アカウント情報流出通知サービス「Have I been pwned?」、通知メール内のテキストが原因でSQLインジェクション脆弱性を意図せず突く
headless曰く、
アカウント情報流出通知サービスHave I been pwned?(HIBP)からの通知メールがIT資産管理ツールGLPIのSQLインジェクション脆弱性を意図せず突き、GLPIを使用している企業のヘルプデスクに登録されていたサポートチケットをすべて上書きするトラブルが発生したそうだ(fyr.io、The Register)。
問題の脆弱性CVE-2020-11032はSQLインジェクション文字列を含むチケットを登録し、addme_assignまたはaddme_observerボタンをクリックするとSQLインジェクションが引き起こされるというものだ。この脆弱性はGLPI 9.4.6で修正されており、問題発生時にはGitHubで既に公開されていた。しかし、この時点ではGLPIプロジェクトのダウンロードページは更新されておらず(5月29日のInternet Archiveスナップショット)、影響を受けたMatt氏の会社では脆弱性のあるGLPI 9.4.5を使用していたそうだ。現在はGLPIプロジェクトのダウンロードページでもGLPI 9.4.6が公開されているものの、あわてて差し替えたのかバージョンの下には9.4.5と同じ日付(18/12/2019)が記載されている。
HIBPからの通知メールには「';--have i been pwned?」というロゴが入っているのだが、画像ではなくテキストであり、これがSQLインジェクションを引き起こしたらしい。Matt氏の会社ではヘルプデスクのサポートアドレスを通知先としてHIBPに登録しており、このアドレスで受信した電子メールは自動でチケットに登録される仕組みになっていたという。そのため、Matt氏がチケットを自分に割り当てたところSQLインジェクションが引き起こされ、登録済み全チケットの説明フィールドの内容が消去されてHIBPロゴの一部に置き換えられてしまったとのこと。
Matt氏は実験を繰り返し、「';-- "」の6文字を入力したフィールドが影響を受けることを確認。ここまで手間をかけたうえでバグを報告しようとGitHubページを訪れたところ、1か月近く前に修正済みだったと知ることになる。チケット自体は前夜にバックアップを取っていたため、失われたデータは少なかったとのことだ。
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