ノーマルビュー

イプシロンSロケット第2段モーター、地上燃焼試験で爆発

著者: nagazou
2023年7月18日 12:00
7月14日9時1分頃、秋田県能代市で行われた小型ロケット「イプシロンS」の第2段エンジンの燃焼試験中に爆発が発生した。「イプシロンS」は従来の「イプシロン」の改良型として開発が進められてきたもの。今回試験されていたの第2段エンジンは、推進力を従来の1.3倍に増加するため、燃料を約15トンから約18トンに増やし、容器の全長を30センチ大きくした新型だった(読売新聞NewsDigestNHKライブ中継時の動画)。

実験場では9時00分から、開発中の小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の第2段エンジンの地上燃焼試験が行われていた。試験開始直後に炎と煙が噴射されたものの、約1分後に爆発音が鳴り、施設の一部が破壊されたとしている。消防隊が駆けつけて消火し、約2時間後に火は鎮火した。けが人はいなかった。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)によれば、データからは点火から20秒後に圧力が予測より高くなり、57秒後に圧力が開放されたことが判明しているという。JAXAは現在、原因究明を急いでいる。この事故により、来年度に予定されている初号機の打ち上げスケジュールの遅れも懸念されている。

あるAnonymous Coward 曰く、

https://newsdigest.jp/news/71ad10cf-2a40-4029-81ef-cb868b92409f

まだ速報の段階でニュース記事などはほぼ上がっていない感じですが、ライブ動画の右下の時間が21m08sになる辺りで爆発しています。
https://www.youtube.com/watch?v=VHngCQLJDAY

↓は今回の地上燃焼試験の事前の解説記事です。
https://spacemedia.jp/technology-and-engineering/9533

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月探査機EQUULEUSは通信途絶、OMOTENASHIも通信回復せず

著者: nagazou
2023年6月29日 16:13
AC0x01 曰く、

JAXAは6月27日に開催された文部科学省の有識者会議で、昨年11月にSLSにより打ち上げられた小型衛星「EQUULEUS」と「OMOTENASHI」の近況を報告した。両探査機とも通信が行えない状態にあるという(JAXA資料, 読売新聞)。

EQUULEUSはラグランジュ点から観測を行う小型探査機で、打ち上げ後は2023年末のラグランジュ点到達を目指し順調に飛行を続けていたが、5月18日より探査機からの電波が確認できなくなっているという。5月23~25日にかけて地球に接近した際に大型望遠鏡により観測が行われた結果、探査機が回転していることが示唆されたため、電源が枯渇して無制御で回転している状態と推測されている。原因については解析中。今後は太陽電池に光が当たって充電されるタイミングを待ちながら探索運用を継続するが、今のところ通信は復帰していないとのこと。

一方のOMOTENASHIは、打ち上げ直後に異常回転が発生して制御を失ったが、その後も2023年3月頃から太陽電池に光が当たって充電される可能性があるとして、一部可能な実験を行うことが検討されていた。しかしこちらも現時点で通信は復帰していないという。OMOTENASHIの探索運用は9月末まで続けるとしている。

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H3ロケット2号機は衛星搭載せず打ち上げへ、早期再打ち上げ目指す

著者: nagazou
2023年5月29日 15:12
文科省とJAXAは24日、2023年3月に失敗したH3ロケット試験機1号機の結果を踏まえ、次の「H3」の試験機2号機の打ち上げ形態の変更などの方針を決めたという。2号機に関しては予定していた衛星「だいち4号」の搭載を見送る方針。その代わりにロケットの飛行データなどを取得する装置を代わりに搭載するという。また2号機は当初、固体燃料補助ロケット(SRB)を使わない予定だったが、実績ができたタイプ1をベースにしたタイプ1Aエンジンを準備するというバックアッププランに変更。1号機と同じSRB付きにして、早期の打ち上げを目指すとしている(TECH+時事ドットコムNHK)。

あるAnonymous Coward 曰く、

要点はこの辺か。
・2段エンジン不具合の原因はショートか漏電と思われるがまだ特定できず。
・2号機の積み荷は「だいち4号」ではなくダミーペイロードに。SRBやエンジンの構成も1号機と同じ形態に戻す。
・2号機は改良型のタイプ2のLE-9エンジンを使用する予定だったが、まだ共振問題が起きていることから1号機のものに近いタイプ1Aを使用する。

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イプシロン6号機の打ち上げ失敗の原因を特定、製造時の部品損傷で配管塞がる

著者: nagazou
2023年4月20日 15:07
AC0x01 曰く、

昨年10月に打ち上げに失敗したJAXAのイプシロン6号機について、JAXAは18日、姿勢制御装置 (RCS) の燃料タンク内にある部品が製造時の不具合によって損傷し、配管を塞いだことが原因と明らかにした(報告書, 毎日新聞, 朝日新聞, NHK)。

イプシロン6号機の事故では、事故直後から2段目のRCSの片側で異常が発生して姿勢を制御できなくなったことが判明、さらに2月にはダイアフラムと呼ばれる燃料タンク内のゴム膜が閉塞を起こしたことまで特定されていた。今回の報告では、製造時にダイアフラムのシール部分を誤って噛み込んだまま溶接をしてしまうと、噛み込まれた部分が損傷・破断してしまい、そこから推進薬が漏れて閉塞が発生することが再現されたとしている。加えて、この現象は既存の製造時の検査では検出できない可能性があったことから、これを失敗の原因と結論付けている。

JAXAでは対策として燃料タンクの設計変更を行うとともに、このダイアフラム式タンクが既存の宇宙機でフライト実績のある品として確認も不足していたことから、今後はそうした部品も開発当時の設計の考え方や使用条件の根拠などに立ち返って確認を実施するとしている。

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H-IIAロケット47号機の打ち上げも延期に。H3と同じ部品を使用のため

著者: nagazou
2023年4月5日 15:11
読売新聞の記事によれば、「H2A」47号機の打ち上げが夏以降に延期されることになったという。打ち上げに失敗した「H3」1号機で異常が起きた可能性のある装置が、H2Aにも使われていることを考慮しての措置とされる。H3の以上の原因となった第2段エンジンの電源系統はH2AとH3でほぼ共通しており、詳細な原因が判明するまでは打ち上げを見送る必要があると判断したという。H2Aの47号機は、JAXAの月面探査機「SLIM」などを搭載し、5月に打ち上げられる予定だった。月への軌道の関係で、次の打ち上げ機会は夏以降になるという(読売新聞sorae)。

あるAnonymous Coward 曰く、

H3が直るまでH-IIAで代用どころか、全部飛ばなくなってしまった。

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JAXAとGPI、宇宙からの観測により海上風速データを可視化。洋上風力発電に活用

著者: nagazou
2023年3月21日 05:06
JAXAは13日、再生可能エネルギー事業者のグリーンパワーインベストメント(GPI)と協定を締結し、宇宙からの観測により海上風速データを「風の地図」として可視化し、洋上風力発電事業での適地選定の効率化に向けた検証を実施すると発表した。宇宙からの観測により風の地図の作成は日本初の試みだという。両者が結んだのは「超広帯域電波デジタル干渉計(SAMRAI)の洋上風力発電分野利用の検討」に関する協定(グリーンパワーインベストメントリリースUchuBiz環境ビジネスオンライン)。

JAXAの「SAMRAI」を搭載した衛星群から、マイクロ波計測技術により全天候海上風速データを取得して作成する。 SAMRAIは超広帯域での電波スペクトルの観測であることから、雲や雨など天候の影響を受けずに精度の高い海上風速を観測できるとされる。これにより、洋上風力発電事業での適地選定の効率化に向けた検証を実施していくとしている。

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H3 ロケット 1 号機、エンジン不着火の原因は搭載機器の過電流か

著者: headless
2023年3月18日 15:38
AC0x01 曰く、

JAXA は 16 日、2 段目エンジンが着火せず打ち上げ失敗に終わった H3 ロケット試験機 1 号機について、これまでの調査結果を宇宙開発利用に係る調査・安全有識者会合で報告した (NHK ニュースの記事朝日新聞デジタルの記事 科学ライター大貫剛氏による会合の文字起こしツイート)。

報告によれば搭載機器の過電流検知により電気系統が遮断されて着火しなかった可能性が高いという。確認された事象としては「V-CON2 (飛行制御コンピューター)からECB(エンジン制御コンピューター)に点火指示が送られた直後、A系B系ともに自己診断プログラムが電源の電圧・電柱異常を検知。その後、エンジンバルブが作動せず、着火に失敗」というものだという。ただし、実際に過電流が流れたのか、それとも誤検知かといった点については現時点では分かっていない。

今回問題が起きた ECB 以下の電気機器は H-IIA ロケットと同等であり、H-IIA に問題が波及する可能性が懸念されている。一方で自己診断機能が搭載されたのは H3 ロケットからということで、科学ライターの大貫剛氏は、今までも起きていた過渡的な現象を自己診断プログラムが異常と判断した可能性を指摘し、冗長系の両方を同時に切ってしまう仕組みに疑問を呈している。

V-CON2A/2B が 2 段推進系コントローラ (PSC2) 経由で 2 段エンジンのコントロールボックス (ECB) へ着火信号 (SEIG) を出力し、ECB が SEIG を受信するまでは正常だったが、直後に A 系・B 系ともにエンジン駆動電源の異常を検知したため、下流機器への電源供給を遮断。同時にニューマティックパッケージ (PNP) へ供給する駆動電圧が A 系・B 系ともに下降したという。

両系統のエンジン駆動電源でほぼ同時に異常を検知するケースとしては、PSC2 による過電流の誤検知や、下流機器の正常動作範囲での過大な消費電流、下流機器の短絡等による過電流といった可能性があり、確認するための試験を実施中とのことだ (有識者会合資料1: PDF)。

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ファミリーマート、縦読みでJAXAにエール

著者: nagazou
2023年3月17日 14:31

ツイートにネタを仕込むことも多いファミリーマート公式ツイッターだが、9日におこなわれた「ファミマのコーヒー」の宣伝ツイートの中で、いわゆる縦読みを仕込んでいたようだ。元のツイートはこうで(ファミリーマート公式ツイッターJ-CASTニュース)。

自信をもって販売中のファミマのコーヒー
「やばい、コンビニでもここまでの
クオリティになるのか」と思って頂けるよう
さらに進化して新摘みブレンドとして販売。
まめはブラジル セラード産の最高等級豆。
けっして甘くない審査を通
ることができた旬
なコーヒーをぜひご賞味ください

というもので文頭部分を縦読みすると「自やクさまけるな(JAXA負けるな)」と先日のH3ロケットの打ち上げ失敗を受けてJAXAにエールを送る内容となっている。このツイートに対して、JAXA側も15日に「ふあみまありがと」と縦読みで返礼を返している(JAXA新事業促進部ツイート)。

なお、J-CASTニュースがファミマの広報に確認したところ、「チャレンジするほうのコンビニだからこそ、新しい事に挑戦をしているJAXAに共感し、応援の気持ちを込めたメッセージを発信いたしました」との回答があったとのこと。

あるAnonymous Coward 曰く、

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H3ロケット試験機1号機、第2段エンジンに点火せず打ち上げ失敗

著者: nagazou
2023年3月7日 12:00
AC0x01 曰く、

先日の打ち上げ中止を経て、改めて3月7日午前10時37分に打ち上げられたH3ロケット試験機1号機だが、第1段は順調に飛行を続けたものの、第2段分離後にエンジンが点火せず、打ち上げに失敗した(NHK)。

JAXAの打ち上げ実況では、第2段分離後に第2段エンジン点火のお知らせがなく、速度も上がらなくなったことから、困惑のコメントが溢れていたが、点火しなかった模様である。その後に指令破壊の信号が送られ、ロケットは破壊されたとのこと。新開発のLE-9エンジンを搭載した第1段ではなく、第2段のトラブルというのは意外ではある。

今回の機体は試験機であったが、コスト削減のためにダミーペイロードではなく、280億円をかけて開発した地球観測衛星「だいち3号」を搭載してしまったため、試験機だから仕方ないとも言えない事態である。HII-Aの生産が終わっていることもあり、日本の宇宙開発に大きな影響を与えそうである。

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JAXA、H3 ロケット試験機 1 号機の打ち上げスケジュールを 7 日に再設定

著者: headless
2023年3月5日 15:43
JAXA は 4 日、H3 ロケット試験機 1 号機の打ち上げスケジュールを 7 日に再設定したと発表した (プレスリリース)。

2 月 17 日に予定されていた打ち上げはロケットの自動カウントダウンシーケンス中に異常が検知されて中止となった。JAXA は 3 日、「機体と地上設備の電気的離脱時に発生する通信・電源ラインの過渡的な電位変動の影響により1段機体制御コントローラが誤動作したものと考えられる」との調査結果を発表し、必要な対策処置を完了する見通しが得られたとして打ち上げスケジュールを 6 日に再設定していたが、当日の気象条件が整わないことが予想されるため 7 日に再設定したとのこと。

現時点での打ち上げ時間帯は日本時間 3 月 7 日 10 時 37 分 55 秒 ~ 10 時 44 分 15 秒、3 月 8 日 ~ 10 日に予備期間が設定されている。7 日の打ち上げ可否については今後の気候状況を踏まえて再度判断するとのこと。

これについて あるAnonymous Coward 曰く、

電気的離脱 (電源ラインの遮断?) 時に発生した過渡的な電位変動により半導体スイッチが誤作動したということで、電位変動が小さくなるように電気的離脱のタイミングを 10 ms 単位でずらすよう対策したとのこと (記者説明会動画)。

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H3ロケットの打ち上げ中止、電源供給系統のトラブルと判明

著者: nagazou
2023年2月27日 17:04
JAXAは22日に開催された有識者会合において、17日に打ち上げを中止したH3ロケットに関する原因調査にに関する調査報告を公開した(JAXATECH+産経新聞)。

当日の状況としては、ロケットの打上げ条件成立後、点火信号を送信しようとする直前になって1段機体制御コントローラが異常信号を検知。飛行制御ソフトウェアが以降のシーケンスを停止したとしている。原因に関しては、現時点では機体や地上設備の電気的な挙動が影響を与えた可能性が高いところまで原因を絞り込んでいるとのこと。JAXAは、3月10日までの予備期間中の打ち上げを目指すとしているものの、見通しは不透明となっている。

あるAnonymous Coward 曰く、

現在は発生した現象が特定された状態。何故この現象が起きたのかは引き続き調査中のようだ。

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H3 ロケット試験機 1 号機、異常を検知して打ち上げ中止

著者: headless
2023年2月18日 12:07
AC0x01 曰く、

2月17日に打ち上げを予定していた日本の新型基幹ロケット「H3」は10時37分にカウントダウンを終えメインエンジンが着火したが、固体ロケットブースター (SRB-3) が着火せず、打ち上げは中止となった (NHK ニュースの記事 )。

現在は中断直後のため原因は不明だが、これから詳しい調査が行われる見通しだ。ただこうしたトラブルはよくあるもののようで、幸いロケットや衛星が壊れたわけでもなさそうなので、早期に問題解決して打ち上げ再開となることを願いたい。

JAXA の発表によると、ロケットの自動カウントダウンシーケンス中に 1 段機体システムが異常を検知し、SRB-3 の着火信号を送出しなかったとのこと。

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JAXAが月探査機「OMOTENASHI」不具合の調査結果を報告

著者: nagazou
2022年12月29日 07:04
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、月面探査機「OMOTENASHI」のトラブルに関して調査結果を発表した。探査機の姿勢を制御するスラスターが原因とみられるという。データを分析したところ、ガスジェット推進装置のスラスタバルブに異常が発生、ここから液体の推進剤が漏れ出したのが原因とみているようだ(JAXA:超小型探査機OMOTENASHIに関する記者説明会[動画]TECH+日経クロステック)。

あるAnonymous Coward 曰く、

結論としては、姿勢制御用の米Vacco製ガスジェットスラスタのバルブが噴射後に十分に閉じず、打ち上げ延期の間にプレナム(ガス貯め)に溜まっていた液体推進剤が噴射され続けた結果、異常回転に繋がったのではないかと推定している。バルブが閉じなかった原因としては、こちらも打ち上げ延期の間にシール特性が劣化した可能性やコンタミ混入などの可能性があるが、スラスタの内部はブラックボックスであるため、これ以上の原因究明は難しいという。

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だいち3号の能力を視力換算すると視力243.6

著者: nagazou
2022年12月27日 16:07
あるAnonymous Coward 曰く、

宇宙から地球を観測する衛星だいち3号は、670km上空から地上にある80cmの物体を見分けられるという。これを人間の視力で例えると、視力243.6となる(NHK)。

視力検査の際、アルファベットの「C」のような記号が使われる。「ランドルト環(かん)」と呼ばれ、つながっていない部分の長さおよそ1点5ミリを5メートル離れた場所から見て、途切れているのがどの方向か分かれば視力1.0。国立天文台 天文情報センターの山岡均センター長によると、「670km先の0/8mが作る角度=0.8/670000ラジアンを角度の分に直して、逆数をとればいいです。1/(0.8/670000* 180/pi*60)=243.61です」とのこと。

スラド民の平均は、だいち3号の500分の1ぐらいの視力だろうか?

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JAXA、2016~2017年に行われた閉鎖環境研究での「不適切行為」で古川宇宙飛行士らを処分

著者: nagazou
2022年11月28日 12:00
11月25日、JAXAは6年前に実施された「長期閉鎖環境(宇宙居住環境模擬)におけるストレス蓄積評価に関する研究」で研究データのねつ造や改ざんにあたる行為があったことを発表した。問題となったのは古川聡宇宙飛行士が研究代表者を務めた研究で、古川飛行士の直接的な関与はないものの、監督責任を問い処分する方針としている(JAXA報告書Yahoo!ニュース個人朝日新聞産経新聞TBS NEWS DIG)。

あるAnonymous Coward 曰く、

不適切行為」が確認されたのは、スラドでも2015~2016年にかけて募集記事が掲載された「長期閉鎖環境(宇宙居住環境模擬)におけるストレス蓄積評価に関する研究」(過去記事その2その3)。この研究は一般からも注目を集め約1万1000人が応募、40名が参加するものとなったが、報告書によれば2017年に、捏造や改竄ととられかねない杜撰なデータ管理や、心理状態の変化を測定するとしながら評価基準を定めないまま研究を開始していたといった問題点が多数露見、最終的に2019年に研究が打ち切られたとのこと。研究の責任者としては3名が名を連ねており、そのうち1名は古川宇宙飛行士であったことから、大きく注目を集める事態となっている。

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日本初の月面着陸を目指した探査機「OMOTENASHI」、通信安定せず着陸断念

著者: nagazou
2022年11月24日 13:02
先日、NASAのSLSで打ち上げられた日本の探査機「OMOTENASHI」(オモテナシ)だが、JAXAは月面着陸への挑戦を断念したと発表した。OMOTENASHIは日本初の月面着陸を目指していた。しかしOMOTENASHIと地上との通信が安定しない状況が続き、太陽電池パネルが光を受けられないことから、月に向けた軌道修正などが行えない状況になっていたという。このため22日未明にかけて計画していた月面着陸への挑戦を断念したとしている(NHKNHKその2)。

JAXAによれば「着陸に入る前の挑戦断念で、失敗以上の失敗だった」とし想定外の事態だったそうだ。探査機は引き続き復帰作業を継続、宇宙空間における放射線量の計測といった月面着陸以外のミッションの遂行を目指す方針であるとしている。

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日本人宇宙飛行士搭乗など、月周回有人拠点ゲートウェイのための日米間の協力に関する実施取り決め

著者: headless
2022年11月20日 13:36
文部科学省は 18 日、月周回有人拠点「ゲートウェイ」のための日米間協力に関する実施取り決めに永岡桂子文部科学大臣と NASA のビル・ネルソン長官が署名したと発表した。署名後、国際宇宙ステーション (ISS) の 2030 年までの運用延長に政府として参加することも公表された (文部科学省の発表 [1][2]JAXA のニューストピックス)。

これについて あるAnonymous Coward 曰く、

今回合意されたのは ISS とアルテミス計画の以下の4項目のようだ。日本人の月面着陸については未定となっている (毎日新聞の記事産経ニュースの記事)。

  • ISS 運用への 2024 年以降の参加
  • 月ゲートウェイのバッテリーや生命維持装置などの提供
  • 月ゲートウェイへの補給船による物資輸送
  • 月ゲートウェイに日本人宇宙飛行士 1 名が搭乗

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H3ロケットの燃焼試験 (CFT) が終了、年度内の打ち上げに前進

著者: nagazou
2022年11月9日 14:37
JAXAは7日、H3ロケット初号機の「実機型タンクステージ燃焼試験」(CFT)を実施した。試験は無事に終了したとのこと。H3の初打ち上げは2年ほど遅延しているが、先のCFT終了に伴いほぼ全ての試験が完了、打ち上げを待つ状態となったようだ(TECH+NHKTBS NEWS DIG)。

あるAnonymous Coward 曰く、

今回行われたのは発射台で実際のロケットにメインエンジンを取り付けて燃焼させる「実機型タンクステージ燃焼試験」(CFT)。機材のトラブルから試験開始は遅れたものの、エンジンは無事25秒間の燃焼を完了した。データの確認はこれからだが、CFTが終われば次は打ち上げとのことで、年度内の初号機打ち上げに向けて弾みがつきそうである。

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イプシロンロケット6号機、2段目姿勢制御装置に異常。H3に同型の部品を使用

著者: nagazou
2022年10月21日 15:12
先日、打ち上げに失敗したイプシロンロケット6号機だが、JAXAが18日、文部科学省の部会で原因についての説明をおこなった。JAXAの説明によると、6号機は2段目と3段目の分離可否判断の時点で目標姿勢からズレが生じており、地球を周回する軌道に投入できないと判断され、離陸後6分28秒後に飛行中断に至ったとしている(JAXAプレスリリース毎日新聞時事ドットコムYahoo!ニュース個人)。

失敗の原因に関しては第2段エンジンの姿勢制御装置「RCS」の一つに異常が起きていたという。ロケット第2段に搭載された2系統の姿勢制御機器「RCS」の一方で推進薬が正常に流れず、機体が目標の姿勢から大きく傾いたことから飛行中断に至ったとしている。現在開発中の次世代ロケット「H3」では同型の部品を使っており、開発に影響することが懸念されている。

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イプシロンで衛星打ち上げ、民間から初受注 2022年04月20日

JAXAのイプシロン6号機、打ち上げ失敗

著者: nagazou
2022年10月13日 12:00
12日午前9時50分、鹿児島県で打ち上げられた国産小型ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げが失敗した。打ち上げ直後にロケットに異常が発生したため、指令センターから破壊指令を送られ処理がおこなわれた。6号機では初の商業衛星2基を含む研究用衛星8基を載せていた。イプシロンの初の打ち上げ失敗は今回が初めて。JAXAが打ち上げを失敗したのは2003年の「H2A」6号機以来の2003年以来で19年ぶり(NHK日経新聞朝日新聞)。

JAXAの打ち上げ責任者を務める布野泰広理事は12日の記者会見で「期待に応えられず、深くお詫びします」と謝罪した。失敗の原因は調査中だとしている。6号機は宇宙ビジネスの発展の役割を期待されていただけに、今後のJAXAの宇宙ビジネスに影響する可能性があるもある(ITmedia)。

あるAnonymous Coward 曰く、

今回の打ち上げでは、イプシロンとして初めて商業衛星も搭載していたということでなおさら残念である。JAXAのロケットの打ち上げ失敗は2003年のH-IIA 6号機以来で、その後は50回以上失敗は無かった。現行のイプシロンは今回が最後の打ち上げで、来年からは改良型の「イプシロンS」ロケットとなる予定だったため、そちらに合わせて今回の対策も入ることになるだろう。

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