ノーマルビュー

11 月 8 日は皆既月食・天王星食

著者: headless
2022年11月6日 17:38
11 月 8 日夜は日本全国で観察可能な皆既月食が起こり、小笠原諸島を除くほとんどの場所で月食の最中に天王星食が起こる (国立天文台のニュース記事解説記事動画NASA のブログ記事)。

月の部分食は 18 時 9 分から始まり、19 時 16 分には皆既食となる。月の出は札幌で 16 時 10 分、那覇で 17 時 37 分であり、皆既食となる時間帯には多くの地域で観察しやすい高度になるとのこと。19 時 59 分には食の最大となり、皆既食は 20 時 42 分、部分食は 21 時 49 分に終わる。月が天王星を隠す天王星食は那覇で 20 時 13 分 ~ 20 時 54 分、東京で 20 時 41 分 ~ 21 時 22 分、札幌で 20 時 49 分 ~ 21 時 47 分に起きる。

観察可能な場所は異なるものの天王星食はよく起こっているが、天王星は肉眼で見える限界の明るさであり、特に満月時の観察は難しい。今回は国内多くの地域で皆既月食中に天王星の潜入が始まるため、比較的観察しやすい。当日は国立天文台三鷹キャンパスからのライブ中継など映像配信も行われる。

皆既月食中に惑星食が起こるのは大変まれなことであり、日本で前回起こったのは 1580 年 7 月 26 日の土星食、次回は 2344 年 7 月 26 日の土星食だという。皆既食に限定しない月食中の惑星食という条件では 2014 年 10 月 8 日の天王星食があてはまるが、次回は変わらず 2344 年 7 月 26 日の土星食とのことだ。

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防衛省、ミサイル情報収集へ衛星50基の打ち上げ検討

著者: nagazou
2022年11月5日 05:17
防衛省は情報収集目的の小型人工衛星、「衛星コンステレーション」を約50基ほど打ち上げることを検討しているという。迎撃が難しい「極超音速ミサイル」の探知や追尾の研究実証に生かす考え。マッハ5以上の速度で変則機動をおこなう極超音速ミサイルを探知・追尾するための研究実証も計画しているという。防衛省は、次期中期防衛力整備計画(2023~27年度)への明記をめざす方針(朝日新聞)。

あるAnonymous Coward 曰く、

単に時節柄 敵基地攻撃にもからめているだけかも......

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ドコモ衛星電話「ワイドスターII」衛星の発電低下発生、悪化すれば一時的なサービス中断の可能性

著者: nagazou
2022年10月18日 14:26
NTTドコモが2010年から提供している衛星電話サービス「ワイドスターII」が一時的にサービスを中断する可能性があるという。リリースによれば、運用している通信衛星のソーラーパネルの発電電力の低下が発生しているそうだ。現時点ではサービス影響はないものの、発電電力の低下が更に低下した場合、一時的なサービス中断、更にはサービス提供ができなくなる可能性があるとしている。なお、後継となるワイドスターIIIに関しては2023年度初頭の提供を計画しているとのこと(ドコモケータイ Watch)。

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17 世紀に偽名で書かれた天文学の論文、ガリレオ・ガリレイの執筆が確認される

著者: nagazou
2022年10月14日 18:03
headless 曰く、

17 世紀初めに Alimberto Mauri という偽名で書かれた 1604 年の超新星に関する論文「Considerazioni Astronomiche (天文学的な考察)」の著者がガリレオ・ガリレイであると確認されたそうだ (カフォスカリ大学のニュース記事Ars Technica の記事Medievalists.net の記事)。

この論文は長年にわたって偽名で書かれたと考えられており、出版当時からガリレオの偽名だと考える人がいた。しかし、これが証明されることはなく、唯一の証拠と考えられていたガリレオの署名入りの手紙が最近の研究で偽者と判定されてしまう。

ところが、これまで重要ではないと考えられていたガリレオのメモの中から証拠が見つかることになる。このメモはフィレンツェ国立中央図書館に収蔵されていたもので、さまざまな時期にさまざまな研究テーマについて書かれたメモを集めたものだ。メモに含まれる 1604 年の超新星に関する論文の手書き草稿は、ロドヴィーコ・デッレ・コロンべの著書に反対するためにガリレオが書いたものだと確認されているが、公式のガリレオ著作集に含めるほど重要ではないとみなされ、出版もされていなかった。

このメモの 31 ページ目には「デッレ・コロンべが私(ガリレオ)について軽蔑を込めて語った場所」というリストがあり、デッレ・コロンべの論文「Risposte (回答集)」内の場所を示している。しかし、この論文は Considerazioni Astronomiche に反論する内容で、ガリレオには一切触れていない。そのため、ガリレオは偽名で執筆したにもかかわらず、Alimberto Mauri への批判を自分への批判として受け取り、自ら著者であることをメモの中で明かしたと考えられる。

偽名で論文を執筆した理由として、地政学的リスクを避けようとしたという説が有力なようだ。当時ガリレオはヴェネツィア共和国のパドゥアで仕事に成功していたが、収入は不足していたという。そのためローマで後援者を探すため論文を執筆したのだが、ローマ教皇庁とベネツィアが対立していたため偽名を使ったとのことだ。

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人類は火星に、これまで約7トンのゴミを捨てている

著者: nagazou
2022年9月28日 16:12
Daily Mailの記事によると、ウェストバージニア大学の研究者が、過去50年間に火星に送られたすべてのローバーとオービターの質量を分析、現在稼働中のものの重量を差し引いたところ、1万5694ポンド(約7118キログラム)のゴミが火星に散らばっていることが判明したという(Daily Mail)。

こうした廃棄物には、廃棄された機器や使用されていない宇宙船、および地表に衝突したもの、旧ソ連が1960-70年代に行った火星探査プロジェクト「マルス計画」で1971年に火星表面への軟着陸を目指したマルス2号が含まれている。こうした人類が火星に送り込んだゴミはNASAの火星探査ローバー「Perseverance」などの活動に影響する可能性があるとしている。

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ブルーオリジンのニューシェパードが無人打ち上げに失敗、カプセルは回収成功

著者: headless
2022年9月17日 15:25
あるAnonymous Coward 曰く、

米宇宙企業ブルーオリジンの弾道飛行ロケット「ニューシェパード」が 12 日、無人での科学ミッションの打ち上げを実施したが、打ち上げ後 1 分ほどでエンジンに異常が発生。カプセルの緊急脱出システムが作動する事態となった (sorae の記事AFP BB News の記事動画)。

ニューシェパードの打ち上げは試験も含めて今回で 23 回目だが、失敗は初めてだという。通常は着陸して回収するロケット部分は地面に衝突して失われた。ニューシェパードは既に 6 回の有人打ち上げを行っており、たまたま無人での事故であったから大事には至らなかったものの、一歩間違えれば大惨事になった可能性もある。ただし緊急脱出システムによりカプセルは無事に帰還したことから、逆に事故時の安全性を証明する形となったという声もあがっている。

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Huawei、Apple よりも先に衛星テキストメッセージ機能搭載スマートフォンを発表していた

著者: nagazou
2022年9月9日 13:03
headless 曰く、

Apple が 8 日に発表した iPhone 14 / 14 Pro シリーズには人工衛星経由で緊急通報サービスへメッセージを送る緊急 SOS 機能が搭載されているが、Huawei が同様の機能を搭載する Mate 50 シリーズのスマートフォンを 6 日に発表していたようだ (製品情報: Mate 50 英語版中国語版、 Mate 50 Pro 英語版中国語版The Verge の記事9to5Google の記事発表会動画)。

Huawei の緊急テキストメッセージ送信機能は中国の測位衛星「北斗」を利用して位置情報とともに送信する。利用できるのは中国本土のみで、中国語版の製品情報にのみ記載されている。送信には MeeTime アプリを使用し、事前にアクティベーションしておく必要がある。

Mate 50 シリーズは 6.7 インチディスプレイの「Mate 50」と 6.74 インチディスプレイの「Mate 50 Pro」の 2 機種だ。それぞれシングル SIM モデルとデュアル SIM モデルが用意される。両機種ともにプロセッサーは Snapdragon 8+ Gen 1 4G Mobile Platform を採用し、OS は HarmonyOS 3。5G には対応しない。ディスプレイサイズと本体サイズ、バッテリー容量の違いのほか、カメラのスペックや搭載センサーが異なる。

リアカメラは絞りを F1.4 ~ F4.0 で 10 段階に切り替えられる 50 MP のメインカメラに 13 MP の超広角カメラ、OIS 対応望遠カメラのトリプルカメラ構成。望遠カメラは Mate 50 が 12 MP (焦点距離 125 mm)、Mate 50 Pro が 64 MP (焦点距離 90 mm)。メインカメラは Mate 50 Pro のみ OIS 対応となっている。フロントカメラは 13 MP で、Mate 50 Pro は深度センサーも搭載する。

中国での価格は Mate 50 が 4,999 人民元 (約 10 万円) から、Mate 50 Pro が 6,799 人民元 (約 14 万円) からとなっている。

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訃報: 地球外知的生命体探査の先駆者、フランク・ドレイク氏

著者: headless
2022年9月4日 17:38
masakun 曰く、

SETI の父と呼ばれ、我々の銀河系に存在し人類とコンタクトする可能性のある地球外文明の数 N を算出するドレイク方程式を提唱したアメリカの天文学者フランク・ドレイク氏が 92 歳で亡くなった (SETI Institute の記事National Geographic の記事Ars Technica の記事石倉徹也氏のツイート)。

ドレイク氏は 1930 年米国・シカゴ生まれ。博士号取得後、設立されたばかりの国立電波天文台 (NRAO) に勤務。天文台が購入した電波望遠鏡キットの完成を契機として初の地球外知的生命体探査 (SETI) プロジェクトに着手する。このプロジェクトで地球外からの通信をとらえることはできなかったが、世界的な注目を集めることになった。これにより米科学アカデミーに開催を要請された SETI に関する会議でドレイク氏が提案したのが「ドレイクの方程式」だ。ドレイク氏は 2010 年に 80 歳で引退後も「SETI から引退することはない」として SETI の推進を続けたとのことだ。

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SpaceX と T-Mobile、携帯電話と Starlink 衛星を直接通信可能にする計画を発表

著者: headless
2022年8月28日 15:45
AC0x01 曰く、

米宇宙企業の SpaceX と米通信キャリア大手の T-Mobile は 26 日、SpaceX が展開する衛星インターネット「Starlink」の第 2 世代衛星 (Starlink V2) を用いて衛星と携帯電話を直接通信させる計画を発表した (T-Mobile のニュースリリースSpaceX の更新情報Gigazine の記事ITmedia News の記事発表会動画)。

2023 年末までに SMS / MMS とメッセージングアプリで試験サービス開始予定。1 セルあたりの回線速度が 2 ~ 4 Mbps と帯域が狭いため、地上の携帯電話サービスにとって代わるものではなく、インターネットにアクセスできないデッドゾーンをカバーすることが意図されているという。同様の構想は楽天モバイルが出資する AST SpaceMobile 社も発表しているが、こちらはいまだ実用化に至っていない。

T-Mobile では「現行のほとんどのスマートフォンがこの新サービスに対応し、最も人気のある月額プランにこの衛星サービスが無料で含まれる見込み」としており、既存のスマホでもキャリア側が対応すれば、端末買い換えや追加料金無しで利用できそうな雰囲気である。

Starlink V2 は第 1 世代が約 260 kg だったのに対して約 1,250 kg と大型化しており、通信能力が大幅に増強される一方、打ち上げには開発中の新型ロケット Starship が必須となっている。Starship の打ち上げや再使用がすぐに実現するかなどの課題はあるが、Starshipの開発が遅れた場合は Falcon 9 に収まる Starlink V2 mini という代替プランもある。この計画が実現すればインパクトは大きそうである。

イーロン・マスク氏によれば、Starlink V2 は携帯電話基地局をエミュレーションするよう設計されているのだという。地上の基地局とは違い、軌道上を超高速で移動するためドップラー効果の補償など複雑な処理が必要となるが、とにかく動作するとのこと。音声通話に関しては 1 通話当たり 2 キロビット(毎秒)として、同じセル内で同時に最大 2,000 通話が可能だと述べている。

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NASAが次に宇宙飛行士を月面に着陸させる場所の候補を公表

著者: nagazou
2022年8月23日 15:04

NASAは20日、月有人探査計画「アルテミス計画」で候補に挙がっている着陸地点13か所を発表した。アルテミス計画で初めて有人月面着陸を行う「アルテミス3」ミッションは2025年の実施が計画されている。また今月29日、計画の第1段階として大型ロケットを使って宇宙船「オリオン」を無人の状態で打ち上げ、月までの試験飛行を行う予定となっている(NASA動画soraeNHK読売新聞)。

同計画では氷の存在の可能性が指摘されている月の南極域周辺が調査の目標となっており、発表された候補地の名称と位置は、月の南極にあるクレーターの縁(リム)や尾根(リッジ)、山塊(マシフ)、高原(プラトー)などとなっている。具体的な名称については以下の通り。

  • Faustini Rim A
  • Peak Near Shackleton
  • Connecting Ridge
  • Connecting Ridge Extension
  • de Gerlache Rim 1
  • de Gerlache Rim 2
  • de Gerlache-Kocher Massif
  • Haworth
  • Malapert Massif
  • Leibnitz Beta Plateau
  • Nobile Rim 1
  • Nobile Rim 2
  • Amundsen Rim

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防衛省がStarlinkの導入を検討、海自艦艇での隊員向け回線として

著者: nagazou
2022年8月23日 06:13
防衛省がSpace Xの高速インターネット衛生である「Starlink」の導入を検討しているという。長期航海任務に当たる海上自衛隊艦艇に端末を搭載して通信能力を強化する。乗組員が地上の家族らとの連絡を取りやすくすることで、とくに問題となっている海上自衛隊の人で不足問題の解決につなげたい考えであるという(時事ドットコムFNNプライムオンライン)。

ウクライナ情勢でStarlinkが活用されたことから、有事に自衛隊の通信設備が敵の攻撃により破壊された場合に備える意図もいるようだ。元防衛相の小野寺五典氏は21日、フジテレビ系番組で。「民間の衛星も活用し、しっかり抗堪性を持たせるべきだ、というのが自民党の提言だ」と話しているという。

あるAnonymous Coward 曰く、

防衛省が導入と言っても当面は軍事利用ではなく、海上自衛隊の艦艇で、隊員が快適にネットに接続できるように、ということのようだ。

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M87銀河の中心の電波観測データを独立に再解析。発表と異なる構造に

著者: nagazou
2022年7月5日 06:06
国立天文台は6月30日、国際共同研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」で、史上初めてブラックホールの輪郭の撮影に成功したとされる楕円銀河M87の中心の観測データを独自に再解析した結果、話題になったドーナツ型ではなく、ブラックホール本体があるとみられる「コア構造」と高速のジェットが噴き出す構造を持つという異なる結果が得られたと発表した。国立天文台は、以前公表されたリング状の画像については「おそらく間違い」であるとと指摘している(国立天文台時事ドットコムTBS NEWS DIG)。

原因としては、EHTの観測は参加した望遠鏡が少なく、約40マイクロ秒角の構造を再現するために必要なデータが、ほかのきさの構造に対応するデータに比べて少なくなってしまったことから、リング状の構造ができてしまったのではないかとしている。

tori_sanpo 曰く、

国立天文台などの研究者が独自に解析したところ、話題になったドーナツ型ではなく、
「コア構造」と「ノット構造」を持つという別な結果が得られました。

国立天文台のコメント
「(EHTによる)観測データや解析手法を公開して、研究者の間で広く検討と議論を進めることで、より確からしい結果に近づけるという現代科学の研究プロセスの一環です」

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夜明け前の空にすべての惑星が並ぶ

著者: nagazou
2022年6月22日 14:31
headless 曰く、

6 月中旬から下旬の夜明け前、すべての惑星が南の空から東の地平線にかけて勢ぞろいする (国立天文台の記事Mashable の記事NASAの記事動画)。

惑星は南の空から東に向かって土星・海王星・木星・火星・天王星・金星・水星の順に並ぶ。現在は日の出の 1 時間半ほど前に水星が昇り、全惑星勢ぞろいとなる。夜間にすべての惑星が地平線の上にある機会はなかなかないという。肉眼では見えないが、土星の南側には冥王星も並んでいる。

肉眼で容易に見える明るさの惑星のうち水星は高度が低いので見つけにくいが、土星・木星・火星・金星は晴れていて建物の陰にならなければ確実に見えるだろう。水星の昇る時刻は徐々に遅くなるため、先の日付になるほど見えにくくなり、7 月中旬には日の出よりも後になる。

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FAAがSpaceXによるStarship軌道飛行の環境影響評価を完了、試験再開へ前進

著者: nagazou
2022年6月16日 14:31
AC0x01 曰く、

2021年5月の高高度飛行試験を終え、当初はすぐにでもSuper Heavyと組み合わせた軌道飛行試験を行うとしながら、その後米連邦航空局 (FAA) の環境影響評価等が終わらず、長らく試験が止まっていたSpaceX社の宇宙船Starshipだが、6月14日ついに条件付きながら評価が完了し、試験が再開する見込みとなった(SpaceX社のツイート, CNBCの記事, SpaceflightNowの記事)。

今回問題になっていたのはテキサス州ボカチカの発射場の環境アセスメントなどで、注目度の高いプロジェクトであることから1万9千件を超えるパブリックコメントが寄せられ、ここ半年で5回延期されるなど審査に時間が掛かっていた。また審査NGとなった場合はさらに2年程度かかるとみられていたことから、SpaceX側では既存のケネディ宇宙センターにも並行してStarship用の発射場を作ることも進めていた。評価結果では75項目の対応が求められているが、環境アセスメント自体は完了したため、飛行試験の再開が見込まれている。

なお、この間にラプターエンジンは改良されたバージョン2となり、SN15だった白いStarshipは耐熱タイルで黒くなったSN24となり、発射場にSuper Heavy用の回収施設も整備されるなど大きな進化を遂げている。

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静止気象衛星『ひまわり8号』を宇宙望遠鏡として活用

著者: nagazou
2022年6月3日 14:06
東京大大学院の学生らのチームが、気象衛星「ひまわり8号」の観測画像から、天文学的な成果を上げたとして話題となっている。この研究は、東京大大学院博士課程の谷口大輔さんらが行ったもので5月31日の英科学誌ネイチャー・アストロノミーに論文が掲載されている(sorae読売新聞時事ドットコム)。

研究チームは、ひまわり8号が撮影した地球の画像の周縁部に、恒星などが写り込むことがあるのに着目したそうだ。ひまわり8号には、可視光や近赤外線のほか中間赤外線の観測装置も搭載されていることから、2017年1月から2021年6月の4年半、3日に2回ほどの割合でベテルギウスの観測データを得ることができたという。そこで得たデータから、オリオン座の1等星ベテルギウスの明るさが弱くなった原因を解明したとしている。

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米探査機ボイジャー1号、状態を示すデータの一部に問題

著者: nagazou
2022年5月25日 14:24
打ち上げから45周年を迎えた惑星探査機「ボイジャー1号(Voyager 1)」だが、NASAのジェット推進研究所(JPL)によれば、送られてきたデータの一部に問題が見つかっているそうだ。ボイジャー1号の姿勢制御システムの一つ「AACS」(Attitude Articulation and Control Subsystem)のデータに問題が生じており、読み取り値が無効なデータになっているなどのエラーが出ているという。現在のボイジャー1号は、太陽圏の外におり、通信するには光の速さでも片道20時間33分かかることから、原因究明だけでも長い時間を要する作業となるとしている(NASAsorae)。

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官房長官、UFOについて「公表すべき特異な事案はない」

著者: nagazou
2022年5月23日 14:27
以前、当時の河野太郎防衛大臣が、自衛隊が未確認飛行物体(UFO)を自衛隊に目撃した場合、報告することを求めたことがあった。松野官房長官は19日におこなわれた記者会見で、UFOに関して「公表すべき特異な事案はない」とコメントした。またUFOを分析する専門組織の設立は考えていないとも述べている。読売新聞の記事によれば、17日に米下院情報委員会がUFOに関する公聴会を開いたことから、それに関連する質問としてこの話題が出たらしい(読売新聞日テレNEWS)。

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ウクライナ砲兵はStarlinkを活用し、自律分散型火力支援システムを運用している

著者: nagazou
2022年5月14日 08:05
あるAnonymous Coward 曰く、

ロシアとウクライナの戦争において、開戦直後に通信網が寸断されたウクライナに、イーロンマスクが自社の衛星インターネットサービス「Starlink」の端末を大量に送ったことは以前に報じられたが(過去記事)、ウクライナ軍がこれを砲兵部隊に配備して、「Uberスタイルの」火力支援体制を確立しているとの話がSNS上に上がっている(元ツイート, 日本語解説ツイート)。

これは元米国防省職員というTwitterアカウントの情報で、それによればウクライナでは2014年からのドンバス戦争において、衛星端末網を使用した独自の自律分散型火力支援システム「GIS Art」というものを構築していたのだという。しかしそれ自体は、開戦直後のロシアの通信網への攻撃で、すぐに壊滅してしまったようだ。ところが、そこにイーロンマスクからStarlink端末が送られたことで再始動。これにより、地上設備が不要となり、米企業の通信&暗号化能力も加わり、さらに砲兵が大隊としてまとまって活動する必要もなくなり、抗湛性が大幅に上昇。ネットワークで繋がった砲は、要請から僅か30秒で砲撃をお届けするという米軍もびっくり(?)の能力を獲得したという。

こうした背景には、ウクライナがもともとテック産業が進んだ国で、地理空間データ処理に強い人材が厚かったことなどが要因あると分析されている。なお、元のツイートには「米軍はWW2が5分、ベトナム戦争は15分で、今は1時間だぜ」(誤爆が許されないため)というコメントがついていたりするので、米軍が遅いのは必ずしもシステムの問題ではなさそうである。

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天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功

著者: nagazou
2022年5月14日 05:31
日本も参加する国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)・コラボレーション」は、天の川銀河の中心に存在する巨大ブラックホールの輪郭の撮影に成功したと発表した(国立天文台(NAOJ)リリースNHK)。

地球規模の電波望遠鏡ネットワークを使って撮影されたものだという。このブラックホールは地球から2万7000光年離れた「いて座」の方角にあるとされる。ブラックホールは光を放たない天体であるため、そのものの撮影は不可能だが、周囲で光り輝くガスなどのコントラストなどによりその姿を把握することができる。今回撮影された画像によって、多くの銀河の中心に存在するとされる巨大ブラックホールの働きについて理解する手がかりになると期待されている。

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Rocket Lab、Electron ロケット第 1 段の空中キャッチに成功

著者: headless
2022年5月3日 19:11
headless 曰く、

Rocket Lab は 3 日、Electron ロケットによる人工衛星 34 基の相乗りミッション「There And Back Again」を実施した (プレスリリースRocket Labのツイートウェブキャスト動画)。

ニュージーランド・マヒア半島の Rocket Lab 打ち上げ施設で Electron ロケットが打ち上げられたのは日本時間 3 日 7 時 49 分。打ち上げから 1 時間 20 分ほどですべてのペイロードを予定軌道へ投入し、打ち上げは成功した。

今回の打ち上げでは Electron ロケット第 1 段の空中キャッチも初めて実施している。シコルスキー S-92 型ヘリコプターによるロケット第 1 段のキャッチが行われたのは打ち上げからおよそ 15 分後。S-92 はパラシュートで降下してきた第 1 段のドラッグラインへ無事にフックを掛け、空中でのキャッチも成功した。

第 1 段は S-92 でそのまま運ぶのではなく、海洋上へ落下させて回収船が回収しており、製造施設へ持ち帰って分析と再使用に向けた評価を行うとのことだ。

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