ノーマルビュー

Windows Subsystem for Linuxをターゲットにしたマルウェア

著者: headless
2021年9月20日 13:09
Lumen Technologies の Black Lotus Labs は 16 日、Windows Subsystem for Linux (WSL) をターゲットとするマルウェアが複数見つかったことを発表した (プレスリリースLumen のブログ記事The Register の記事)。

一連のマルウェアは主に Python 3 で書かれ、PyInstaller で Linux の ELF (Executable and Linkable Format) バイナリに変換されている。サンプルの中には MSFVenom や Meterpreter で生成した軽量ペイロードを含むものや、リモートサーバーからシェルコードのダウンロードを試みるものがあったという。初期のサンプルでは純粋に Python 3 のみで書かれていたが、最新のサンプルでは ctypes を用いて Windows API を呼び出すものや、PowerShell スクリプトをホストマシン上で実行するようなものに進化しているそうだ。

Windows 向けのエンドポイントエージェントは ELF ファイルを分析するシグネチャを持っていないとみられ、VirusTotal での各サンプル検知率は非常に低い。一方、同様の機能を持つ WSL 向けでないマルウェアはよく検知されているとのこと。

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Debian 11、コードネームBullseyeがリリース

著者: nagazou
2021年8月18日 18:10

Debianプロジェクトは8月14日、Linuxディストリビューションの最新安定版「Debian 11」(コードネーム:bullseye)をリリースした。前バージョンであるDebian 10は2019年にリリースされたことから、それから約2年ぶりの更新となっている(Debian 11 bullseyeリリースZDNetCodeZineThink IT)。

新たなハードウェア対応などを含む新機能もサポートされた。exFATファイルシステムのサポートが行われたほか、ベンダーに依存しないInternet Printing Protocol-over-USB(IPP-over-USB)プロトコルを使用するipp-usbを導入、USBデバイスをネットワークデバイスとして扱えるようになった。Debian 11では、主なデスクトップ環境のバージョンとして以下のものが含まれる。

  • Gnome 3.38
  • KDE Plasma 5.20
  • LXDE 11
  • LXQt 0.16
  • MATE 1.24
  • Xfce 4.16

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完全に自由なオペレーティングシステム実現のためには簡単にインストールできない不自由さを我慢するべきか

著者: headless
2021年1月23日 19:26
Debianが完全に自由なオペレーティングシステムを実現するため、非自由な(プロプライエタリな)ドライバー・ファームウェアを同梱するバージョンが見つかりにくいようにしていることに対し、Windows 10からの移行で苦労したユーザーがDebian開発者メーリングリストで異議を唱え、議論となっている(The Registerの記事メーリングリスト投稿)。

投稿者はWindows 10がプリインストールされたノートPCにDebianをインストールしようとしたが、Debianのサイトで容易に見つかる「netinst」インストールイメージでは非自由なネットワークドライバーが利用できないため、DVD版のISOイメージを探し出すまでインストールできなかったという。そのため、非自由なドライバーを含むバージョンを隠す方針はWindows 10からの移行に興味を持つ人の導入を制限しているとし、誰にでも利用できるようにすることを提案している。

これに対し、ファームウェアをnon-freeからnon-free-firmwareに移動することを提案したが総意が得られなかった、Debian開発者は「完全に自由だが動作しない環境の多いバージョン」と「非自由ソフトウェアによりほとんどの環境で動作するバージョン」の2バージョンを作成し、動作する方を隠して動作しない方をトップページに置いているなど、現状に批判的な返信がみられる。一方、非自由なソフトウェアを含むバージョンを「動作する」とはみなさず、そういうものがよければUbuntuを使えばいいといった強硬意見や、Debian側で問題を修正不可能なソフトウェアは配布できないという意見も出ている。

現在非公式版として配布されている非自由ソフトウェア同梱版にトップページからたどり着けるようにすればいいという意見も早い段階で出ていたが、議論は完全な自由を選ぶか不完全な自由を選ぶかという方向に向かっているようだ。スラドの皆さんのご意見はいかがだろうか。

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Debian 11のデフォルトテーマが決定

著者: headless
2020年11月14日 13:32
Debian Projectは12日、Debian 11(コードネーム: Bullseye)のデフォルトテーマ「Homeworld」を発表した(Bits from Debianの記事Phoronixの記事)。

Debian ProjectではBullseyeのデフォルトアートワークを決めるための人気調査を10月下旬から11月上旬に実施したが、5,613人の回答者によるランキングを総合した結果、Juliette Taka Belin氏のデザインによるHomeworldが勝者になったという。Belin氏はHomeworldについて、バウハウス運動のアートスタイルにインスパイアされたテーマだと説明している。

Debianのコードネームは映画「トイ・ストーリー」のキャラクター名から取るのが恒例になっており、Bullseyeは馬のキャラクターだ。Homeworldでは馬の顔らしきオブジェクトが中央に置かれ、文字通りの「bull's-eye (標的)」らしくアレンジされたDebianロゴもみられるが、その関連については説明されていない。

Belin氏はDebian 8の「lines」テーマや、Debian 9の「softWaves」テーマの作者でもある。スラドの皆さんの予想は当たっただろうか。

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Debian Project、次期リリース「Bullseye」で使用するアートワークの人気調査を実施 2020年10月29日

Debian Project、次期リリース「Bullseye」で使用するアートワークの人気調査を実施

著者: nagazou
2020年10月29日 18:04
headless 曰く、

Debian Projectが来年リリース予定のDevian 11(コードネーム: Bullseye)で使用するデフォルトのアートワークを決めるため、人気調査を実施している(Bullseye Artwork Survey候補リストPhoronixの記事)。

Bullseyeは映画「トイ・ストーリー」に登場する馬のキャラクター「ブルズアイ」から取った名前だという。アートワークは10月15日までの公募で提案されたもので、10月26日~11月9日までのレビュー期間が設定されている。

提案されたアートワークは全部で17点。ブルズアイにちなんで馬をデザインしたものや馬蹄をデザインしたもの、文字通り「bull's-eye (標的)」風にデザインしたものもみられる。人気調査はどれか1点を選ぶのではなく、気に入った順に並べ替えて送信する形式だ。

明確には説明されていないが、気に入った作品は下の「Your choices」に移動してランク順に並べ替え、残りを「Your ranking」内でランク順に並べ替えるということのようだ。送信後に印刷画面でランクが表示されるのは「Your choices」に移動した作品のみだった。スラドの皆さんはどれが好みだろうか。

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