CCleanerがFirefox 79の拡張機能データファイルを一部Webキャッシュとして削除する問題
2020年8月8日 13:32
Firefox 79ではプロファイルフォルダー内に新たなファイル「storage-sync-v2.sqlite」が追加され、syncストレージ領域に保存する拡張機能データの保存先となる。CCleanerが削除(Custom Clean→Applications→Firefox→Internet Cache)するのは、これに付随して生成される一時ファイル「storage-sync-v2.sqlite-wal」「storage-sync-v2.sqlite-shm」の2つだ。
.sqlite-walファイルと.sqlite-shmファイルはSQLiteをWAL(Write-Ahead Log)モードで実行する際に生成されるもので、データベースへの変更はいったん.sqlite-walファイルに書き込まれる。そのため変更が.sqliteファイルへ適用される前に削除されてしまうと、データが失われることになる。
この問題はFirefox 79 beta 2での発生が7月1日にCCleanerのフォーラムで報告されたものの、ベータ版だからという理由で放置されていたようだ。Firefoxでは他のデータにもWALモードを使用しているが、Firefox終了後に変更が.sqliteファイルに適用されないのはstorage-sync-v2.sqliteのみとなっていることからバグと判断したのかもしれない。
しかし、これらのファイルは一時ファイルだとはいえ、プログラム側で削除しない限り変更が保存されていないことになるため、バグかどうかにかかわらずCCleanerが勝手に削除していいファイルではない。そもそも「Internet Cache」ですらないのだが、フォーラムではファイルを除外リストに入れる対策が話題の中心になっている。
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