ノーマルビュー

米CDC、有害な藻類や藍藻が大発生した水を避けるよう注意喚起

著者: headless
2023年6月17日 17:39
米疾病予防センター (CDC) が有害な藻類や藍藻が大発生した水を避けるよう注意喚起している (CDC のガイダンス原因と影響)。

藻類や藍藻は暖かく流れの遅い水が窒素やリンなどの栄養分を豊富に含んでいると大発生しやすい。大発生は淡水・海水・汽水のいずれでも起こるという。そのため、大雨の後など地上から肥料や下水、都市の雨水などが湖や河川、海に流れ込むと大発生の原因となる。気候変動による水温上昇も大発生を起こりやすくしているとのこと。

大発生した藻類や藍藻は毒素を作り、密集して水の流れを悪化させるほか、水中を低酸素状態にし、有毒ガスが発生することもある。汚染された水に入ったり、汚染された水や魚介類・サプリメントなどを摂取したりすれば病気になる可能性もある。

そのため、水が悪臭を放っている場合や、色が変わっている場合、水面で泡やヘドロなどが確認できる場合、水辺で魚やその他の動物が死んでいる場合には近付かないようにすべきとのこと。ペットや家畜なども水に入らないよう注意が必要だ。

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重度の統合失調症と診断された女性、実は自己免疫疾患が原因と判明

著者: nagazou
2023年6月7日 15:12
Washington Postの報道によると、統合失調症などの精神疾患を患う患者の一部は、脳を攻撃する自己免疫疾患にかかっている可能性があるという。記事の事例では診断の結果、実は自己免疫疾患により脳が損傷を受けていたことが判明、適切な治療を受けたことにより、20年ぶりに家族と会話できるようになったという(The Washington PostGIGAZINE)。

該当例となった人物は、1995年に重度の統合失調症と診断、また異常行動や奇妙な体勢のまま動きが止まってしまう重度の緊張病にもかかっていた。しかし、血液検査の結果、免疫系が自分自身の体を攻撃する大量の抗体を生産、これらの抗体が統合失調症に関連する脳の側頭葉を攻撃していることが判明したのだという。そこで、医療チームが自己免疫疾患の治療を実施したところ、精神疾患の症状は多少残ったものの、治療前とは比べものにならないほど回復したとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

この事例が明らかになってから、実は同様の原因だったのではとみられる患者の治療も開始されているとのこと。心の病だと思っているだけで、実際には身体の病というのは、今まで気づかれなかっただけで良くあったのかもしれない。

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認知症予防には帯状疱疹ワクチンが効果的。ただし女性に限る

著者: nagazou
2023年6月2日 15:08
スタンフォード大学の研究チームが発表した論文(ただし未査読)によれば、帯状疱疹ワクチンと認知症予防に因果関係がある可能性があるらしい。この研究では、英ウェールズで2013年9月に実施された70~79歳の市民への無料ワクチン提供施策に着目。この施策では、ワクチン接種率が年齢によってハッキリ分かれるため、ワクチン接種と認知症発症率の関連を追跡調査することでワクチンと認知症予防に因果関係を調べるのに適しているという(medRxiGIGAZINE)。

分析した結果、帯状疱疹ワクチン接種率の高い1933年9月2日以降に生まれた人々は、接種率の低い同9月2日以前に生まれた人々と比べて、認知症発症率が有意に低いことが判明した。さらに、帯状疱疹の発症率は男性より女性の方が高いことから男女別の分析も実施。その結果、女性では帯状疱疹ワクチン接種率の高い人々ほど認知症発症率が低くなる傾向が示されたとしている。一方で、男性ではワクチンの接種により認知症発症率を下げられる証拠は見つけられなかったという。

あるAnonymous Coward 曰く、

帯状疱疹ワクチンは帯状疱疹だけでなく認知症まで予防効果がある一粒で二度おいしい優れもの。
帯状疱疹は酷くなると医療用麻薬が手放せなくなる帯状疱疹後神経痛といった後遺症も出ることがあるので、女性ならば帯状疱疹ワクチンを接種しておくのが良さそうです。

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奈良公園のシカ、コロナ禍で「鹿せんべい」を前に『おじぎ行動』をしなくなる

著者: nagazou
2023年6月1日 08:02
奈良公園にいるシカは、ほかの地域に住むシカとは異なる挙動をすることで知られていたが、コロナ禍を経た結果、その特徴的な行動となっていた耳と頭を下げる「おじぎ行動」を取らなくなっていることが調査で分かってきたという(サイエンスポータル)。

調査グループの奈良女子大学遊佐陽一教授によると、野生のシカには攻撃の前にストレスを感じると頭を下げる「おじぎ行動」が見られるのたという。しかし、奈良公園周辺に生息するシカは観光客を見つけると「鹿せんべい」を求めておじぎ行動をとっていた。

しかしCOVID-19の感染が拡大した2020年には、奈良公園に出没するシカの数が2019年の平均167頭から平均65頭にまで激減。調査グループはコロナ禍前の2016年9月~17年1月と、コロナ禍のあった2020年6月~21年6月にシカ20頭のおじぎ行動の回数を計測したところ、コロナ禍前の10.2回からコロナ禍後では6.4回まで減ったとしている。

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条件によって食虫化する熱帯植物、その条件が明らかに

著者: nagazou
2023年5月24日 08:01
headless 曰く、

ドイツ・ビュルツブルク大学とハノーバー大学の研究チームが熱帯植物 Triphyophyllum peltatum の食虫化条件を特定した (論文Phys.org の記事FOODBEAST の記事)。

西アフリカの熱帯地域原産の Triphyophyllum peltatum は一生のうちに 3 種類の葉を生やす。粘性の高いしずくで小さな虫をとらえて消化吸収する 2 番目の葉は特定の条件で生えると考えられていたが、栽培が難しいことからこれまでその条件を特定することはできなかった。しかし今回、ビュルツブルク大学の研究者が同大植物園での栽培に成功。ハノーバー大学では培地で多数増殖させる方法を開発し、さまざまな条件で食虫化の有無を確認することが可能となった。

その結果、養分としてリンが不足した場合にのみ食虫化することが判明した。原産地の熱帯雨林のやせた土壌で栄養不足を防ぐため、食虫性のある葉を生やすとみられる。この発見は食虫性の起源を調べるため、分子解析が有効であることを示す大きな進歩とのことだ。

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茶色くならない遺伝子編集バナナ

著者: headless
2023年5月13日 17:58
フィリピン政府が先月、英スタートアップ企業 Tropic Biosciences の茶色くならないバナナを認可したそうだ (The Next Web の記事プレスリリース)。

Tropic によれば、輸出されるバナナの 60% 以上が消費者に届く前にゴミとなっているという。Tropicの茶色くならないバナナは CRISPR や GEiGS などのツールを用いて遺伝子編集したもので、サプライチェーンでの二酸化炭素排出量を 25% 以上減らすことができるとのこと。

フィリピンは東南アジア最大のバナナ生産・輸出国だが、新パナマ病とも呼ばれるパナマ病 TR4 (Tropical Race 4) の影響で世界でのシェアが減少している。Tropic では今後 10 年の間にフィリピンへの導入を計画する複数の重要な製品の一つとして、遺伝子編集によるパナマ病 TR4 に耐性のあるバナナの開発も進めているとのことだ。

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3人の親を持つ子供が英国で誕生。難病の遺伝予防へ核移植

著者: nagazou
2023年5月13日 08:09
英国で遺伝的に3人の親を持つ子どもが誕生したという。この子どもは母系遺伝性の難病"ミトコンドリア病が子に伝わるのを防ぐ目的から、受精卵の「核移植」を実施した(産経新聞)。

ミトコンドリア病は細胞内小器官「ミトコンドリア」の働きが低下することで運動障害などを起こす病気。移植した受精卵には提供女性のDNAを持ったミトコンドリアがあることから、子は結果として遺伝的に3人の親を持つことになったという。2018年に英政府の研究監視機関「ヒト受精・発生学委員会」(HFEA)が移植を初承認、以降、少なくとも30件が承認されているとのこと。日本でも核移植に関してミトコンドリア病研究に限り解禁されているそうだ(読売新聞)。

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キューピーと広島大学、アレルギー低減卵の安全性を確認

著者: nagazou
2023年5月2日 16:08
キユーピーは4月26日、広島大学と共同研究として進めてきたアレルギー低減卵に関する成果を発表した。 食物アレルギーの原因食物に関しては、鶏卵が約33%を占め1位。 鶏卵のアレルゲンとなる物質は、卵白に含まれるタンパク質であるオボアルブミン、オボトランスフェリン、オボムコイド、オボムチン、リゾチームなどとされ、オボムコイド以外のタンパク質は熱に弱いため、加熱による対策がしやすかった(キユーピーリリース広島大学発表)。

しかし、オボムコイドは熱にも消化酵素にも強いことから、同社と広島大学はオボムコイドを含まない鶏卵を作出できないか研究をおこない、2020年にラボレベルでの作出に成功していたという。作られた鶏卵はゲノム編集技術を用いたもので、ゲノム編集による副産物や、標的以外へのゲノム編集の影響を解明する作業を広島大学を中心に進めてきた。その結果、ゲノム編集による別の遺伝子の挿入や他の遺伝子への影響も全くないことが明らかとなったとしている。

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はなくそをほじる行為がアルツハイマー病の原因となる可能性。マウス実験で

著者: nagazou
2023年4月28日 18:04
鼻をほじるとアルツハイマー病を発症しやすくなるという研究が発表されたようだ。オーストラリアのグリフィス大学の科学者を中心とする研究チームの研究によると、鼻をほじると内部組織が損傷、細菌が脳に到達しやすくなり、脳は細菌の存在に反応してアルツハイマー病の兆候と似たような反応を示すというデータが得られたのだという(ScienceAlert)。

研究では、マウスと肺炎を引き起こす肺炎クラミジア(Chlamydia pneumoniae)の細菌を使った実験を実施した。この細菌は、遅発性アルツハイマーに罹患した人間の脳の大部分からも発見されているとされる。マウス実験の結果、この細菌が嗅神経を遡上することが実証されたという。さらに鼻腔上皮に損傷があると、神経の感染症が悪化することがわかったとしている。

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虫が光の周りに集まる理由、背光反射の性質が影響か

著者: nagazou
2023年4月27日 16:03
虫が光の周りに集まる特性の理由に関しては、実はまだ未解明な部分が多かったそうだ。いくつか有力な仮説はあったものの、どの仮説も実際の昆虫の動きと矛盾していたとされている。今回発表された研究では、素早い虫の動きに追随するためのハイスピードカメラとトラッキングソフトウェアを用意。人工光源に接近した虫たちに何が起こるかを調査した。すると三つの意外な事実が判明したという(bioRxiv論文ナゾロジー)。

一つは下からの光に照らされると、飛行中の虫の背腹がひっくり返った状態になること。これにより、光源に背を向けるような状態になって失速し、墜落していくようになったという。二つ目は虫が光源の下を通過した場合には、光源に背を向けながら急上昇を起こすこともわかった。三つ目として光が虫の横側からあてられた場合、光源の周りをグルグルと周るような動きをした。

この3種類の結果は、虫たちが光源に対して背中を向けようとする過程で引き起こされ、結果的に光源への引き付けにつながっていたとしている。研究者たちは今回の研究で、明るい方向に背中側を向けようとする「背光反射」と呼ばれる虫の性質が影響しているのではないかと考えているそうだ。

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五月病の症状の最多は「やる気が起きないこと」、カバヤ食品調べ

著者: nagazou
2023年4月27日 08:03
カバヤ食品が小学生・中学生の保護者を対象に、「5月病に関する調査」を実施したところ、保護者と子どもの両方で5月病の症状として共通して最も多かったのが、“やる気が起きない”という症状。保護者の半数近くは時期に関係なく、日頃から子どものやる気を引き出すことに苦労しているというごく自然な結果になった(カバヤ食品リリース)。

やる気の低下への対処法としては「気分転換に外出」をすることで51.2%が実施している。外出の効果を40.5%が感じたという。行動を起こすと「やる気」が引き出される脳の仕組みが影響していると分析している。一方、子どもの「やる気」を引き出すことに46.3%の保護者が苦労しているという。対処法として「いつもより優しく接する」パターンが多いが、効果を実感できたのは14.3%ほどしかなかったという。一方で「気分転換に外へ連れ出す」は、44.0%と子どもにも高い効果があったとしている。

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高性能な2つを含む24個の目を持つ新種のハコクラゲが見つかる

著者: nagazou
2023年4月26日 14:25
クラゲには、人間や他の生物が持つ脳が存在していない。脳が存在しないため、目で捉えた情報を脳で処理できないものの、わずかな光を捉えて周囲の明暗を感じることはできるらしい。このように脳で情報を処理できないにも関わらず「ハコクラゲ」のように高性能な目を持つ種類が存在するのだそうだ(Zoological Studiesナゾロジー)。

香港浸会大学(HKBU)生物学科が、香港のマイポ自然保護区で24個の目を持つハコクラゲの新種を発見したという。今回発見された「トリペダリア・マイポエンシス(Tripedalia maipoensis)」と名付けられた新種は、この高性能な目を持つによりマイポ自然保護区の濁った水域でもスムーズに泳げるのではないかと推測されている。なお、ハコクラゲは、障害物が多い浅瀬に生息する傾向にあるとのこと。

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マンモスのDNAを使って作られた培養肉が公開される

著者: nagazou
2023年4月3日 13:33
絶滅したマンモスの遺伝情報を使って培養した肉で巨大なミートボールが作られたという。オーストラリアに拠点を置く培養肉の会社「VOW」が制作し、オランダの科学館で公開されている。科学者によってマンモスやアフリカ象の遺伝子配列を基に、羊の細胞を用いて数週間かけて作られた。ネタにマンモスを選んだのは絶滅した象徴として気候変動について考えてほしかったためだとしている(朝日新聞時事ドットコムFNNプライムオンライン)。

あるAnonymous Coward 曰く、

ワニの肉のような香りがするというが安全性が確認されていないためまだ食べられないそうだ。

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カナダで知能の高いスーパー豚の生息域が拡大中

著者: nagazou
2023年3月31日 06:07
カナダで家畜の豚とイノシシを交配させた「スーパー豚」が野生化し、広範囲に生息するようになってしまっているという。このスーパー豚は知能が高く、雪の下にトンネルを掘って寒い気候を生き抜くことができたり、大きいもので300kgにもなる巨体を持っていたり、人間の行動を察知すると夜間に活動するといった行動ができる。このため捕まえにくく、作物や家畜に被害を与える重大な脅威になっているとのこと(Field & StreamGIGAZINE)。

カナダでは1995年以前はほとんど野性に豚はいなかったそうだ。しかし2000年代初頭に養殖イノシシの市場が縮小、囲いから逃れたり解放されたりした後に繁殖するようになったらしい。それから10年かけて、範囲も数も大幅に増加している(増加傾向を示す動画)。なお米国北部に侵入する恐れも高まっているとのこと。この調査をおこなったカナダの野生豚研究プロジェクトのライアン・ブルック氏は「根絶が可能だという希望は潰えました」と述べている。

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ベートーベン鉛中毒説の根拠となっていた遺髪、女性の髪の毛だった

著者: headless
2023年3月26日 11:59
英ケンブリッジ大学やドイツ・テュービンゲン大学などの研究グループがベートーベンの遺髪に対する全ゲノムシーケンシングを実行し、彼の作曲家・演奏家としての活動に大きな影響を与えた健康問題について遺伝性・感染性の原因を分析している (論文Ars Technica の記事)。

音楽史上最も重要な作曲家の一人であるベートーベンは進行性の難聴や慢性の胃腸炎に苦しみ、最後は肝硬変で亡くなった。死の翌日 1827 年 3 月 27 日に発見された 2 人の弟あての手紙 (ハイリゲンシュタットの遺書) では病状を記録して公表するよう要望しており、指名された医師はベートーベンよりも 18 年早く亡くなっていたが、病因を調べる研究は長年にわたり行われている。

今回の研究ではベートーベンのものとされる 8 つの毛束から採取した毛髪のサンプルを調査。まず 8 サンプルに対し浅いショットガンシーケンシングを実行した結果、5 サンプルが欧州系男性の同一人物 (または一卵性双生児) のものであることが確認された。研究グループではこれら 5 サンプルを本物と仮定し、最も状態の良いサンプルで全ゲノムシーケンシングを実施した。

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警視庁、東京工業大学から違法に流出した遺伝子組み換えメダカの大規模流通を摘発

著者: nagazou
2023年3月9日 12:00
あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、警視庁は、遺伝子組み換えした赤いメダカを違法に飼育する等の容疑で、メダカ販売店経営者の男(67)と、観賞魚愛好家の男4人(61〜72)を遺伝子組み換え生物使用規制法違反で逮捕したそうだ。同法違反容疑での逮捕者は初めてだそうだ。

これらのメダカは、東京工業大学の研究所で飼育していた遺伝子組み換えメダカの卵を、2009年に当時の男子学生が違法に持ち出し、繁殖させたものらしい。その後、個人間の取り引きや展示会を通じて約50人に流通したようだ。この男子学生や流通に関与した男女3人も書類送検され、文部科学省は東工大を厳重注意したそうだ。

別のタレコミと合体 あるAnonymous Coward 曰く、

書類送検された男性が、2009年に東京工業大に保管されていた卵を持ち出し→知人に譲って拡散→逮捕された5名が育成して販売、という経緯だという。なお、容疑者のうち一人は、警視庁の捜査が迫ったことを察知して、遺伝子組み換えメダカを用水路に廃棄したという。この手の事件としてトップクラスにヤバい話に見える(産経新聞毎日新聞FNNプライムオンライン)。

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人間は冬に睡眠を長く取る必要がある

著者: nagazou
2023年2月22日 07:04
人間は冬眠をしない生物だが、BRIEF RESEARCH REPORTに掲載された最新の研究によると、寒い時期にはより多くの睡眠が必要だった可能性があるらしい。眠障害を持つ292人の患者を対象におこなった調査によると人々は冬にレム睡眠を多く取っていることが判明したという(BRIEF RESEARCH REPORTThe Guardian)。

レム睡眠は、光の変化によって影響を受ける概日時計に直接関係していることが知られている。調査の結果、夏よりも冬の方がレム睡眠の時間が30分長いことが判明したという。睡眠障害を起こしやすい都市人口においても、人間は夏よりも冬にレム睡眠の時間が長く、秋には深い睡眠が少ないことを示唆したものとなっている。

この研究は、人間が季節に合わせて睡眠習慣を調整する必要があることを証明することになるかもしれない。そうなれば、社会は季節に合わせて睡眠習慣を調整したり、季節ごとの睡眠欲求に合わせて学校や仕事のスケジュールを調整する必要性が出てくるかもしれないとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

冬眠しないぶん、長く寝る必要があるそうだ。

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主食の重ね食べと歯周病の関連性に関する研究

著者: nagazou
2023年2月21日 06:12
口腔衛生学会雑誌に、日本人男性労働者における、1回の食事で炭水化物中心の主食を2種類以上同時に食べる「主食の重ね食べと歯周病の関連」に関する研究が掲載された。この研究では、539名の男性従業員(平均年齢47.9歳)のデータを用い、4mm以上の歯周ポケットを有する歯数を調査したという。解析によると、主食の重ね食べの頻度が高い人は、炭水化物の多量摂取を起こしている比率が高く、歯周病を引き起こす要因になっているのではないかとしている(口腔衛生学会雑誌)。

pongchang 曰く、

粉ものを主食に、コメで出来た「稲荷ずし」「おにぎり」を副食にする。半チャン半ラーメンや餃子をオカズにラーメンを食べる。
炭水化物の主菜に炭水化物の副菜を重ねるのか?

解析対象集団の14.8%が1日1食以上の主食の重ね食べをしていた.主食の重ね食べの頻度が1日1食未満の群と比較して,1日1食以上の群では4 mm以上の歯周ポケットを有する歯数が有意に多かった(発生率比=1.47,95%信頼区間=1.10–1.96)(口腔衛生学会雑誌の記事 2023 年 73 巻 1 号 p. 42-50

歯周病が動脈硬化を促進したり、歯周病があると化学療法後の感染などで悪性腫瘍の予後を悪くしたり、噛めないからフレイルサルコペニアが進行したり、老後の生活に波及する

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河川への魚のふ化放流、放流対象種を増やす効果はない

著者: nagazou
2023年2月13日 18:02
北海道大学と北海道立総合研究機構は9日、魚のふ化放流は放流対象種を増やす効果はなく、その種を含む生物群集を減らす結果につながるとする研究を発表した(北海道大学リリース)。

飼育下で繁殖させた在来種を野外に放す試みは各地で実施されているが、こうした放流では自然界には生じえない規模の大量の稚魚を放つことから、生態系のバランスを損ねる可能性が指摘されていた。このため研究チームは、シミュレーションによる理論分析と過去21年の魚類群集データによる実証分析を行い、放流が与える影響を検証したという。

分析の結果、放流は種内・種間競争の激化を促すことで、放流対象種の自然繁殖を抑制、さらに他種を排除する作用を持つことが分かったという。長期的に魚類群集全体の種数や密度を低下させることにつながるとしている。

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脳の「怒り」のメカニズムのパターン化に成功。機械学習活用で

著者: nagazou
2023年1月24日 16:03
カリフォルニア工科大学は、マウス実験で得られたデータを機械学習モデルに適用した「人工マウス脳」を作成し、自律神経の中枢として「本能」と呼ばれる部分を制御している脳の視床下部の研究に用いられたという。最新の研究では、この中から怒りにフォーカスした実験が行われたそうだ(Cell論文TECH+)。

機械学習モデルを詳細に分析した結果、怒りのメカニズムの数学的表現である「ラインアトラクタ」という脳内での活動パターンが明らかになったそうだ。研究チームによると、このラインアトラクタの形状は人によって異なり、「怒りっぽい」「感情をコントロールできる」といった特徴は、このラインアトラクタの形状によって決定されているとしている。

ラインアトラクタは、脳内の大脳皮質や海馬においては存在は発見されていたが、視床下部という脳の深部にも存在し、怒りの制御に影響している点を発見できたのは今回が初めてであるらしい。

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