ノーマルビュー

米国医師会、BMI が人種差別的であることを認める

著者: nagazou
2023年6月21日 07:04
headless 曰く、

米国医師会 (AMA) は 13 日、BMI (体格指数) だけでは医学的な尺度として不十分だとするポリシーを採択した (プレスリリースAMA のニュース記事Ars Technica の記事Daily Mail の記事)。

BMI に関しては、19 世紀半ばに想像上の理想的な白人の体格を基準に作られたもので、性別や民族などを考慮していないといった批判が以前から出ていた。AMA では今回、 BMI の歴史的背景に問題があることや、人種差別的な排除に用いられていたこと、前世代の非ヒスパニック白人から収集したデータを主な基準として用いていること、といった問題を認めた。

幅広い医療現場での BMI の用いられ方には大きな制約があり、内臓脂肪や体脂肪指数 (BAI)、体組成、相対的脂肪量、胴囲、遺伝的/代謝的要素など、その他の有効なリスク基準と組み合わせて使用すべきことが示唆されるという。

日本のように世界保健機関(WHO)とは異なるBMI区分を用いる国もあるが、AMA の新ポリシーでは BMI を肥満の基準として用いるにあたっては人種/民族や性別、年齢などによる相対的な体形や組成の差異に配慮すべきことや、保険金支給の拒否理由として BMI を唯一の基準として用いるべきでないことも認識している。

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警察の留置場の食事で脚気発生

著者: nagazou
2023年6月19日 14:29
maia 曰く、

2017年11月に逮捕され、埼玉県警川口署の留置場に勾留された40代男性が18年7月の健康診断で手足のしびれを訴え、8月に病院で脚気と診断された。男性は脚気の原因が留置場の食事にあるとして損害賠償を提訴し、埼玉地裁で55万円の賠償を認める判決が出た(朝日新聞)。

2019年に県警は川口署の留置場で20~30代の男性4人が脚気と診断されたと公表。越谷市の弁当業者が3食を納めており、外部機関の定期調査で複数回、ビタミンB1が摂取量の目安を下回っていた。背景は競争入札による過当競争と思われるが、本来は食事の仕様がある。NHK の調査報道によれば、2300キロカロリーを目安とし、PFCバランスはタンパク質13~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%、主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物がそろった内容とする、とある。穀物や野菜果物の分を除いてもタンパク質は相当な量がある。実際の問題となった業者の弁当の内容は分からないが、ビタミンB1については分析機関で確認されている。

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医療器具用トレイに正体不明な粒子状物質が積もる米サンディエゴの病院

著者: nagazou
2023年6月12日 17:05
headless 曰く、

米カリフォルニア州サンディエゴのカイザー パーマネント ザイオン メディカルセンターでは正体不明な汚染物質が医療器具用トレイに付着する現象が発生し、70 人以上のスタッフが外科手術をすべて中止するよう求めて署名する事態になっているそうだ (Ars Technica の記事The San Diego Union Tribune の記事ABC 10News San Diego の記事CBS News 8の記事)。

証言によると汚染物質は黒や茶色、グレイの粒子状物質で、トレイに降り積もったようになっているという。ABC 10News の動画ではザイオンの外科技術師エリザベス・ヘインズ氏が同僚の撮影した写真をリポーターに見せる場面もあるが、実際に記事や動画で写真を見ることはできない。

ザイオンでは手術器具を滅菌前に洗浄する設備で問題が発生し、温水タンクから微粒子が流れ出したとみられているが、カイザーはこの設備を清掃中であり、手術器具の清浄は外部に依頼したという。

外部に依頼しているとすれば引き続き粒子状物質がトレイに積もる理由が説明できないが、カイザーは滅菌されているため安全だとスタッフに説明しているそうだ。しかし、ヘインズ氏は汚染物質が「安全 (微生物がすべて死滅している)」だからといって、手術の際に患者の体の中に入れていいものではないと主張しているとのことだ。

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米食品医薬品局、ヤンセン製 COVID-19 ワクチンに対する緊急使用許可を取り消し

著者: headless
2023年6月10日 13:44
米食品医薬品局 (FDA) がヤンセンバイオテック (J&J) の求めに応じ、同社の COVID-19 に対する緊急使用許可 (EUA) を取り消したそうだ (FDA のヤンセン COVID-19 ワクチン情報Ars Technica の記事FDA から ヤンセンへの書状: PDF)。

ヤンセン は 5 月 22 日、米政府が購入した同社製 COVID-19 ワクチンがすべて使用期限切れになったこと、米国で新たな需要がないこと、同社が新たな変異株に対応する更新を行う計画もないことを挙げ、自主的な EUA 取り下げを FDA に申請したという。これを受けて FDA は 6 月 1 日付で EUA を取り消し、既に EUA のリストからも削除されている。

ヤンセンの COVID-19 ワクチンはファイザー-バイオンテックとモデルナに続き、2021 年 2 月 27 日に EUA が発行された。しかし、先行する 2 社のワクチンがそれぞれ「Comirnaty」「Spikevax」として正式認可されたのに対し、ヤンセンは他の認可されたワクチンが利用できない場合などの使用にとどまっていた。

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東京都内の血液検査結果で98%がビタミンD不足と判明

著者: nagazou
2023年6月10日 05:34

先日、厚労省の1日あたりの野菜等の目標摂取量に関する話題を取り上げたばかりだが、東京慈恵医大などのチームは5日、東京都内で健康診断を受けた人の血中ビタミンD濃度を算出した結果、全体の98%が必要とされる値を下回ったそうだ。調査は2019年4月~20年3月、東京都内で健康診断を受けた成人男女約5500人を対象に実施されたという(共同通信)。

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子どもの風邪が急増中。国立感染症研究所発表

著者: nagazou
2023年6月9日 08:09
先月、学校などでインフルエンザの集団感染が相次ぐという話題が出たばかりだが、国立感染症研究所の6日の発表によると、子どもの風邪が急増しているという。読売新聞の記事によれば、COVID-19の扱いが5類に移行したタイミングで、夏風邪の一つヘルパンギーナの患者数は移行前の5倍、RSウイルスは2倍に増加したという(読売新聞)。

コロナ禍中は感染対策の徹底で流行が抑えられていた反面、免疫が低下した影響ではないかとみられている。ヘルパンギーナやRSウイルスは、通常は7月頃に流行する。しかし今年に関しては5類移行前の1週間は、それぞれ0.28人、0.99人だったのに対し、5月28日までの1週間に1医療機関あたりヘルパンギーナは1.33人、RSウイルスは1.95人と急増しているという。

一方でCOVID-19の新規感染者数は、4月上旬から緩やかな増加傾向が続いているものの、「5類」移行後に急激な感染拡大が起きているとはいえないという。朝日新聞の記事によると、5月28日までの1週間に定点医療機関に報告された感染者数は計1万7864人、1定点あたり3.63人で前週比約1.02倍だった(朝日新聞)。

ただ千葉県に関しては高い水準となってきている。千葉県が7日に発表した、5月29~6月4日の各定点医療機関での感染者報告数によると、合計感染者数は1378人となり、1医療機関あたり平均6.66人と前週の5.25人から増加しているという。年代別では10代が最も多く、続いて40代、20代も増えている模様(千葉日報チバテレ+プラス)。

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厚労省、1日あたりの目標摂取量を野菜350g、果物200g、食塩7g未満に

著者: nagazou
2023年6月7日 16:05
厚生労働省は5月31日、健康増進法に基づき食物摂取量などの目標値を定める「健康日本21」を10年ぶりに改訂した。この中で2024年度以降の1人1日当たり摂取量としては、野菜は350グラムと前回と同じ。ただ国民調査では281グラムしかなく目標値を2割も下回っているのが現状だという。果物に関しても現状の99グラムと少ないことから約2倍となる200グラムに設定された(厚生労働省日本農業新聞NHK)。

野菜や果物の摂取量は、脳卒中や心疾患での死亡率の低下に関係があるためだという。また1日の塩分の摂取量に関しては現状の10.1グラムから7グラムに減らした。また睡眠時間に関しても、「不足すると死亡率の上昇に影響することがわかってきた」として、20歳から59歳では6時間から9時間、60歳以上では6時間から8時間とし、そうした人の割合について60%以上にすることを目指すとしている。

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エーザイ、ランサムウェア被害に

著者: nagazou
2023年6月7日 13:31
エーザイは6日、同社グループが所有するサーバがランサムウェアに感染、暗号化されたと発表した。被害状況は調査中で、情報漏えいの有無も不明とのこと。被害の全容を把握するにはいましばらく時間を要する見込みとしている。発表によると6月3日深夜に、グループの複数のサーバーが暗号化される被害が発生していることが確認された。同社では物流に関連するシステムや国内外の一部の社内システムをサーバーから切り離して対応した。なお公式Webサイトやメールシステムは通常通り稼働しているとのこと(エーザイリリースITmedia)。

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線状降水帯による運休で修学旅行中の学生が搬送される

著者: nagazou
2023年6月5日 13:25
5月2日~3日にかけて、四国~東海で「線状降水帯」が相次ぎ発生し、3日午前10時までの24時間雨量は、静岡県浜松市春野499.0ミリ、静岡県浜松市熊 491.0ミリ、三重県鳥羽市 490.5ミリ(観測史上1位)、愛知県伊良湖岬 451.5ミリ(観測史上1位)、神奈川県箱根町 441.0ミリ(6月1位)など、四国から関東まで観測史上1位や6月1位の記録的な大雨となった(tenki.jp)。

このため交通などにも影響し、新幹線が運休し帰宅不能となり、宿泊先を探すために待機していたとみられる修学旅行中の中学生が熱中症などで大量に病院に運ばれる事態も報じられている。警視庁丸の内署によると、中学校2校の生徒計47人が救急車で搬送されたという(毎日新聞)。

pongchang 曰く、

新幹線止まり修学旅行生、体調不良で救急搬送(朝日新聞の記事)、丸ビル前の地下と日本橋口の2校。
帰宅時、行幸通りと丸の内の間の通路で、仕出し喰っている修学旅行生が数校いたけど、東京国際フォーラムとかを帰宅困難者の避難所として開放するレベルであったよ。
ビジネス客は名阪から上京出来ないキャンセル客と名阪にもどれない客とで、釣り合えて宿が確保できたかもしれないが、修学旅行生は午前中上京しているので、名阪からの修学旅行生は元の宿にもどれない。
関西への関東からの修学旅行生でも、京都から奈良に抜けるなどの宿泊場所確保が大変だった様子(twitter)。

情報元へのリンク

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米 CDC 疫学調査局のイベントで発生した COVID-19 アウトブレイク、来場者の 1 割が感染

著者: nagazou
2023年6月3日 07:04
headless 曰く、

米疾病予防センター (CDC) 疫学調査局 (EIS) のイベント「Epidemic Intelligence Service (EIS) Conference」で発生した COVID-19 アウトブレイクについて、CDC が来場者への聞き取り調査結果を発表している (ニュースリリースArs Technica の記事)。

イベントは 4 月 24 日 ~ 27 日に開催され、会場となったジョージア州アトランタのホテルへの来場者はおよそ 1,800 人。最終日の 4 月 27 日には複数の来場者が SARS-CoV-2 (COVID-19 の原因となるウイルス) 検査で陽性になったと主催者に報告していたという。CDC は 5 月 5 日 ~ 12 日に来場者への聞き取り調査を行い、来場者の 80% 以上にあたる 1,443 人が回答している。

それによると、

  • SARS-CoV-2 検査で陽性になった回答者は 181 人 (13%)、その 52% は COVID-19 感染歴なし
  • COVID-19 ワクチンの接種を少なくとも 1 回受けたことのある回答者は 1,435 人 (99.4%)
  • 抗ウイルス剤の投与を受けた陽性者は 49 人 (27%)
  • イベントは CDC のガイダンスでマスク着用が推奨されていないコミュニティレベルの COVID-19 感染率が低い時期に開催されており、マスクをしていなかった回答者は 70%
  • 入院者なし

だったという。

イベント参加時間が長いほど感染リスクが高くなるのは当然だが、陽性者は平均で 4 日間すべて参加しており、3 日以上参加した人は 2 日以下の人と比べて感染リスクが 70% 高くなっていたという。CDC では今回の調査結果について、COVID-19 ワクチンや抗ウイルス剤による治療、過去の感染により獲得した免疫が重症化から人々を保護することを示すものだと述べ、6 歳以上のすべての人に最新の COVID-19 ワクチン接種を推奨している。

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生後12か月までに親と"唾液の交換"でアトピー性皮膚炎のリスク低減との研究

著者: nagazou
2023年5月30日 18:06
和歌山県立医科大学などは24日、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患について、生後12か月未満の乳幼児期に親の唾液に接触しているか否かが、子のアレルギー疾患の発症と関係があるという研究結果を発表した。研究グループは、小中学生およそ3600人と保護者を対象に疫学調査を実施し、その内容を分析した(日テレNEWS紀伊民報)。

このうち、乳幼児期に唾液洗浄したおしゃぶりを与えたのは76人で、スプーンなど食器を共用していたのは336人だった。分析の結果、唾液洗浄のおしゃぶりを与えられていた子どもの場合、それ以外の子どもに比べ、アトピー性皮膚炎を発症するリスクは65%、アレルギー性鼻炎は67%、それぞれ低下したという。食器共用の場合はアトピー性皮膚炎の発症リスクを48%抑えられたことが分かったとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

近年は、生後3歳まで'唾液の交換'を避けると虫歯にならない、という話が知られており我が家も避けていたので、今回の研究結果はちょっとびっくりである。

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政府、花粉発生量を30年後に半減させる対策案

著者: nagazou
2023年5月29日 12:00
日経新聞によると、農林水産省と林野庁が花粉症対策を進めており、その対策の原案が判明したという。それによると花粉症の発生源であるスギの人工林を10年間で2割ほど伐採し、それにより30年後に花粉発生量を半減させることを目指すとしている。伐採は樹齢50年以上のスギを中心に実施。こうした樹齢50年以上のスギは2017年段階で全体の半数超を占めているという。伐採したスギ材は住宅など建築物に使うよう促進する。また花粉の少ないスギの苗木やスギ以外の木への植え替えも実施するとしている(日本経済新聞)。

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1 年以上結核の治療を拒否して逮捕状が出た米ワシントン州の女性、捜査当局は逮捕する気なし?

著者: headless
2023年5月27日 18:24
3 月初めに話題となった結核の治療を拒否し続けて逮捕状が出た米ワシントン州の女性だが、3 か月近く経過した現在もまだ逮捕されていないそうだ (Ars Technica の記事Tacoma News Tribune の記事 [1][2]タコマ-ピアース郡保健局のブログ記事)。

裁判所ではほぼ月 1 回のペースで聴聞をスケジュールしているが、女性が召喚に応じたことはないという。この女性らしき人物が地元のカジノへ向かうバスに乗ったことが目撃されるなど自由に出歩いているとみられる一方、捕まらないようにもしているとみられる。家族も協力的でなく、ピアース郡保安官事務所では女性の所在を確認できていないとのこと。19 日には裁判所が令状の延長を認めている。

裁判所文書のほとんどは非公開となっており、保安官事務所は逮捕の妨げになる可能性があるなどとして捜査状況を公表していない。逮捕令状といっても民事事件の令状であり、刑事事件の令状とは異なる。保安官事務所では殺人事件の犯人などと比べて優先順位が低く、時間があるときに対応するとも述べているとのことだ。

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学校などでインフルエンザの集団感染が相次ぐ

著者: nagazou
2023年5月22日 13:03
maia 曰く、

宮崎市の高校でインフルエンザ集団感染が起き、5月16日段階で491人(生徒476人、職員15人)に達した(朝日新聞)。大分市の高校でも16日までに生徒497人が感染した。東京調布市の小学校では5月18日段階で児童職員合わせて104人がインフルエンザに感染した(NHK)。これらの3都県ではインフルエンザは注意報レベルにはなっていないようだが、条件さえ整えばあっという間に大規模集団感染が起きるようだ。インフルエンザの感染がしばらく収まっていたから免疫が低下していたろうし、「5類移行」で衛生意識が低下したかもと疑う。体調が怪しい時は外出を控えるとかね。

Yahoo!ニュース個人で呼吸器内科医の方が、この時期にインフルエンザの集団感染が起きているかを分析する内容が掲載されている。通常、インフルエンザは、冬に流行する感染症であり、春に集団感染は起こりにくいとされる。記事では集団感染が相次いでいるかの理由に関していくつか取り上げている(Yahoo!ニュース個人)。

5月からCOVID-19が「5類感染症」になり、感染対策が大きく緩和された。これによりマスク着用が減ったことなどを挙げている。これまでとは異なり、感染対策を講じた上で開催されてきた体育祭・運動会だが、感染症対策が緩和されたこと、そして9~10月に開催されることの多かった体育祭・運動会が、熱中症リスク緩和のためにこの時期に開催されるようになったことも影響しているのではないかとしている。このほか、インフルエンザワクチンの接種率が下がっていることも影響しているのではと推察している。

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世界保健機関、長期的な健康状態改善を目的とした非糖質甘味料の使用を非推奨とするガイドライン

著者: headless
2023年5月20日 11:58
世界保健機関 (WHO) は 15 日、非糖質甘味料 (NSS) を体重調整や非感染性疾患リスク低下の目的で使用すべきではないとのガイドラインを発表した (ニュースリリースガイドラインArs Technica の記事)。

新ガイドラインは NSS が長期的な体脂肪減少の利益をもたらさないことが示唆されていること、結果として 2 型糖尿病および心血管疾患などのリスクや成人の死亡率を高める、といった望ましくない影響をもたらす可能性があることを踏まえたものだという。そもそも NSS は必須の食品要素ではなく、栄養価もない。長期的に健康状態を改善するには遊離糖類を NSS に置き換えるのではなく、摂取する食品全体から甘みを減らすべきとのこと。

今回のガイドラインは糖尿病既往者を除くすべての人が対象であり、天然・人工ともにすべての非栄養甘味料が対象となる。多糖類のローカロリーシュガーや糖アルコールは糖に含まれ、NSS には含まれないとのことだ。

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花粉症に効く茶にステロイド問題、他銘柄でも検出される

著者: nagazou
2023年5月19日 14:27
あるAnonymous Coward 曰く、

4月に発覚した花粉症に効くとのふれこみの輸入健康茶ジャムーティーの1銘柄に合成ステロイドが含有していたインシデントについて、他のジャムーティー銘柄の分析の結果、3銘柄中2銘柄でやはり合成ステロイドが検出されたとのこと。この種の商品に意図的なステロイド投入がはびこっていたことが窺われる。

国民生活センターの報告によると、問題となったステロイド入り健康茶は「ジャムー・ティー」との表示があり、4月上旬にネット通販で商品名に「ジャムー」等と表示があるお茶が販売されていたという。これを元に怪しい銘柄を見つけ出しているようだ(国民生活センター)。

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COVID-19の後遺症でせん妄により性衝動と衝動買いが止まらなくなる事例が報告される

著者: nagazou
2023年5月17日 16:04
あるAnonymous Coward 曰く、

5月7日にWiley Online Libraryに掲載されたCOVID-19に関する論文によれば、日本において重症の新型コロナウィルス感染症を発症した40代男性が、退院後に性的逸脱行動、衝動買いといったせん妄とみられる後遺症が起きた事例が報告されたという(論文, 論文を紹介する関係者のツイート)。

具体的な症状としては、退院1週間後の経過観察の辺りで幻覚や妄想が疑われる発言が現れ、またところかまわず自慰行為を行うようになり、スマートフォンには性的コンテンツの検索や車の購入の試みが見つかったという。脳脊髄液 (CSF) の検査でコロナウィルスの陽性が明らかになり、脳症に関連する精神病を伴う急性新型コロナウイルス感染症後症候群 (PACS) と診断されたとのこと。

神経学的および精神医学的な治療を受けて患者は回復したとのことだが、もし病院に連れて来られていなかったら、社会的に致命的な事態を引き起こしかねない症例であることから、SNSではコロナ後遺症の恐ろしさを伝える事例として注目されているようだ。

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国立国際医療研究センター職員のCOVID-19感染経験者、2022年12月時点で約4割

著者: nagazou
2023年5月12日 07:02
国立国際医療研究センターの職員を対象に実施された血清疫学調査の結果、2022年12月時点で職員の4割近くがCOVID-19に感染していたという。そのうちの3割は感染したことに気がつかず診断を受けていなかった。医療従事者はCOVID-19患者と接する機会が多いため感染リスクが高い。しかし、コロナ禍初期では感染防御対策の徹底がおこなわれていたことから、同センター職員の抗体陽性率は一般住民よりも低いとされていた。しかし、感染力の強いオミクロン株以降は累積感染率が上昇する傾向になったという。

maia 曰く、

国立国際医療研究センターの職員の新型コロナ感染歴(診断歴と抗体陽性の和)を定期的に調査したところ、2022年12月の累積感染率は39.0%だった(という事は現在は4割越えか)。また感染歴があった人の29.7%は感染していたことを自覚していなかった(DIME)。初期から見ていくと2021年6月時点で2.0%、デルタ株優勢後の2021年12月で5.3%、オミクロン株流行拡大後の2022年3月に8.7%、6月に16.9%だった。BA.5は同年夏に大流行し、12月の39.0%という数字となった。

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米 CDC、疫学専門家向けイベントで COVID-19 アウトブレイク

著者: headless
2023年5月7日 14:57
米疾病予防センター (CDC) 疫学調査局 (EIS) のカンファレンス「Epidemic Intelligence Service (EIS) Conference」で COVID-19 アウトブレイクが発生したそうだ (Ars Technica の記事The Washington Post の記事 [1][2])。

CDC の「疾病探偵」とも呼ばれる現場の疫学専門家がさまざまな調査結果の発表を行う EIS カンファレンスは COVID-19 パンデミックの影響で 2020 年と 2021 年は中止、2022 年はオンライン開催となっており、4 年ぶりの対面型開催で盛り上がった。CDC スタッフや EIS の養成コース修了者の中には感染を懸念してオンライン参加した人もいるが、CDC 本部に近いアトランタの会場にはおよそ 2,000 人が集まったという。

参加者のほとんどがワクチン接種済みとみられ、CDC は多くの参加者がマスク着用を選択していたと述べている。しかし、参加者の証言によればマスクを着用しない人も多く、安全な距離を保つなどの感染防止策を実行しない人もいたとのこと。CDC は感染者の発生についてコミュニティ感染が広がっていることを示すものだなどとして、CDC イベントで発生した COVID-19 アウトブレイクとみなすべきではないとも述べていたが、5 月 2 日時点で 35 人の感染者がカンファレンス参加と結び付けられているとのことだ。

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WHO、COVID-19 の国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態終了を宣言

著者: headless
2023年5月6日 16:15
WHO、COVID-19 の国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態終了を宣言 maia 曰く、

世界保健機関 (WHO) のテドロス事務局長は5日、COVID-19 (コロナウイルス SARS-CoV-2 による疾患) の「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を解除すると発表した (読売新聞オンラインの記事)。

宣言があったのは 2020 年 1 月 30 日だから、約 3 年 3 ヶ月に及んだ。なおテドロス氏は死者が出続けていることを強調し「コロナの脅威が終わったわけではない」とも訴えている。現時点の累積患者数は約 7 億 6,522 万人、死者は約 692 万人である (WHO COVID-19 ダッシュボード)。

テドロス氏は現時点で各国が避けるべき最悪の行動として、(COVID-19に対する) 防御をやめたり、構築したシステムを廃止したり、COVID-19 を恐れる必要はないというメッセージを国民に送ったりする理由に今回のニュースを用いることだと述べている (記者会見トランスクリプト)。

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