ノーマルビュー

NASAもソ連も鉛筆ではなく『宇宙で使えるボールペン』が必要だった

著者: nagazou
2023年7月5日 17:11
ネット上でよく知られる有名コピペ文に、「宇宙でボールペンが使えないことに気づいたNASAは、長い年月と巨額の費用を投じて宇宙でも使えるボールペンを開発した。一方ソ連は鉛筆を使った」という内容がある。実はこのコピペ、真実とは異なるのだそうだ(星出宇宙飛行士ウィークリーレポート Vol.10ScienceAlertナゾロジー)。

宇宙での微小重力下ではボールペンがうまく機能しないという問題に関しては、NASAもソ連も鉛筆を使うという解決策をとるのではなく、両者ともに宇宙ボールペンの開発を試みていたのだそうだ。鉛筆を使わない理由としては、鉛筆は使用すると黒鉛や木くずが船内に浮遊してしまい、機械の故障や火災の原因となる可能性があったためだという。

その後、アメリカのペン製造業者であるポール・C・フィッシャーが独自に「フィッシャー・スペースペン(Fisher Space Pen )」を開発した。このペンは、内部に封入された窒素ガスの圧力によって微小重力下でもインクが安定して移動する仕組みだったという。また特殊な粘着性の強いインクを使用することで、乾燥することがなく100年以上の保管やマイナス34℃からプラス121℃の温度環境にも対応可能といった耐久性も持っていたようだ。

現代では、宇宙飛行士はシャーペンやタブレット端末を使用することもあるという。冒頭で指摘された黒鉛のカスの問題に関しては、現在の船内には高性能の濾過システムが搭載され、粒子や破片を効率的に除去可能になったこともシャーペンが使われるようになった理由だそうだ。ほかにも、タブレット端末を使用してスケジュールや作業手順を確認することも行われているとしている。

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「謎の金属球」などが日本周辺にも飛来している。ラスベガスでUFO墜落報告

著者: nagazou
2023年6月14日 14:31
あるAnonymous Coward 曰く、

やや旧聞になりますが、NASA・UAP(未確認異常現象)分析事務所によりますと、「謎の金属球」などのUAPは世界中で報告されているが、アメリカ西海岸、アメリカ東海岸、中東、日本や朝鮮半島の周辺が多いとのこと。形状は円形や不定形、大きさは1~4mほどで、白色・銀色・半透明のものが多い、熱排出が検出できないにもかかわらず、静止状態から音速の2倍までさまざまな速度で飛行可能など、大変夢のあるレポートです(GIGAZINE)。

半ば与太話だと思うが、タレコミに関連した宇宙人話が日刊スポーツに掲載されている。その記事によると、4月30日から5月1日にかけて米ネバダ州ラスベガスで、未確認飛行物体(UFO)が墜落したとの報告が複数出ているそうだ。ある報告によると、自宅の裏庭にUFOの可能性がある物体が墜落、「身長が3メートル近くある緑色の背が高くて痩せたエイリアンのような生き物」がフォークリフトの後ろに隠れていると、家の住民から通報があり、警察官が現場に急行する事態となったという。ただ現場の捜査では墜落した物体の正体が何だったのか正確に把握できていないとしている(日刊スポーツ)。

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NASA、アルテミス計画の2機目の月着陸船に「Blue Moon」を選定

著者: nagazou
2023年5月23日 07:07
NASAは19日、月探査を実施する「アルテミス計画」向け月着陸船の開発企業にブルーオリジンを選定したと発表した。船名は「Blue Moon」となるという。2029年に実施予定のアルテミスVミッションで有人飛行を行い、飛行士を月の南極近くに降ろす計画。月着陸船は高さ16メートル、重さ16トンで、液体酸素と液体水素を燃料に使用、飛行士らが30日間滞在できる設計だとしている(NASA発表産経新聞AFPBB News)。

あるAnonymous Coward 曰く、

2029年予定のアルテミスVから使用されるという。月着陸船を巡っては3グループが競争の末、前回は予算の制約などからSpaceX社のStarshipのみが選定され、Blue Moonを提案するBlue Originらの陣営は法廷闘争などを繰り広げていた。

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NASA、ボイジャー2号の電源安全装置を無効にして科学機器用の電源確保

著者: nagazou
2023年5月3日 07:04
headless 曰く、

NASA はボイジャー 2 号の電源出力低下に対応するため搭載科学機器のうち 1 台の電源を切ることを検討していたが、安全装置を切ることで電源確保に成功したそうだ (NASA ジェット推進研究所のブログ記事)。

ボイジャー 1 号 / 2 号は放射性同位体熱電気転換器 (RTG) を搭載し、プルトニウムの崩壊熱を電力に変換している。プルトニウムが崩壊することで少しずつ電源出力は低下していくため、探査活動の継続に必須ではないヒーターやその他のシステムをオフにして対応してきたという。オフにできるものはすべてオフにしてしまったため、次は 5 台搭載する科学機器のうち 1 台をオフにすることを計画していた。なお、双子のボイジャー 1 号では科学機器の 1 台を故障のため使用しておらず、次に科学機器の電源オフが必要となるのは来年とみられる。

それでも科学機器をどうにか維持しようと考えるチームは電源電圧の異常な変動から機器を守る安全装置に注目。この装置は電圧レギュレーターを搭載し、必要に応じてバックアップ回路に切り替える仕組みを備える。バックアップ回路には電力が供給されているが、これを科学機器に回すことで 2026 年まではすべての科学機器を使い続けられるようになったとのこと。

ボイジャー 1 号 / 2 号は他に例がないヘリオスフィアの外で運用される宇宙機であり、その探査活動はヘリオスフィアの形や、星間環境にみられるエネルギー粒子やその他の放射線から地球を守るヘリオスフィアの役割に関する質問の答えを見つけるのに役立っているとのことだ。

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NASAとDARPA、2027年にも原子力ロケットの実証試験へ

著者: nagazou
2023年1月31日 13:27
zambia 曰く、

NASAとDARPAは原子力推進ロケットのエンジンの実証試験を2027年にも行うと発表した。火星への有人飛行を目指すとしている。
原子力推進ロケットのエンジンは、小型原子炉での核分裂によって得られた熱で推進剤を高温にし、膨張させ噴射する。固体燃料や液体水素などを燃やす従来の方法と比べて、同じ量の推進剤から3倍以上のエネルギーが得られるという。

『火星の人』(原作)でも小型原子炉を火星に持ってってましたね

NASAとDARPAは省庁間協定(IAA)を締結し、NASA側は核熱ロケット(NTR)技術とNTRエンジンの設計を担当する。現状のケロシンや水素といった従来の燃料では速度の制限があり、とくに有人火星探査のような長距離・長時間のミッションでは乗組員に負担がかかりすぎるという問題が指摘されている。燃料には高純度低濃縮ウラン(HALEU)を使う。これにより入手性などのハードルを低減する。また、核分裂反応が宇宙に到達したときにのみオンになるようにする安全対策も実施する。推進剤には従来のロケットと同じような液体水素のほか、水も使うことができるとしている(NASAリリースTEXALTECH+)。

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NASAのArtemis I ミッションのOrion宇宙船、無人で月を周回して地球帰還に成功

著者: nagazou
2022年12月17日 06:01
NASAの新型宇宙船「Orion」が11日、地球に帰還した。Orionは宇宙飛行士の月への着陸を目指す国際プロジェクト「アルテミス計画」の一環として打ち上げられ、無人宇宙船が月を周回する25日間の試験飛行を終えて地球に帰還した(NASANHKロイター)。

今回のミッションでOrionはOrionは地球から約27万マイル、国際宇宙ステーションが地球を周回する距離の1000倍以上の距離を移動。2回の月面への飛行を行い、月面に80マイルまで接近したという。このほか、有人飛行を実施する前に意図的にシステムに負荷をかける試験などがおこなわれた。NASAは今回得たデータを元に、次は有人で月を周回する試験飛行を行う予定となっている。

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NASA、超大型ロケットSLSによるArtemis I ミッションが打ち上げ成功

著者: nagazou
2022年11月21日 14:25
4000トンの推力を持つNASAの巨大ロケット「SLS」初号機が午前1時47分(米国東部標準時)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。宇宙船は予定どおりロケットから切り離され、月に向けて飛行を続けている(NASA SLS公式TwitterNHK毎日新聞ナショナルジオグラフィック)。

NASAは2025年を目標に、アポロ計画以来となる宇宙飛行士による月面着陸を目指す「アルテミス計画」を進めており、今回の打ち上げはその初期段階となる。今回は無人の試験飛行で、飛行士の代わりにマネキンを乗せ、人体への影響を調べる。日本のJAXAの2基の小型探査機なども搭載している。そのうちの一つである「オモテナシ」は日本初の月面着陸に挑戦する予定。

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NASA、膨張式耐熱シールドの実験機LOFTIDの回収に成功

著者: nagazou
2022年11月15日 14:05
NASAは、宇宙探査機を大気圏突入時の高温高圧から保護するための新しい膨張式熱シールド「LOFTID(Low-Earth Orbit Flight Test of an Inflatable Decelerator)」を開発しその実験機の運用に成功した。LOFTIDは直径3~12mメートルの大きさまで用途に応じて設計可能。地球だけでなく、火星など他の天体での大気圏突入も想定しているという(NASASpaceCNET朝日新聞宇宙部[動画]fabcross)。

11月10日に地球低軌道に打ち上げられ、実際に再突入実験が実施された。LOFTIDのデモンストレーターは、計画通りハワイから約800キロメートル離れた海上に着水することに成功したとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

膨張式耐熱シールドというと分かり難いが、要はガンダムで大気圏再突入するときに使われてるバリュートである。これが実用化されれば、今より大型の宇宙船なども低コストで回収できるようになるかもしれない。

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NASA、UFOに関する調査チームのメンバー16人を選んだと発表

著者: nagazou
2022年10月25日 14:27
米国のNASAは21日、未確認飛行物体(UFO)に関する調査チームのメンバー、計16人を選出したと発表した。この調査チームは、航空機や自然現象が原因とは考えられない正体不明の事象が記録された映像の収集などに取り組む。どのようなデータを分析すればUFOの解明につながるかといった将来の本格調査に向けた基礎研究をおこなう目的があるという。メンバーには元NASA宇宙飛行士や地球外知的生命の研究者、科学ジャーナリストらが選出された。来年半ばに報告書を公表するとしている(読売新聞)。

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NASA の DART ミッション、小衛星の軌道が 32 分短くなる

著者: headless
2022年10月16日 11:59
NASAは 12 日、DART ミッションで宇宙機を小衛星に衝突させた結果、小衛星の軌道が変わったことが確認できたと発表した (プレスリリース解説記事)。

DART は地球に向かってくる小惑星や彗星に宇宙機を衝突させて軌道を変え、地球への衝突を回避する NASA の惑星防衛戦略を実証するための実験ミッションだ。実験では小衛星ディモーフォスへ日本時間 9 月 27 日に宇宙機を衝突させ、軌道の変化を地球上から観測していた。ディモーフォスは地球近傍小惑星ディディモスの衛星で、いずれも地球に衝突する可能性はない。

観測の結果、ディモーフォスの軌道が 32 分短くなったことが確認され、軌道周期は衝突前の 11 時間 55 分から衝突後は 11 時間 23 分となった。NASA では事前に 73 秒以上の軌道変化があれば成功とする最低要件を定めていたが、初期の観測で要件を 25 倍以上上回る結果となった。今後は時速約 22,530 km で衝突した運動量がどの程度ディモーフォスに転移したのかを測定する作業に注力していくことになる。

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NASA、ドラゴン宇宙船によるハッブル宇宙望遠鏡の延命を検討

著者: nagazou
2022年10月3日 15:04
AC0x01 曰く、

ようやく後継のJWSTが上がって引退するかと思われたNASAのハッブル宇宙望遠鏡だが、SpaceX社のドラゴン宇宙船で延命できないかという話が上がっているようである(NASAプレスリリース)。

ハッブル宇宙望遠鏡は高度600kmの低軌道を周回しており、スペースシャトルが飛んでいた頃は、幾度となくメンテナンスミッションが行われていた。しかしシャトルの引退により2009年を最後にメンテナンスされておらず、近年では部品の故障により、復旧が危ぶまれる事態も起きていた(2018年の記事)。

SpaceX社のドラゴン宇宙船は現在ISSへの補給ミッションや宇宙旅行に使われているものの、こうした特殊なミッションには活用されていなかった。しかし2023年には宇宙旅行の一環として宇宙遊泳を行うミッションも予定されており、能力的には可能とみられることから、この話が上がったようだ。ただし、現時点では研究のためにNASAとSpaceXが署名したというのみで、そのための資金を出したり、実際に延命を行うことが決まったということではないので、実現するとしてももう少し先の話になるかもしれない。

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NASA の惑星防衛実験ミッション DART、小衛星への宇宙機衝突に成功

著者: nagazou
2022年9月28日 12:00
headless 曰く、

NASA は日本時間 9 月 27 日、地球近傍小惑星ディディモスの衛星ディモーフォスに宇宙機を衝突させる DART ミッションを成功させた (プレスリリースDART 衝突直前の映像、 動画: NASA のライブ中継映像宇宙機からのライブフィード映像ミッション後のニュースブリーフィング)。

DART (Double Asteroid Redirection Test) ミッションは地球に向かってくる小惑星や彗星に宇宙機を衝突させて軌道を変え、地球への衝突を回避する NASA の惑星防衛戦略を実証するためのミッション。ディディモスは直径 780 m ほどの小惑星で、その衛星ディモーフォスはさらに小さい直径 160 m ほどの小衛星。いずれも地球に衝突する可能性はない。

DART 宇宙機は 2021 年 11 月に打ち上げられ、10 か月かけてディディモスへ到着。日本時間 9 月 27 日 8 時 14 分、ディディモスを通過してから1分半ほどのちに宇宙機からの信号が途絶え、ディモーフォスへの衝突が確認された。NASA は今後ディモーフォスを地球上から観測し、衝突による軌道変化を分析する。研究者は衝突によりディモーフォスの軌道がおよそ 1 % (およそ 10 分) 短くなると予測しているが、それを正確に測定するのも今回の目的の一つとのことだ。

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NASA、Artemis I 打ち上げを再び中止

著者: headless
2022年9月4日 10:06
NASA は日本時間 4 日、人類を再び月に送るアルテミス計画の SLS ロケットによる Orion 宇宙船の無人打ち上げテストミッション「Artemis I」を再び中止した (NASA のブログ記事 [1][2])。

8 月 29 日に計画されていた Artemis I の打ち上げは天候不良でタンク充填開始が遅れたうえ、液体水素の漏れが発生。タンク充填は完了したものの、コアステージ底部の RS-25 エンジン (エンジン 3) が始動に適した温度に達さず、打ち上げを断念していた。

今回も液体水素の漏れが再び発生し、複数の対策が行われたものの、問題を解決できなかったという。9月上旬の打ち上げ機会は 6 日までしかなく、上旬の打ち上げは取りやめるとのことで、9 月中旬以降にスケジュールが再設定されることになる。

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NASA と ESA の火星サンプルリターン計画、地球到着は 2033 年

著者: headless
2022年7月31日 10:06
NASA は 7 月 27 日、2033 年の火星サンプルリターン計画を発表した (プレスリリースThe Register の記事SlashGear の記事)。

NASA の火星サンプルリターンプログラムでは、2030 年代初めの帰還を目指して火星探査車 Perseverance がサンプル収集サンプル回収用着陸機の着陸地点の選定を進めている。今回発表された計画によると、NASA の着陸機 Sample Retrieval Lander に搭載された ESA のロボットアームで小型ロケット Mars Ascent Vehicle (MAV) にサンプルを積み、ESA の地球帰還用周回機 Earth Return Orbiter (ERO) に向けて打ち上げる。サンプル回収用には火星ヘリコプター Ingenuity の設計に基づくヘリコプター 2 機が搭載され、回収用の探査車は搭載されないという。

ERO の打ち上げは 2027 年秋、着陸機の打ち上げは 2028 年夏に計画されており、火星のサンプルは 2033 年に地球へ到着する見込みとのことだ。

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ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡の初画像が公開

著者: nagazou
2022年7月13日 14:32
米国政府は11日、NASAらが昨年末に打ち上げた「ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡」が撮影した初の画像を公開した。同望遠鏡はハッブル宇宙望遠鏡の後継機にあたり、ハッブルが撮影可能な星の100分の1の明るさの星でも捉えることができる(NASA朝日新聞TECH+)。

公開されたのは銀河団「SMACS 0723」と、背後にある遠くの銀河。遠方宇宙の赤外線画像としては、これまでで最も深く鮮明なものだとしている。「SMACS 0723」は46億年前に出現した銀河団であるという。ジェームズ・ウェブの近赤外線カメラ(NIRCam)が合計12.5時間かけて捉えたさまざまな波長の画像から合成されたものとなっている。今後は宇宙誕生直後の最も初期に誕生した銀河を探索するなどの活動を行うという。

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NASA、未確認航空現象を科学的視点から調査へ

著者: headless
2022年6月11日 19:21
NASAは 9 日、未確認航空現象 (UAP) を調査するための独立した研究チームを今秋初めにも立ち上げると発表した (NASA のニュース記事The Verge の記事Ars Technica の記事The Register の記事)。

研究チーム立ち上げの目的は航空機なのか自然現象なのか特定できない UAP を科学的な視点から調査することだ。研究では既存のデータと将来のデータ収集方法の特定、収集したデータをどのように用いて UAP の科学的理解につなげていくかといった点に注力するという。

UAP は国家安全保障の面でも航空の安全性の面でも興味深い現象であり、研究は NASA の目的の一つである空域の安全維持にも一致する。なお、俗に UFO とも呼ばれる UAP だが、NASA は UAP が地球外から到来したことを示す証拠はないと念を押すのも忘れていない。

NASA の研究チームは宇宙物理学者のデービッド・スパーゲル氏が率いる予定だ。国防総省 (DoD) の UAP タスクフォースやその後継となる飛行物体特定・管理同期グループ (AOIMSG) の一部ではないが、幅広い政府機関と連携していくとのことだ。

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NASA、次世代宇宙服の開発や製造で民間企業2社と契約締結

著者: nagazou
2022年6月7日 14:31
NASAは2日、地球低軌道と月での宇宙遊泳能力を向上させるために必要となる「次世代宇宙服および宇宙遊泳システム」の開発企業にAxiomSpaceとCollins Aerospacの2社を選定したと発表した(関連過去記事、)。2034年までに最大35億ドル相当の契約となっているとのこと。開発された次世代宇宙服等は、国際宇宙ステーション(ISS)での作業やアルテミス計画における月面探査、火星への有人ミッションに使用される予定。選定された2社は2034年までに次世代宇宙服の開発完了が求められる。計画では最初のデモンストレーションはISS外での船外活動でおこなわれる予定だとしている(NASAsorae読売新聞)。

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NASA、米宇宙船にロシアの宇宙飛行士が乗る国際宇宙ステーションへのクルー輸送ミッションを実現したい

著者: headless
2022年6月4日 13:39
NASA はロシアのウクライナ侵略による緊張が高まった現在も、SpaceX の Crew Dragon 宇宙船にロシアの宇宙飛行士が乗る国際宇宙ステーション (ISS) 輸送ミッションを実現したいと考えているそうだ (Ars Technica の記事)。

米民間機による ISS へのクルー輸送が可能になり、NASA は高額なソユーズの座席購入する必要がなくなった。それでも NASA とロスコスモスは、引き続きソユーズに米宇宙飛行士が乗る一方で、米民間宇宙船によるクルー輸送ミッションにロシアの宇宙飛行士が乗る「座席交換」を計画しているという。

現在、9 月に NASA のニコール・マン宇宙飛行士がコマンダーを務める Crew Dragon 宇宙船の Crew 5 ミッションにはロスコスモスのアンナ・キーキナ宇宙飛行士が搭乗を予定しており、ロスコスモスのセルゲイ・プロコピエフ宇宙飛行士がコマンダーを務める同時期のソユーズ MS-22 ミッションには NASA のフランク・ルビオ宇宙飛行士が搭乗予定だ。キーキナ宇宙飛行士の Crew 5 ミッション搭乗が実現すれば、2002 年のスペースシャトルミッション以来初めてロシアの宇宙飛行士が米宇宙船に搭乗することになる。

キーキナ宇宙飛行士はミッションに向けて先週ヒューストンを訪れており、6 月には再び訪米予定だ。しかし、座席交換の実現に関する両政府の公式な決定はまだ出ていないという。ヒューストンの ISS プログラムマネージャー、ジョエル・モンタルバーノ氏によれば、ロスコスモスはロシア外務省との合意を得てから首相の承認を得る必要があり、それから米国務省が承認するという手続きになるそうだ。

座席交換の実現は外交上の利点だけでなく、ロシアの宇宙船を利用することで西側のクルーを常に少なくとも 1 名は ISS に配置し、クルー交代の間も設備を稼働し続けられるという利点がある。ウクライナでの緊張を受けてその実現性には疑問符がついているものの、現時点では完全に半々といったところのようだ。

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ボーイングの CST-100 Starliner、国際宇宙ステーションとのドッキングに成功

著者: headless
2022年5月21日 15:35
ボーイングの CST-100 Starliner が日本時間 21 日 9 時 28 分、国際宇宙ステーション (ISS) とのドッキングに成功した (NASA のブログ記事NASA のツイート)。

Starliner は ISS へのクルー輸送ミッションに向けてボーイングが開発している宇宙船。ボーイングは SpaceX よりも先に ミッションを受注したが、SpaceX が既にクルー輸送を行っているのに対し、ボーイングは 2019 年に最初の無人テストミッション Orbital Flight Test-1 (OST-1) を実施したのにとどまる。この時は ISS へのドッキングは行えなかった

今回の OST-2 は昨年 7 月の打ち上げが予定されていたが、ロシアの多目的実験モジュール ナウカが ISS とドッキングした際のトラブルを受けて計画は延期。その後バルブ不調が判明してさらに延期されていたが、日本時間 20 日朝に Atlas-V ロケットで打ち上げられ、21 日未明には ISS とランデブーしていた。その後 9 時 28 分には ISS にドッキング (ソフトドック) し、9 時 50 分までにハードドックを完了した。

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NASAがブラックホールの音をYouTubeにて公開

著者: nagazou
2022年5月10日 14:29
宇宙の大部分が真空であることから、宇宙には音がないという認識が一般的だ。しかし、銀河団には大量のガスが含まれており、音波が伝わる媒体としての性質があるそうだ。NASAは今年のブラックホールウィーク(5月2日から6日)の一環として、ブラックホールが発する圧力波が銀河にある高温ガスに波紋を作る現象を元に、ペルセウス座銀河団にあるブラックホールの天文学的データを音に変換した動画を公開した。NASAのチャンドラX線観測所のデータをもとに作成されたという。音波を人間の耳に聞こえるように57オクターブ、58オクターブと音域を広げて再合成して音波化が行われているらしい(NASAリリース動画)。

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