ノーマルビュー

イーサネット通信エラーにより緊急着陸モードになるスイス製ビジネスジェット

著者: headless
2020年9月27日 11:52
スイス・Pilatus AircraftのビジネスジェットPC-24でイーサネット通信エラーによりオートパイロットが緊急着陸モードになるなどの問題が報告されたとして、EU航空安全機関(EASA)が耐航空性改善指令(AD)を出している(ADThe Registerの記事)。

報告されているのは、PC-24が離陸後の上昇中にデュアルチャンネルのデータコンセントレーションユニットで2つのイーサネット通信チャンネルが両方とも使用できなくなったというもの。データコンセントレーションユニットはさまざまな入力データを共通のデジタルデータに変換する役割を果たす。これによりブレーカーが落ちたことで、オートパイロットが緊急着陸モードに切り替わったほか、環境制御システムの機能が低下したり、乗客用酸素マスクが下りたりしたという。また、クルー用の警告システムがさまざまなメッセージを表示し、フラップや燃料系、防除氷雨装置の機能も大幅に低下したとのこと。

Pilatusでは問題を修正したUtility Management System(UMS) ソフトウェアの更新(ビルド7.3)を開発して作業指示書(SB)を発行しており、ADでは発効日の10月1日から30日以内に影響を受けるバージョンのソフトウェアを更新するよう命じている。

すべて読む | ITセクション | 通信 | ソフトウェア | バグ | IT | 交通 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
EASA、エアバスA350型機の制御パネルにカバーを装備するよう命じる。操縦席でコーヒーが飲めるように 2020年07月31日
減便で格納期間が長引いたボーイング737、降下開始点以降でエンジン停止の可能性 2020年07月26日
気圧高度計の自動温度補償を使用すると誤った旋回方向が指示されるフライトマネージメントシステムのバグ 2020年06月03日
エアバス、A350型機で操縦室内の液体禁止ゾーンを定義 2020年02月09日
ボーイング737 NGで特定の滑走路へ計器進入する際にのみ発生する問題が確認される 2020年01月11日
機長のコーヒーがこぼれて緊急着陸したエアバスA330 2019年09月15日
米サウスウェスト航空のボーイング737機、飛行中にエンジンが損傷して緊急着陸。破片で1名が死亡 2018年04月19日
旅客機内でモバイルバッテリーが発煙、消火作業、破裂 2016年08月23日
機内販売用のクレジットカードリーダーから煙、アラスカ航空17便が緊急着陸 2015年10月16日
乗客の屁でアメリカン航空便が緊急着陸 2006年12月07日

❌