ノーマルビュー

国土交通省、小田急線車内傷害事件を受け対策方針。AI活用で不審者検知へ

著者: nagazou
2021年9月29日 18:05
国土交通省は24日、8月に発生した小田急線車内で発生した傷害事件を受けて鉄道事業者と意見交換を行い、今後の対策方針を発表した。それによると、係員や警備員による監視の強化のほか、車内や駅構内の防犯カメラの増設などの対応を行うとしている。防犯カメラの画像運用に関しては、不審者や不審物の検知機能の高度化を謳っており、AIを含む最新技術を活用する方針を示した(国土交通省[PDF]共同通信)。

先日、JR東日本は重要犯罪の容疑者や挙動不審な人物などの顔を登録し照合していることが話題となった。しかし、その後の専門家などの指摘などにより、9月21日から重大犯罪で服役した出所者を顔認証機能の検知対象とすることを撤回すると発表していた(読売新聞NHK)。

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日本郵便のインターネット転居届『e転居』、オンラインによる本人確認を導入

著者: nagazou
2021年9月23日 06:03
日本郵便は17日、同社のインターネット上で転居届を受け付けるサービス「e転居」で、本人確認を導入すると発表した。この本人確認は9月24日より導入される。本人確認に利用される書類は運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、在留カードとなっている(日本郵便リリース[PDF])。

この本人確認には、スマートフォンなどの各端末の写真撮影機能が必要で、転居申請者の顔写真と本人確認書類を撮影する必要があるようだ。こうした機能がない場合はオンラインでの手続きはできない。これに合わせて、従来の自動音声応答による電話番号認証は廃止されるとしている。こうした本人確認が必要となった背景には、e転居サービスをストーカーに悪用した事例があったためと思われる。

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暗号メールサービス ProtonMail、IP アドレスのログを保存しないとの記述を公式サイトトップページから削除

著者: headless
2021年9月11日 11:39
暗号メールサービス ProtonMail では匿名性の高さをセールスポイントの一つにしており、IP アドレスのログを保存しないと説明していたが、これらの記述が公式サイトトップページから最近削除された (ProtonMail のブログ記事6日時点のInternet Archive スナップショットThe Register の記事HackRead の記事)。

ProtonMailは先日、フランスで逮捕されたYouth for Climateの環境活動家のIPアドレスなどの情報を警察に渡していたとして批判を浴びた。

スイスにサーバーを置き、スイスの厳しい個人情報保護法でプライバシーが守られるとする ProtonMail だが、スイス当局が犯罪捜査のために情報提出を命じた場合は異議を申し立てる余地がなく、従うしかないのだという。ProtonMail は外国政府に情報を渡すことはないと説明しているが、この件ではフランス警察がユーロポールを通じてスイス当局に依頼したものだそうだ。

ProtonMail はユーザーの IP アドレスをデフォルトで記録しないが、当局から命じられれば記録して提出する必要がある。そのため ProtonMail は IP アドレスのログを記録しないことを含め、サービス自体の匿名性が高いという記述を削除する一方で、匿名性を重視する場合は ProtonMail と Tor を組み合わせて使用するべきだと述べている。

なお、現在のスイスの法律では電子メールと VPN は異なる扱いになるため、ProtonVPN がユーザーデータの記録を強制されることはないという。また、ProtonMail はその厳しいプライバシーにより、捜査対象が環境活動家であることも知らなかったとのことだ。

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ノルウェー、ロシアとの国境に「ロシア側への放尿禁止」との掲示が出現

著者: headless
2021年8月28日 17:18
ノルウェーでロシアとの国境にロシア側への放尿を禁ずる旨の掲示が出現したそうだ (The Barents Observer の記事The Register の記事RTÉ の記事Euronews の記事)。

ノルウェーの法律では国境で隣接する国やその当局を侮辱するような行為が禁じられており、違法行為が起こらないよう国境警備隊や警察、国境庁が監視している。数年前にはロシアに向けて石を投げた 4 人が拘束されているほか、昨冬は国境を越えてロシア側に手を突き出した女性が 8,000 クローネ (約 10 万円) の罰金を命じられているが、放尿に関してロシア側からの苦情はないそうだ。

掲示が行われたのはグレンセヤコブセルフの東側を流れ、ロシアとの国境を形成するヤコブセルバ川の川岸だ。掲示には英語で「No Peeing Towards Russia」と書かれているが、警察や国境庁では掲示を指示していないといい、実際に誰が掲示をしたのかは不明だ。ただし、国境庁長官は善意の人物が通行人に注意を喚起したものだとして問題視はしていないようだ。

長官は現地が観光客が長いドライブの後で最初に車を止める場所になることが多く、排尿の誘惑にかられる可能性が高いと述べ、監視カメラで撮影されていると注意喚起した。国境でのロシア側での放尿行為が見つかった場合は 3,000 クローネ (約 37,000 円) 以上の罰金が命じられる可能性があるとのことだ。

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Microsoft Power Apps で個人情報を含む計 3,800 万件のレコードが流出、その原因は仕様?

著者: nagazou
2021年8月27日 17:05
headless 曰く、

Microsoft Power Apps ポータルから個人情報を含む計 3,800 万件のレコードが流出した問題について、発見者の UpGuard がそのなりゆきを解説している(UpGuard のブログ記事The Verge の記事The Register の記事)。

Power Apps は開発者としてのスキルがなくてもビジネスアプリケーションを開発できるローコードアプリ開発ツール。OData (Open Data Protocol) API を使用することでポータルでのレコード公開が可能になるのだが、デフォルト無効の「テーブルのアクセス許可を有効にする」オプションを有効にしなければ匿名かつ認証なしでデータへのアクセスが可能になる。このことは Power Apps のドキュメントにも明記されているが、見過ごされることが多かったようだ。

個人情報が公開状態になっているとして UpGuard が通知したのは (Microsoftを含む) 企業や州政府など合計 47 エンティティにのぼる。UpGuard のアナリストは 5 月 24 日に最初の個人情報が公開状態になっている OData API を発見してオーナーに通知。通知を受けたオーナーは問題を修正した。UpGuard が調査を進めたところ、複数のポータルで OData API を通じた個人情報への匿名アクセスが可能になっていることが判明する。

UpGuard は Microsoft による顧客への通知に期待して MSRC (Microsoft Security Response Center) に脆弱性リポートを送るが、(設定を変更しなければデータが一般公開状態になるのは) 仕様であるとして、問題は解決済みとされてしまう。そのため、UpGuard 自ら各エンティティに通知を送ることになった。Microsoft のポータルで見つかった問題については脆弱性リポートへの返信という形で報告したものの回答はなく、新たな脆弱性リポートを送ったところ、不正利用リポートを送れと言われたそうだ。

Microsoft に脆弱性リポートを送り、あとは任せるという UpGuard の試みは失敗したが、UpGuard が複数のエンティティに最も深刻な複数の問題を報告したのち、Microsoft 側でも顧客の通知を開始したとみられる。また、Microsoft は匿名アクセスが許可されたリストを検出する ポータルチェッカーの提供を開始し、新規作成された Power Apps ポータルではテーブルのアクセス許可がデフォルト有効になっている。なお、現在は英語版のドキュメントに OData フィードを有効化した場合はテーブルのアクセス許可を無効にできないとの説明が追加されている。

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米国土安全保障省、ランサムウェア攻撃からセンシティブ情報と個人情報を守るためのファクトシートを公開

著者: nagazou
2021年8月23日 13:02
headless 曰く、

米国土安全保障省 (DHS) の Cybersecurity & Infrastructure Security Agency (CISA) は 19 日、ランサムウェア攻撃からセンシティブ情報と個人情報を守るための対策に関するファクトシートを公開した(CISA のツイートファクトシート: PDFSoftpedia の記事)。

対策は「ランサムウェア攻撃に対する防御」「センシティブ情報と個人情報の保護」「ランサムウェア被害発生時の対応」に大きく分けられている。防御としてはバックアップ作成と維持、サイバー攻撃対応計画の確立、インターネット側からの攻撃の入り口となる脆弱性や誤設定への対策、フィッシングメールのブロックとトレーニング、サイバー衛生の実践といったものが挙げられている。

情報保護としては、どのような情報が保存され、誰がアクセスできるかの把握と物理的セキュリティ・サイバーセキュリティのベストプラクティス適用、サイバー攻撃対応計画にデータ侵害対策を含めることといったものだ。

ランサムウェア被害が発生した場合の対応としては、影響を受けたシステムの特定と隔離、隔離できない場合に限って影響を受けたデバイスの電源を切るなどの被害拡大を防ぐ対策や、情報の収集、影響を受けた人・団体への通知、CISA を含む当局への報告などが挙げられている。なお、CISA ではランサムウェア被害発生時にデータ復元のための身代金を支払うことは推奨していない。

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個人情報の匿名化、信用できる?

著者: headless
2021年7月25日 19:34
匿名化されていたはずのアプリの位置情報で高位聖職者としては不適切な行動が指摘され、米カトリック司教協議会(USCCB)の事務局長が辞任した(USCCB の声明The Pillar の記事America Magazine の記事Ars Technica の記事)。

位置情報はゲイのソーシャルネットワーキングアプリ Grindr が匿名化してデータブローカーに販売したとされるもの。位置情報とユーザー名は結び付けられていないがデバイスごとにユニーク ID が割り振られており、特定のデバイスがデータを送信した場所と日時が確認できるという。

カトリック教会に関するニュースサイト The Pillar がデータを入手して調べたところ、2018 年から 2020 年にかけて特定のデバイスが(元)事務局長の自宅と職場のほか、ゲイバーや個人宅を訪れていることが判明したとのこと。事務局長は 2018 年の聖職者による児童虐待スキャンダルを受けて USCCB とバチカンの調整役を務めており、訪問した各地でもアプリからデータが送信されていたそうだ。

事務局長の行動に違法性はまったくないが、同性愛に反対するカトリック教会の高位聖職者としては、このようなアプリを使用するだけでもスキャンダラスといえる。そのため、事務局長はUSCCBの運営に支障をきたすことがないよう、The Pillarの記事が公開される前に辞任したとのことだ。

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「Audacity」のプライバシーポリシー変更案、まるでスパイウェアだと非難される

著者: nagazou
2021年7月8日 17:02

オープンソースのオーディオ編集ツール「Audacity」が買収によりプライバシーポリシーが改訂され、その改訂内容からこれではスパイウェアだと非難する声が出ている。Audacityは5月にMuse Groupという多国籍企業に買収され、7月2日にAudacityの公式サイト上にプライバシーポリシーのドラフト案が提示された。その内容によれば、今後のAudacityのリリースバージョンでは個人情報が送信されるようになるという(Audacity デスクトップ版のプライバシーに関するお知らせGitHubでの反対コメント窓の杜Phone Mania)。

送信されるデータは以下の通りとなっている

  • OSのバージョン
  • IPアドレスとそれに基づくユーザーの国情報
  • OS名
  • CPU情報
  • エラーコードとメッセージ
  • BreakpadMiniDump形式のクラッシュレポート
  • 法執行、訴訟および当局の要求に該当するデータ(存在する場合)

またすべての個人データは、欧州経済領域(EEA)のサーバーに保存されるという。その上でロシア政府や米国の外部弁護士と個人データを共有する場合があるとも記載されており、EUと米国・ロシアの規制当局の要求に応じて必要なユーザーデータを提出する可能性が示唆されている。この改訂が実施された場合、Audacityはスパイウェア化するという意見もあり、すぐにフォークするべきだとする意見も出ている模様。

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スマートホームカメラ「ATOM Cam」専用アプリで位置情報の無断送信が判明、批判受け修正へ

著者: nagazou
2021年6月23日 18:05
あるAnonymous Coward 曰く、

スマートホームカメラ「ATOM Cam」を開発・販売するATOM Tech(アトムテック)は6月12日、同社の提供する「ATOM – スマートライフ」アプリ(Android版iOS版)において、事前の説明と異なる目的で位置情報を利用していたことを謝罪し、位置情報の利用を停止した修正版のアプリを公開した(ATOM Techのニュースリリース)。

発端は5月29日、Googleのソフトウェアエンジニアである河本健氏がAndroid上でのパケットキャプチャにより、同アプリが起動時に端末の緯度・経度をアトムテックのサーバーに送信していることを発見したことに始まる。

同アプリでは事前に「スマートフォンのWi-Fi情報を取得するため」として初期設定時に位置情報の取得の許可を求めていたが、そのために位置情報を送信する必要性を同社に問い質したところ、実は「ユーザーのタイムゾーンを判定するため」という回答があったという。

しかしながら、タイムゾーンを判定する目的であればタイムゾーン取得用の関数を利用したスマートな方法が存在することや、事前の説明を逸脱した位置情報の利用について、同社からの返信が途絶えたため、河本氏が6月11日にこれまでの経緯をツイートしたところ、1,000リツイートを超える炎上状態となっていた。

同社の説明によれば、問題の原因は社内体制の不備にあり、タイムゾーン判別後の位置情報はサーバーに保存しない仕様であったという。また、問題提起を行った河本氏に対しては、こうした報告を無視せずにすぐ対応できるよう連絡ラインを見直すとの回答があったようだ。

情報元へのリンク

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Tesla、Autopilot時のドライバー監視に車内カメラの使用を開始

著者: headless
2021年5月30日 19:23
TeslaがModel 3/Yのソフトウェアアップデートで、Autopilot時のドライバー監視に車内カメラの使用を開始したそうだ(Electrekの記事The Vergeの記事CNBCの記事USA TODAYの記事)。

車内カメラによるドライバー監視機能が導入されたのはソフトウェアバージョン2021.4.15.11。リリースノートによれば、バックミラーの下のカメラを用いてAutopilot使用時にドライバーが十分に注意を払っていない状態を検出・警告するという。カメラのデータは共有を有効にしない限り、保存されたり外部に送信されたりすることはないとのこと。

他社の先進運転支援システムではカメラの映像を用いて運転席にドライバーが座っていることを確認する仕組みを備えるが、これまでAutopilotは同様の仕組みを備えておらず、Autopilotが有効な状態でドライバーが助手席後部座席へ移動することも可能だった。ただし、Teslaは完全自動運転(FSD)ベータテストで十分な注意を払わないオーナーをベータプログラムから除外しており、イーロン・マスク氏はカメラで注意力低下を検出しているのかという質問に「Yes」と答えていた。

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英情報コミッショナー事務局、ユーザーの意図に反した追跡を損害と認めなければデータ侵害を取り締まれなくなると示唆

著者: headless
2021年5月4日 19:18
英情報コミッショナー事務局(ICO)が英最高裁に対し、ユーザーが自分のデータをコントロールできなくなることを「損害」と認めなければデータ侵害を取り締まれなくなると示唆しているそうだ(The Registerの記事[1][2]HackReadの記事)。

本件はGoogleがiPhoneのSafariでデフォルト設定のサードパーティcookieブロックを迂回し、ユーザーを追跡していたことについて2017年に提起された代表訴訟に関するものだ。一審では訴えが認められなかったが、二審で逆転したため、Googleが上告していた。ICOは訴訟当事者ではないが、代理人の弁護士が第三者として訴訟に加わっている。

オプトイン方式の日本の集団訴訟とは異なり、英国(イングランドとウェールズ)の代表訴訟は同じ損害を受けたすべての人を原告代表が代表する点で米国のクラスアクション訴訟に近いものだが、代表される全員がまったく同じ利害関係を持つ必要があるという。そのため、Google側はユーザー追跡による損害を受けた人が何人いるか確認しようがなく、訴訟は棄却されるべきだと主張しているとのこと。

しかし、ユーザーの意図に反してWebアクセスを追跡すれば、ユーザーが自分のデータをコントロールできなくなることになる。そのため、ユーザーの意図に反する追跡自体が損害と認められなければ、データ侵害が発生してもデータの悪用による被害が発生しない限り取り締まれなくなる、というのがICOの弁護士の見解のようだ。

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GoogleのFLoC、Chrome以外のメジャーブラウザーはサポートしない雰囲気

著者: nagazou
2021年4月19日 17:06
headless 曰く、

サードパーティcookieを使用せずに関連性の高い広告を表示する仕組みとしてGoogleはFLoC(Federated Learning of Cohorts)を開発しているが、Chrome以外のメジャーブラウザーはChromiumベースのものを含めてサポートしない雰囲気になっている(The Vergeの記事Windows Centralの記事)。

FLoCは共通の興味を持つユーザーを大きなグループに分けることで関連性の高い広告を表示しつつ、個別のユーザーを群衆の中に隠すことができると説明されているが、ユーザーの合意なく追跡されることに違いはない。BraveVivaldiはブログで明確にFLoC無効化を表明しており、Operaは現時点で有効化する計画はないとThe Vergeに回答している。

MicrosoftはThe Vergeに対し、明確にMicrosoft EdgeでFLoCを無効化するとは断言しなかったものの、全体的には反対の雰囲気だ。ただし、ブラウザーベースで個別のユーザー特定を必要としないものや、IDベースでユーザーの合意とファーストパーティの関係によるものなど、関連性の高い広告を表示する仕組みを探っていると述べ、Microsoftが提唱する、プライベートで匿名化されたリクエストにより広告の実効性を維持しつつ透明性を高める「PARKEET」を例に挙げている。

Mozillaは多数提案されているプライバシーを維持する広告表示の仕組みを検討しているが、現時点で実装予定のものはないと回答。The VergeではAppleに直接問い合わせていないとのことだが、WebKitエンジニアのJohn Wilander氏がBraveのFLoCに対する姿勢を紹介したツイートへの質問に答え、(Safariに)実装するとは言っていないと述べている。

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監視カメラサービスがハッキングを受ける。企業や病院、警察、刑務所など15万台以上の映像が流出

著者: nagazou
2021年3月12日 18:01
クラウド型のビル監視・運用ツールを提供しているスタートアップ企業のVerkadaが外部からハッキングされたそうだ。これにより同社の利用者15万台以上のカメラ映像が流出したと報じられている(BloombergブルームバーグEngadget)。

犯行はSuper Administratorの権限を入手する手法で実行されたとされる。被害は電気自動車メーカーのテスラが利用している222台ものカメラのほか、Cloudflareをはじめ病院、警察、刑務所、学校、そしてVerkada自身がオフィス等に設置している監視用ネットワークカメラに関しても映像が流出したとされる。また全顧客の映像記録全てにもアクセスできたそうだ。

病院を含む一部のカメラでは、Verkadaが提供している顔認識技術を使用して、映像でキャプチャされた人物を識別および分類することもできた。Bloombergの記事によれば、Verkadaは不正アクセスを防止するため、すべての内部管理者アカウントを無効にしたとする声明を出しているという。なおVerkadaの公式サイト上には今のところリリース等は出されていない。

この件に関して、被害にあった一社であるCloudflareが自社ブログで、事件の経緯や被害状況について解説する記事を掲載した。Cloudflareは、サンフランシスコ、オースティン、ニューヨーク、ロンドン、シンガポールのオフィスの監視にVerkadaのサービスを使用しているという。同社はVerkadaからハッキングの連絡を受けると、すべての場所のカメラをシャットダウンした。なお先の話題にあった顔認識アプリは同社では使用していないと説明している(CloudflareGIGAZINE)。

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Brave、プライバシーを重視する独自サーチエンジンを提供する計画

著者: headless
2021年3月6日 17:18
Braveは3日、オープンサーチエンジン「Tailcat」の買収を発表した(Braveのブログ記事The Registerの記事SlashGearの記事Ghacksの記事)。

Tailcatは昨年サービスを終了したプライバシー重視のサーチエンジンCliqzの元開発者によるサーチエンジンで、Braveではこれを基礎として独自サーチエンジン「Brave Search」を開発する計画だ。Tailcatは完全に独立したインデックスを用い、ユーザーのプライバシーを損なうことなく高品質な検索結果を提供するという。これにより、Brave Searchはユーザーを追跡しないプライベートなサーチエンジンとなり、匿名化されたコミュニティからの貢献により改善を進めていく。広告の表示される無料版のWeb検索だけでなく、広告なしの有料版を提供する計画もあるそうだ。

なお、CliqzはMozillaが2017年にドイツでFirefoxユーザーの一部を対象に無断で拡張機能を同梱する実験を行って問題になったあのCliqzだ。

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WhatsApp、新プライバシーポリシーを承認しないユーザーのアカウントがどうなるか説明

著者: nagazou
2021年2月25日 18:03
headless 曰く、

WhatsAppが5月15日に発効する新プライバシーポリシーについて、承諾しないユーザーのアカウントの扱いを解説する新しいFAQページを公開している(The Vergeの記事The Guardianの記事Mashableの記事Softpediaの記事)。

WhatsAppはFacebookとのデータ共有を盛り込んだ新プライバシーポリシーを1月に公開してユーザーから強い反発を受けた。変更はビジネスアカウントを見つけやすくするためのものであり、メッセージや通話の内容にWhatsAppやFaecbookがアクセスすることはないと説明し、発効日も2月から5月に先送りしているが、SignalやTelegramに百万人単位でユーザーが流れているとも報じられている。

新しいFAQページでは新プライバシーポリシーを承諾しなくてもユーザーアカウントが削除されることはないと説明している。ただし、5月15日以降は機能が制限され、しばらくの間は通知や通話の着信を受けることが可能だが、メッセージの送受信はできなくなるという。5月15日以降も新プライバシーポリシーを承諾することは可能で、(そう書かれてはいないが)承諾した時点で利用を再開できるとみられる。

一方、チャット履歴のエクスポートやアカウント情報リポートのダウンロードは5月15日まで可能とされており、5月15日以降については説明がない。120日以上経過したらアカウントを削除するという非アクティブユーザーに対するポリシーが適用されるとの記述もみられるが、新プライバシーポリシーを承諾しないユーザーが5月15日以降非アクティブとみなされるのかどうか不明確だ。

スラドではユーザーが少ないように感じるWhatsAppだが、皆さんがよく使用するメッセンジャーアプリは何だろうか。

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中国で盗聴器入りのモバイルバッテリーを販売していた業者が摘発される

著者: nagazou
2021年2月4日 13:35
中国で盗聴器入りのモバイルバッテリーが話題になっていたようだ。中国の全国ネット「中国中央電視台(CCTV)」が報じたもので、このモバイルバッテリーは348元で販売されていたという。指定されたアプリから盗聴機能を起動することができ、またGPSによる位置情報や移動の軌跡、録音データの受信などができるという。また音量検知機能により、近くの会話を自動で録音を開始する設定もあるという(ZDNet Japan)。

ZDNet Japanに掲載された元記事によれば、もともとは中国で利用の多いシェアサイクル用の防犯ツールとして販売されていた部品を転用した製品のようだ。自転車の位置を把握できるだけでなく、バッテリーだけ盗まれた場合でも居場所をつかめるという使い方のために用意されたものであるらしい。なお、南京警察は製造販売していた深センの業者などの関係者28人を逮捕、端末2000個以上を押収したとしている。

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開発者の正直さに依存するApp Storeのプライバシー情報表示、どれぐらい意味がある?

著者: nagazou
2021年2月1日 18:05
headless 曰く、

Appleは年末からApp Storeでアプリのプライバシー情報の表示を開始しているが、情報は開発者の自己申告であり、中には不正確なものもあるようだ(The Washington Postの記事Mac Rumorsの記事9to5Macの記事)。

アプリのプライバシー情報は食品の栄養素ラベルのように一見して必要な情報が把握できるようにするもので、アプリが収集するデータの種類や扱いなどが「Appのプライバシー」セクションに記載される。これらの情報は新規アプリおよびアプリのアップデートをApp Storeに提出する際に必須となるが、Appleは「デベロッパには、回答を正確かつ最新の情報に保つ責任があります」とするのみで、掲載前に確認は行われないようだ。実際に「Appのプライバシー」セクションで「詳細を表示」をクリックすると「この情報はAppleによって検証されていません」という但し書きがみられる。

The Washington Postの記事では、テクノロジーコラムニストのGeoffrey Fowler氏が「データの収集なし」と表示されるアプリによるデータ収集が判明したと伝えている。その後Fowler氏は数十本のアプリを検証し、半数以上が「Appのプライバシー」の記載と異なるデータ収集を行うことを確認したという。Fowler氏はVPNアプリ「Privacy Pro」の追跡防止機能がブロックした通信のリストを証拠として示し、Apple製品のセールスポイントであるプライバシーはユーザーのためではなく、Appleが利益を得るためだと批判する。

AppleはFowler氏に対し、開発者が提供するプライバシー情報の正確性を順次確認しており、不正確な情報を修正するよう開発者に求め、修正されない場合は将来のアップデートの却下やApp Storeからの削除も行うなどと説明したという。Fowler氏からの連絡を受けて「Appのプライバシー」に表示する情報を修正したり、アプリ自体を修正したりする開発者もいるが、修正することなく公開を続けている開発者もいるとのことだ。

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Dell、Webカメラ使用に合わせて自動で開閉する「SafeShutter」搭載ノートPCを発表

著者: headless
2021年1月11日 17:25
Dellは5日に発表したビジネス向けモバイルPC Latitude 9420/9520のWebカメラには、使用状況に合わせて自動開閉するシャッター「SafeShutter」が搭載されるそうだ(プレスリリースThe Vergeの記事SlashGearの記事動画)。

Webカメラ稼働中にはパイロットランプが点灯するが、過去にはパイロットランプを無効化してカメラを使用可能な脆弱性が発見されたこともあり、プライバシーの観点から物理的にふさぐ人も多い。ただし、後付けのカメラカバーはディスプレイを傷つける可能性もある。ビデオ会議でWebカメラを使用する頻度が高まっている昨今では繰り返し貼り直すことになる。

SafeShutterはビデオ会議アプリに連動して自動でシャッターが開閉するというもので、動画では赤い薄板がスライドしてレンズを覆う様子が確認できる。Webカメラ用の自動シャッターは業界初だという。このほかにもビデオ会議向けの機能強化が行われており、Intel Visual Sensing Technologyによる自動ウエイクアップ/ロックも利用できる。

プレスリリースに細かいスペックは記載されていないが、Wi-Fi 6Eまたは5G LTEが利用可能で、第11世代Intel Core i7プロセッサーが選択可能とのこと。14インチディスプレイのLatitude 9420は2021年春発売で1,949ドルから、15インチのLatitude 9520の価格は後日発表となっている。

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シンガポール政府、COVID-19接触者追跡システムを犯罪捜査にも使用すると発表

著者: headless
2021年1月9日 13:37
シンガポール政府は4日、COVID-19接触者追跡システムTraceTogetherのWebサイトでプライバシーに関するページを更新し、収集したデータを犯罪捜査に使用することがあるとの文言を追加した(TraceTogether Privacy SafeguardsThe Straits Timesの記事Ars Technicaの記事The Registerの記事)。

シンガポールではTraceTogetherアプリの提供を昨年3月に開始し、6月にはスマートフォンなしでも利用可能なトークンの無料配布を開始している。TraceTogetherはBluetooth近接通信を利用して接触者を検出し、匿名化されたデータをデバイス内に保存する。基本的にサーバーでは登録情報だけが保存され、COVID-19陽性が確認された場合のみデータのアップロードが求められる。これまでシンガポール政府はTraceTogetherのデータをCOVID-19接触者追跡にのみ使用し、犯罪捜査には使用しないと説明していた。

しかし、シンガポールの刑事手続法(CPC)では、警察が捜査や裁判で必要な文書や物品の提出を命じることが可能だと定められている。更新版のPrivacy SafeguardsではTraceTogetherのデータもCPCの例外ではないとし、シンガポール警察が犯罪捜査で必要だと判断した場合にはデータのアップロードを命じる権限がCPCにより与えられると明記されている。

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河野大臣が"Zoom危険厨"にTPOでの使い分けを諭す

著者: nagazou
2021年1月4日 14:35

河野太郎規制改革大臣が12月末にシンガポールに出張、現地からZoomでオンライン記者会見を行ったところ、河野大臣にZoomの安全性に関して指摘するユーザーが複数出たようだ。過去のセキュリティ問題や先日の米司法省がZoom関係者を起訴したことなどを念頭に置いた指摘と思われるが、河野大臣はTwitterやブログでこうした意見に反論している(河野太郎公式Twitter河野太郎公式サイト)。

反論の内容は明確で、Zoom経由で公開されている記者会見や公開フォーラムは一般公開されているものであり機密漏洩の心配はないというもの。国内の会議も同様であり、参加者はZoomの持つリスクを理解した上で参加しているとしている。また、

2カ国や3カ国の外相電話会談や防衛相電話会談などを行う場合も、その際のシステムの脆弱性に応じて話せる内容が変わってきます。 機微な内容を話す時は、それに応じたシステムを選びます。 必要なシステムが使えない時は、機微な話はできません。

として、機密性と利便性に応じてシステムを使い分けていると話している。

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