ノーマルビュー

再生可能エネルギーを砂に保存する技術

著者: headless
2022年7月10日 19:24
フィンランドの Polar Night Energy (PNE) が開発した再生可能エネルギーを砂に保存するという技術が注目を集めている (PNE のニュース記事BBC News の記事The Next Web の記事Neowin の記事動画)。

この技術は再生可能エネルギーの出力を熱に変え、砂を加熱してコンテナに保存するというものだ。砂は安価で耐久性が高く、1,000℃ 以上に加熱することも可能だ。適切な断熱処理を行えば、最小限の熱損失で数か月の保存が可能になるという。

このたび、ロシアのウクライナ侵略で燃料価格が高騰する中、実際に利用可能な装置が初めて設置され、BBC News で「Sand Battery」として紹介されたことで注目を集めた。この装置はおよそ 100 トンの建設用砂を格納した灰色のサイロで、砂を 500℃ に加熱して保存する。

保存した熱はエネルギー価格が上昇する時期に取り出して温水を作り、暖房や温水プールで使用するとのことだ。

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Googleも重宝。しぶとく生きる日本製磁気テープ

著者: nagazou
2022年7月4日 14:34
磁気テープが信頼性などの面から見直されているという。2011年2月末に起きた「Gmail」の障害で、当時Googleは原因は「記憶装置のソフトウエアを更新したときに発生したバグ」と説明していた。このときは古いバージョンに戻して対応したが、回復には3日を要した。当時のメールのバックアップデータには磁気テープが使われていたという。日経新聞の記事によれば、同社の大規模障害で磁気テープを用いてデータを復元させた初のケースとして、同社の事例などにも紹介されているそうだ。磁気テープの世界生産の7割のシェアを持つのは富士フイルムで、最近ではコスパと安全性で再評価がおこなわれ、IT企業や病院からの問い合わせが増えているのだという(日経新聞)。

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Western Digital、フラッシュメモリ事業の分社化を検討

著者: headless
2022年6月11日 15:35
Western Digital は 7 日、同社のフラッシュメモリ事業と HDD 事業を分離する戦略代替案を検討していると発表した (ニュースリリースThe Register の記事)。

Western Digital は 2015 年に SanDisk を買収してフラッシュメモリ事業に参入。SanDisk はキオクシアとの合弁事業でフラッシュメモリを製造している。しかし、フラッシュメモリを自社製造することなくストレージデバイスに専念する Seagate が HDD 市場 1 位、HDD 事業を売却してフラッシュメモリに専念する Samsung がフラッシュメモリ市場 1 位となっており、HDD 市場 3 位の東芝もフラッシュメモリ事業を投資家グループ (現キオクシア) に売却している。その結果、唯一両事業を手掛けるのは Western Digital のみとなるが、両市場でシェアを減らしている。

そのため、Western Digital に 10 億ドルを投資している Elliott Investment Management は 5 月、フラッシュメモリ事業を分社化して価値を高めることを提案した。Elliott は分社化により Western Digital の株価が 2023 年末までに現在のおよそ 2 倍となる 1 株当たり 100 ドル以上に到達すると予測し、フラッシュメモリ事業に対する 10 億ドルの追加投資も提案していた。Western Digital の取締役会は Elliott の追加投資提案も含めて検討しており、Elliott との慣習的な秘密保持契約とレター形式の契約書に署名したとのことだ。

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Linux 5.15 でマージされた NTFS3 ドライバー、既に orphan 化との指摘も

著者: headless
2022年5月3日 11:39
Linux 5.15 でメインラインにマージされた NTFS3 ドライバーだが、以来ほとんど更新されておらず、既に orphan 化しているのではないかとの指摘も出ている (メーリングリスト投稿Phoronix の記事The Register の記事)。

NTFS3 は Paragon Software のプロプライエタリドライバーが元になっており、メインテナーも Paragon CEO の Konstantin Komarov 氏が務めている。しかし Kari Argillander 氏によると、NTFS3 に多数送られているバグリポートとパッチを誰も処理せず、Komarov 氏に連絡してもほとんど応答がないという。Argillander 氏は共同メインテナーとして手伝う意志も示したが、それにも返信がないといい、放置されたままなら削除すべきではないかと問題提起している。

Linus Torvalds 氏はメーリングリストへの返信で NTFS3 を維持していくつもりなら新しいメインテナーを探すべきだとし、誰も見つからなければ削除すべきだと述べている。Linux には読み取り専用の NTFS ドライバーもあり、維持されていないファイルシステム (ドライバー) が 2 つあるよりも 1 つだけの方がマシとのこと。

一方、Komarov 氏もメーリングリストに返信し、NTFS3 は活発な開発が進んでおり、orphan 化するつもりはないと述べている。現在の問題は Kernel.org でアカウントを取得するのに時間がかかっていることで、GitHub を通じてパッチ / PR を準備する許可を Torvalds 氏に求めている。また、NTFS3 のユーティリティも準備を進めているという。なお、返信が遅れた理由としては、ドイツで COVID-19 による制限の多くが解除されたため、短い休暇をとったためだと述べている。

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Linux、フロッピーディスクコントローラーに低レベルコマンドを送る FDRAWCMD 無効化へ

著者: headless
2022年4月30日 17:28
フロッピーディスクコントローラー (FDC) へ低レベルコマンドを送る ioctl「FDRAWCMD」で脆弱性が確認され、修正ではなくデフォルト無効にする構成オプションが Linux 5.18 のメインラインにマージされた(Phoronix の記事コミットメッセージ)。

FDRAWCMD では use-after-free 脆弱性の存在が数年前から報告されていたが、最近改めて報告されるまで見過ごされてきたようだ。FDC への低レベルコマンド送信は Amiga のフロッピーやコピープロテクトされたフロッピーなど、非標準フォーマットのフロッピーを扱う場合に用いられる。しかし、そのような標準的でない用途が現在はほとんどなく、この機能の有用性を脆弱性の危険性が上回ることからデフォルト無効化が決まった。この機能は非推奨となり、近い将来カーネルから削除される。どうしても必要な場合は有効にできるが、ディストロレベルでは無効にしておくべきとのことだ。

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『16TB』という"型番"の「512GB SSD」などが複数のECサイトで確認される

著者: nagazou
2022年4月26日 15:09
ITmediaの記事によれば、Yahoo!ショッピングや楽天市場で、画像には「16TB SSD」と書いてあるにもかかわらず、実際の商品のストレージ容量は512GBといったようなSSDなどが販売されているという。楽天市場では「外付けSSD」という商品名で出品されており、型番/容量を選択する項目では「500GB=64GB」というモデルしか選べなかったという(ITmedia)。

ITmediaで楽天に問い合わせたところ、楽天の規約違反の疑いがあることから、当該店舗を一時閉店する処置を行ったとのこと。Yahoo!に関しても楽天から数日おいた25日に「対象の商品につきましては、お客さまに誤認を与える可能性があると判断し、削除した」と連絡があったとしている。

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容疑者が飲み込んだSDカードを内視鏡で強制採取、令状はあったが前例無しで違法判断

著者: nagazou
2022年3月31日 17:09
盗撮目的で住居侵入したとある事件の容疑者が逮捕された。しかし容疑者は証拠となると思われる撮影データを記録したmicroSDカードを飲み込んでしまったようだ。CT検査を実施したところ、体内にmicroSDカードのような異物があることが判明、医師は内視鏡で取り出すことを警察側に伝え、県警は事件の捜査に必要だとして強制採取の許可を求める令状を裁判所に請求。発付されたとしている(朝日新聞)。

元記事で無料で読める部分はここまでだが、手術によって取り出されたmicroSDカードには、女性の入浴する姿が記録されていたとのこと。刑事裁判では、そのような調査の賛否両論が争われた。内視鏡による採取は前例がなかったことから最終的にはmicroSDカードに記録された映像は事件証拠として認められなかったようだ(学生は言いたい)。

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ネガは不要だと思うので捨ててもいいですか?

著者: nagazou
2022年3月25日 08:06
Twitterでの話題。フィルムカメラで撮影していた世代からは信じられない話ではあるのだが、あるツイートによれば、今の時代、写真屋にフィルム現像を依頼すると「現像したネガは不要だと思うので捨てて大丈夫ですがどうしますか?」と聞かれるのだそうだ。同氏によれば、大手カメラ販売などで知られるキタムラで聞かれたとのこと。別のツイートによれば、最近の若者は、現像後にデジタル化されたデータを受け取ってしまえば、ネガはいらないと答える人が多いのだそう。このためキタムラのような大手の写真屋でもこうした問い合わせを顧客にするようになっているらしい。

nemui4 曰く、

フィルム現像後にネガは捨てて良いですかと聞かれる事案は割とあるらしい昨今。

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Backblaze、初のSSDに関する故障率統計データを発表

著者: nagazou
2022年3月8日 15:07
HDD故障率統計の公表で知られるオンラインバックアップサービスの「Backblaze」が3日、SSDに関する統計データを初めて発表した。同社は今後、年2回のペースでSSDに関する故障率データに関しても発表していく考えであるという。今回発表された「The SSD Edition: 2021 Drive Stats Review」によると、同社は2021年12月31日現在で2200台のSSDを使用しているという。運用中のドライブの母数が少なくデータとしては十分とはいえないことから、今後もSSDの追加を行いデータの信頼性を高めていくという。今回の発表は故障率うんぬんよりも、今後のデータ蓄積の意味合いが強いようだ(The SSD Edition: 2021 Drive Stats ReviewTECH+)。

こうした追記があるのは、一部の製品で異常な故障率を示した製品が出ていることもあるようだ。crucial「MX500 CT250MX500SSD1」では、年間故障率(AFR)は、43.22%と非常に高いものとなった。またSeagate ZA2000CM10002も28.81%とかなり高い数値が出てしまっている。crucialに関しては2021年12月に導入されたドライブは20台で、Seagate ZA2000CM10002も同時期では4台しかなく、そのうち1台が2021年頭に故障したことからこのような悪い数値が出てしまっているという。

同社では年間故障率は1.0%以下が妥当であり、0.6%以下が好ましいと考えている。今回のデータ中でSSDの台数が十分揃っており、かつ先の年間故障率内に収まっているのはSeagate ZA250CM10002の0.36%のみとなっているとのこと。

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Western Digital、キオクシアのトラブルで出荷量が約7エクサバイト減少へ

著者: nagazou
2022年3月8日 06:01
2月にWestern Digitalとキオクシアのフラッシュメモリ製造施設で不純物が混入し、四日市工場と北上工場の操業に影響が出ていたが、その続報が発表されている。キオクシアによると両工場とも2月下旬には通常稼働に戻ったそうだ。リリースでは「3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASHTM」の出荷への影響は見込まれている」とだけ触れられている(キオクシリリース)。一方のWestern Digitalによると、022年度第3四半期(2022年1~3月期)および第4四半期(同年4~6月期)にかけて、記憶容量ベースで約7エクサバイトほど出荷量が減少する見込みであるという。これに伴い2022年1月に発表した2022年度第3四半期の業績見通しを下方修正した。それによると売上高は従来計画の44.5億~46.5億米ドルから42億~44億米ドルに減少するとしている(Western DigitalリリースEE Times)。

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ドスパラ秋葉原本店でSSD販売を1組2点までに制限へ

著者: nagazou
2022年2月21日 13:02
ドスパラ秋葉原本店でSSDの購入制限が行われていることが話題となっている。購入は1組2個までとなっているそうだ。AKIBA PC Hotline!の記事によると、同店以外でSSDに購入制限を設けている店は見当たらないという(AKIBA PC Hotline!ITmedia)。

ITmediaの記事でも同様の内容となっているが、他店舗でも公には購入制限をかけていないものの、法人からの大量発注などは調整しているらしい。供給側の不安感があることから、店舗側で自主的に調整しているという雰囲気であるようだ。ITmediaの記事によると、キオクシアの半導体工場で不純物を含む部材が出た件が影響しているとされている。記事によればキオクシアの3D NANDを使っているWestern Digital製のSSDが値上がりするという情報も出ている模様。

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ウクライナに大規模なサイバー攻撃

著者: nagazou
2022年1月19日 14:04
maia 曰く、

1月13日〜14日にウクライナの政府や枢要な機関に大規模なサイバー攻撃が行われた(ZDNetITMedia )。マイクロソフトの分析によれば、MBR(マスターブートレコード)を上書きして正常に動作できなくさせ、身代金を要求するというもの。但し口座は架空。実際にデータが破壊された場合は復元不能らしい。まあ言うまでもないかもしれないが、ウクライナ政府は、この攻撃の背後にロシア政府がいると非難している(Gigazine )。ロシアは現在ウクライナ国境近くに大規模な部隊展開を行なっており、ハイブリッド戦争もまあ想定の範囲。悪いことに、今回の攻撃は第1波に過ぎないかもしれない(WIRED

緊迫しているウクライナ情勢だが、英国と米国は対ロシア向けとしてウクライナに兵器を提供する方針を発表した。ロイターの記事によるとウクライナを訪問している超党派の米上院議員らこうした発言があったという。議員らは「われわれがウクライナ人の命や生活を守るために必要な兵器を提供する」と明言している。最初の兵器提供は17日に供給済みだという。具体的にはジャベリンと呼ばれる対戦車ミサイルやスティンガーミサイル、そして小火器が含まれる可能性がある。英関係者による短期間の訓練も行われているとしている(ロイター)。

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スクラッチ障害のHDDでも傷のない部分からはデータ救出が可能に

著者: nagazou
2022年1月14日 16:05
PC Watchの記事によれば、最新のHDD復旧技術を使うと、データの復旧は不可能とされていた記録プラッタに接触して傷がつく「スクラッチ障害」であってもデータの読み取りが⾏なえるようになりつつあるそうだ。デジタルデータソリューションによると、約10年の研究開発により復旧方法を確立しつつあるらしい(PC Watch)。

具体的には傷が⼊った時にプラッタから⾶び散った鉄粉の洗浄、スクラッチのある部分の研磨、溶剤の塗布と濃度調節、余分な溶剤の除去といった作業に加え、磁気ヘッドの交換、さらにはファームウェア修復などを行い、それにより傷のない部分からデータを復元できるようになったとのこと。

また最近ではSSDの利用も増えているが、こちらに関してはHDD以上に復旧の難易度が高いという。同社によればSSD障害の原因は8割がファームウェア破損だそうで、ファームウェア破損が発生するとどこにデータが書き込まれたか分からなくなることなどが復旧を困難にさせる要因だそうだ。ファームウェア修復のための独自ツールなどを使用して対処を試みているそうで、復旧に成功した事例もあるとのこと。

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PCショップ、“誤って穴が開けられたSSD”を販売して心配を掛けたと謝罪

著者: nagazou
2021年11月16日 18:09
中古PCパーツ店「PCショップEYES秋葉原店」は11日、同店が破壊処理をしたとみられる中古SSDを販売したとしてSNSなどで批判を受けていた点に対し、「誤って穴が開けられたSSDを販売して心配を掛けた」として謝罪を行ったそうだ。同店舗は2日、Twitterで「外装難あり品」として外装に丸い穴が4個ほど空いたSSDを販売していた(ITmedia)。

これに対してTwitterなどでは物理破壊としたことを偽装して、その中から動作できるものを中古として販売していたのではないかとする批判の声が上がっていた。SSDはHDDと比べて個々のチップが小さく分散配置されているため、通常のHDD用の破壊装置では破壊しきれない場合があるため、こうした状況が発生したと思われる。

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CDサイズのディスク1枚に500TBのデータを記録する「5次元データストレージ」

著者: nagazou
2021年11月11日 07:13
サウサンプトン大学の研究チームは、ナノ構造のガラスに5次元(5D)構造のデジタルデータを書き込むという「5次元データストレージ」を開発した。このストレージは1000度の高い耐熱性を持ち、90度の高温環境下でも138億年保管ができる高い耐久性を持つ。同技術に関しては同大が2016年に発表していたものだが、当時の段階では実用的な書き込み速度には達していなかった(OpticaDigital Photography ReviewEngadget)。

研究チームは速度の問題を克服するためにフェムト秒レーザーを採用し、ガラスに直接データを書き込むのではなく、近接場光学を用いて書き込む方式を取った。これにより、書き込み速度は1秒あたり230KBほどを達成。従来のCDサイズのシリカガラスディスクに5GBのテキストデータを書き込むことに成功したとしている。理論上はCDサイズ1枚につき最大500TBのデータ容量が記録できるとしている。速度に関しても並列書き込みを導入することにより、約60日で500TBのディスクを埋めることができるとされている。

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みずほ銀行の8月システム障害、特定型番のHDDで不調などが要因との報告

著者: nagazou
2021年10月11日 13:05
みずほ銀行と持ち株会社のみずほFGは8日、金融庁にシステム障害の調査結果を報告した。これに合わせて記者会見を行い、8月から9月に発生した4件の障害に関しての原因説明を行っている。8月20日に発生した大規模障害は、データセンターのHDDが一因で故障率が上がっていたのに見落としたことが影響したという。またバックアップシステムへの切り替えに関しても、障害対応時のマニュアルの内容が不十分でバックアップ体制が適切に機能しなかった。こうした影響により復旧に15時間を要したとしている(日経新聞産経新聞読売新聞テレ朝NEWS)。

故障したHDDに関しては、同一製品で読み取り不良などが今年は昨年に比べて2倍くらいのペースで起きていた。この製品は2015年に導入していたが、一定の年月が過ぎた段階でこの型番に偏った形で故障率が高くなっていた。この会見の中で、同行の石井哲執行役が、ディスク装置が2重に故障することは極めてまれ。「ITベンダーからは4000年に1回と言われた」という発言があったことが話題となっている。いくらなんでも4000年持つものは存在しないだろうとするもので、SNSなどでは単体のHDDのMTBF(平均故障間隔)を、ミラーリングしているため自乗したものではないかなどといった憶測が出ている(日経クロステックTwitter)。

なお9月8日に100台以上のATMが一時停止した件では、ネットワーク機器に静電気などが生じエラーが発生したと見ているとのこと。

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HDDはPC以外の分野での利用が主体に。2.5インチHDDは新規開発終了か

著者: nagazou
2021年9月30日 17:07
日本HDD協会(IDEMA JAPAN)が開催した講演会「国際ディスクフォーラム(DISKCONJAPAN2021)」で、2.5インチHDDの出荷台数が減少傾向にあることが報じられている(PC Watch)。

市場調査会社テクノ・システム・リサーチの講演によると、2021年のHDD市場は出荷台数が前年比1.0%減の2億5737万台であるという。ただし、平均単価は前年比11.9%増、総出荷記憶容量が同28.8%増となっており、ここ数年続いていた出荷台数の減少傾向は落ち着き、記憶容量と平均単価が上昇した。これにより、2018年以降では初めて出荷金額が上昇したそうだ。

2021年に製品分野別の出荷台数は、前年比で「ニアライン」製品が増加、「3.5インチATA」製品が微増、「エンタープライズ」製品が微減、「2.5インチモバイル」製品が減少したとしている。中でも「2.5インチモバイル」の2021年の出荷台数は、前年比14.0%減の8685万台と予測しているという。

3.5インチATAと2.5インチモバイルで傾向が異なる理由として、3.5インチATAが監視カメラの動画保存や暗号通貨「Chia」のマイニングにより需要が増加した一方で、ノートPCのHDD搭載率は減少する傾向にあるためだそうだ。ノートPCのHDD搭載率は今年は19.0%だったのに対し、2021年の予想は13.1%に減少する見込みだとしている。PC Watchの記事では、すでに大手HDDメーカーは2.5インチモバイルの新製品開発から撤退したらしいとしている。

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富士フイルム、45TBのLTO9磁気テープを発売。エアギャップ状態での保管が可能な点などをアピール

著者: nagazou
2021年9月13日 14:34
富士フイルムは7日、最大記録容量45テラバイトを実現した磁気テープストレージメディア「FUJIFILM LTO Ultrium9 データカートリッジ(LTO9)」を発表した。磁気テープストレージメディアの規格「LTO Ultrium」の第9世代に対応している。LTO9は、富士フイルム独自の技術により、従来の第8世代「FUJIFILM LTO Ultrium8 データカートリッジ」と比べて圧縮時には1.5倍となる45テラバイトを実現。非圧縮時は18テラバイトの記録が可能だとしている(富士フイルムリリースAV Watch)。

この製品では4種類のラインナップが用意され、データの書き換えが可能な「Re-Writableタイプ」に加えて、データを1回のみ書き込みできるとする「Write Once, Read Many(WORM)タイプ」も用意されている。磁気テープであるため、ネットワークから隔離したエアギャップの状態でデータ保管ができ、サイバーアタックなどによるデータ消失の可能性を提言できるとしている。

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Western Digital の古い NAS、リモートから攻撃を受けて初期化される

著者: headless
2021年6月26日 17:18
Western Digital の古い NAS、WD My Book Live および WD My Book Live Duo が未修正の脆弱性(CVE-2018-18472)を突かれ、リモートからファクトリーリセットを実行されてデータがすべて消えたとの報告が複数出ている(セキュリティアドバイザリー WDC-21008BleepingComputer の記事Ars Technica の記事The Register の記事)。

両製品は2010年~2012年に発売され、2014年に販売終了しており、最後にファームウェアが更新されたのは2015年のことだという。CVE-2018-18472はリモートから root としてコマンドを実行可能な脆弱性で、2018年に報告され、PoC も公開されている。しかし、Western Digital は報告者に対し、ファイアーウォールでリモートからのアクセスを防ぎ、ローカルネットワーク内の信頼されたデバイスのみがアクセスできるようにするなどの対策を提示するにとどまった。

今回 Western Digital では問題を調査していると述べる一方、現時点ではインターネットから両製品を切り離すことを推奨している。

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ケンブリッジ大学ら、HDDプラッタの表面材質の変更で記録容量を10倍に

著者: nagazou
2021年6月11日 16:05
ケンブリッジ大学、エクセター大学らの研究チームが、現行のHDDに内蔵されるプラッタ表面にグラフェンによるコーティングを施すことで、熱アシスト磁気記録(Heat Assisted Magnetic Recording:HAMR)方式による記録容量を10倍まで増加させることに成功したと発表した(ケンブリッジ大学論文PC Watch)。

HAMRはレーザーによって磁性膜を局所的に加熱することで、磁気抵抗を一時的に下げてデータを微小なサイズで書き込めるようにする技術。しかし、現行のHDDのプラッタ表面の保護材として使われているCarbon OvercoatではHAMR方式の加熱に耐えられなかったという。研究チームは、これをグラフェンの1~4層コーティングに置き換えたところ、HAMR方式の記録が行なえたとしている。

なお、昭和電工とSeagateが10日、HAMRに対応したメディアの共同開発契約を締結したことも報じられている。昭和電工はHAMRに対応した技術として、超高温規則化温度を実現するFePt(鉄 白金)新磁性体を開発、量産化のめどを付けたという。Seagateと共同開発することでHAMR対応HDD関連技術の開発スピードを高めていくとしている(昭和電工EE Times)。

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