事ロスコスモスのニュース記事ISS公式アカウントのツイート)。

軌道上昇が行われたのは日本時間23日6時19分。NASAとロシアの管制が協力してプログレス75(MS-14)補給船のエンジンを噴射し、接近していた未知のスペースデブリから安全な距離が保てる軌道まで上昇した。このスペースデブリは最接近する7時21分にISSとの距離が1.39km以内になると推定されていた。マヌーバー実施中、第63次長期滞在クルー3名は念のため帰還用のソユーズMS-16がドッキングしている場所に近いロシア側セグメントへの移動が指示された。ただしクルーに危険はなく、マヌーバー完了後は通常の活動に戻っている。ISSでは定期的に軌道再上昇を実施しているが、NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏によればスペースデブリ回避のためにスケジュール外の軌道上昇を実施するのは今年に入って今回で3回目とのことだ(ブライデンスタイン氏のツイート)。

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SpaceX、国際宇宙ステーションへのクルー輸送に向けた有人テストフライトの打ち上げに成功

著者: headless
2020年5月31日 10:44
SpaceXは日本時間5月31日、Crew Dragon宇宙船による国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送に向けた初の有人テストフライト「Demo-2」を実施した(SpaceX - LaunchesNASAのブログ記事[1][2][3][4])。

Crew DragonにはNASAのロバート・ベンケン宇宙飛行士とダグラス・ハーリー宇宙飛行士が搭乗し、日本時間5月31日4時23分にFalcon 9ロケットで打ち上げられた。約12分後にCrew Dragonは予定軌道に投入され、打ち上げは成功した。Falcon 9ロケット第1段は打ち上げから約9分30秒後に大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」に着陸し、回収も成功している。

スペースシャトルが最終ミッションを終えてから今年で9年。米国の宇宙飛行士が米国の宇宙船で宇宙へ行くのも9年ぶりとなる。Crew Dragonは日本時間5月31日23時29分、ISSにドッキングする予定だ。

追記: Crew Dragonは予定通りドッキングを完了。圧力調整後の日本時間6月1日2時2分にハッチが開き、20分後にベンケン宇宙飛行士とハーリー宇宙飛行士はISSへ迎え入れられた。

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SpaceX、Crew Dragon宇宙船のISSドッキングシミュレーターを公開

著者: headless
2020年5月17日 11:45
SpaceXが国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー輸送デモミッション(Demo-2)に先立ち、Crew Dragon宇宙船のISSドッキングシミュレーターを公開している(特設サイトThe Vergeの記事Mashableの記事SpaceXのツイート)。

Crew Dragonは自律的にISSへのドッキング・アンドッキングを実行するが、必要に応じてクルーがマニュアルでコントロールすることも可能だという。シミュレーターはマニュアルでのドッキングをWebブラウザー上で体験するもので、操作は特に難しくないが根気のいる作業だ。現在のところ、Demo-2の打ち上げは日本時間28日5時32分に設定されており、予定通り打ち上げが行われれば29日未明にISSとドッキングする予定だ。

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