ノーマルビュー

ウィキペディアが中国人編集者7人を永久追放12人を停止処分、背後に香港めぐる衝突も

著者: nagazou
2021年9月27日 15:13
ウィキメディア財団は13日、編集資格を持つ中国人7人のアカウントを永久停止し、12人から管理者の権限をはく奪したと発表した。同財団は1年近く中国語版ウィキペディアの内部調査を行っていた。目的はウィキペディア編集になり、その立場を利用して中国に関連する論調を管理したり誘導していた団体の調査だと見られている(lists.wikimedia.orgThe RegisterGIGAZINERecord China)。

しかし調査中のこの夏、個人を特定できる情報やボランティア選出に関連する団体の情報にアクセスしようとする「信頼できる脅威」が確認されたことによりアカウント停止などの対応を行った模様。6月に香港の「蘋果日報(アップルデイリー)」が業務停止になるなど、中国本土と香港との対立が強まっているという政治的な背景も影響したようだ。BBCの報道によれば、オンラインチャット上で、香港の編集者を国家安全保障警察のホットラインに報告しようと話し合った人物も存在したとしている(BBC)。

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アダルトエンタテインメント企業、Wikipediaに関するWikipedia記事を検索結果から削除するようGoogleに要請

著者: nagazou
2021年6月1日 16:05
headless 曰く、

アダルトエンタテインメント企業 The Score Groupが同社の著作権を侵害していると主張する378件のURLを検索結果から削除するよう、米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく通知をGoogleへ送っているのだが、これにWikipedia記事27件のURLが含まれている(TorrentFreakの記事削除要請)。

Wikipedia記事の中にはTorrentサイトやポルノサイトに関する記事も含まれるものの、著作権を侵害するようなリンクが含まれているわけではない。TorrentFreakやThe Verge、Financial Timesといったニュースサイトに関する記事や、IMDbやRotten Tomatoesといった映画情報サイトに関する記事も含まれている。また、アダルトエンタテインメントとは無関係そうなDomino's PizzaやGrammy Awardに関する記事のほか、Wikipedia自体に関する記事も含まれる。

自動処理による誤った削除要請は珍しいものではなく、今回のWikipedia記事の一部はキーワード指定で誤検知したとみられるが、誤検知の理由がわかりにくいものも多い。同社がGoogleに送った別のDMCA削除要請にはIMDbの記事が7本含まれており、アダルト作品に出演する俳優に関する記事2本のほかはアダルトエンタテインメントとは無関係な映画作品に関するものだ。

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Wikimediaプロジェクトのデータを大量に使用する企業に便利な有料サービスWikimedia Enterprise API

著者: headless
2021年3月21日 09:53
Wikimedia Foundationは16日、企業がWikimediaプロジェクトの公開データを自社サービスで利用しやすくするWikimedia Enterprise APIを発表した(Diffの記事Mashableの記事The Vergeの記事The Registerの記事)。

Wikimediaでは何年も前から、コンテンツを大量に商用利用するユーザーの技術的ニーズに対応しつつ、これらのユーザーによる無料の知識エコシステムの持続を可能にするエンタープライズグレードの有料サービスを検討してきたという。Wikimedia Enterprise APIはデータフィードのより速い効率的な更新や、コンテンツの機械可読性を高めるための標準化を行い、有料で提供する。ただし、製品はオプトインであり、大量に商用利用するユーザーを含め、現在一般提供されているツールやコンテンツは今後も無料で制限なく使い続けられる。Enterprise APIはその持続可能性を高めるものになるとのことだ。

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ウィキペディア20周年。国内でも23日にオンラインイベント実施

著者: nagazou
2021年1月20日 13:34
今年の1月15日にウィキペディアは設立20年を迎えた。1月23日の午前10時から国内でもオンラインイベント「ウィキペディア20年イベント (Wikipedia Day 20 JPN)」が開催される予定(Wikipedia:オフラインミーティング/東京/ウィキペディア20年イベントKAI-YOU)。

このWikipedia Day 20 JPNでは、「知識情報基盤としてのウィキペディア」、「そもそもウィキペディア20年、何が起きたの」、「大学の人がウィキペディアを編集してみたらどうなるの」、「ウィキペディアンが「棚から一掴み」してみたら 2021」。「この人が選ぶ、秀逸な記事」、「ウィキペディアタウンサミット 2021」といったウィキペディアンに焦点を当てた企画が多く予定されている模様。入場無料だが参加には事前登録が必要とのこと。

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Wikipediaの国の歴史は陰謀論者に乗っ取られている?

著者: nagazou
2020年9月30日 13:30
あるAnonymous Coward 曰く、

誰でも編集できることが特徴のオンライン百科事典Wikipediaだが、国家の歴史の記述が、陰謀論者により書き換えられて乗っ取られてしまうような事例が起きているようである(Togetterまとめ)。

今回Twitter上で話題になっていたのは「スペイン」「オーストリア」「インド」などの記事で、2010年頃は普通の百科事典の記事だったものが、その後に怪しい出典をもとに大量に加筆が行われてしまい、冗長で本筋から外れた記述が並ぶ記事へとアップデートされてしまっている。

こうした記事については、内容の問題もあれば、そもそも長くて読む気を失わせるなどのコメントが寄せられている。問題を認識している編集者もいるようだが、こうした編集を行うアカウントは自分の記述が消されることに猛抗議をしてくるとのことで、面倒なため誰も手を出したくないという状況になっているらしい。Wikipediaのシステム上難しい問題であるが、こうした問題に何か良い手は無いのだろうか?

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ウィキペディアで情報が充実している都市は観光収益が増える

著者: nagazou
2020年9月24日 12:00
観光地の宣伝にもっとも役立つものは、旅行パンフレットや観光案内サイトではない。The Guardianによると、最も費用対効果の高い方法といえるのは、ウィキペディアのページを更新することだという(The GuardianSlashdot)。

イタリアのトリノにある研究機関、Collegio Carlo Albertoとドイツのマンハイムにある民間調査会社、欧州経済研究センター(ZEW)が行った実験によれば、ウィキペディアのページを少し編集するだけで、小さな都市の観光収入が年間10万ポンド(約1330万円)ほど増加する可能性があるのだという。

研究者たちは、スペインにある都市をランダム選択し、歴史と地元の観光スポットに関するいくつかの情報、そして高品質な写真を付け加えた。すると観光シーズンにおける街での宿泊数が約9%ほど増加したという。これまでウィキペディアにページを持たない都市の場合、わずかな編集を加えるだけで訪問数が大幅に増える可能性がある。

研究者たちは世界中の多くの都市が、基本的な編集を自分たちでしていない理由について、疑問を持つと指摘している。

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Wikipedia、編集者同士の対立を解消するための新しい行動規範策定へ

著者: hylom
2020年5月27日 13:37

Anonymous Coward曰く、

Wikipediaが、今年中に「toxic behaviour(有害行動)」と戦うための新しい行動規範を制定するという。Wikipediaはボランティアによって記事の執筆や更新が行われているが、多くの女性、特にLGBTQコミュニティのメンバーは、ほかの編集者から虐待や嫌がらせを受けていると訴えている。新しい行動規範はこうした問題に対処するためのものだそうだ。

新しい行動規範では、ボランティアが利用規約に違反した場合のアクセスの禁止、もしくは制限が含まれる予定。ボランティアが記事の文脈に応じた判断が必要とすると感じた場合、裁定のためのレビュープロセスも用意されるという。

ワシントン大学が行ったWikipedia編集者の性差に関する研究では、多くの女性編集者とLGBTQ編集者が安全でないと感じていたという。数人の女性編集者は、執筆内容について男性編集者から問題視されたり、男性編集者から否定的なフィードバックを受けたと話す。トランスジェンダーの編集者も存在しているが、ある編集者は死の脅迫を受けたと語っている。

Wikipediaではページが作成された後もページのコンテンツ内容を変更できる。このため、編集者同士の方針の違いから編集合戦が起きやすい。新しい行動規範では二つのフェーズで処理が行われる。最初に編集者同士が編集合戦を起こさない様、内部的な対面イベントおよびチャットルームなどを設定、話し合いの場を設けるようだ。こちらは、8月30日までに理事会により承認される予定となっている。第2フェーズでは規則が破られた場合の処置方法などが決められる模様。こちらは年末までに理事会で承認されるとしている(BBCSlashdot)。

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