ノーマルビュー

Linuxカーネル5.10、XFSファイルシステムの2038年問題に対処

著者: nagazou
2020年10月20日 14:01
headless 曰く、

Linuxカーネル5.10ではXFSファイルシステムの2038年問題(Y2038)への対応が行われるようだ(Phoronixの記事The Registerの記事Darrick J. Wong氏のメーリングリスト投稿)。

Y2038は2038年1月19日3時14分7秒(UTC)以降、UNIX時間が符号付き32ビット整数で表現できる範囲を超えてしまうという問題だ。Linuxの場合、64ビットシステムでは64ビット整数が標準のためY2038の影響は小さく、32ビットシステムでもLinuxカーネル5.6でY2038に対応しているが、タイムスタンプに符号付き32ビット整数を使用するファイルシステムのY2038は32ビットシステム・64ビットシステムの両方が影響を受ける。

Linuxカーネル5.10のXFSファイルシステムではinodeのタイムスタンプとクオータ有効期限のタイプスタンプのデータサイズを拡大する「big timestamps」により、2486年までの対応が可能になるという。Phoronixによると、タイムスタンプをナノ秒単位の64ビットカウンターとして扱うことで、1901年12月~2486年7月のタイムスタンプに対応するそうだ。ただし、後方互換性を維持するため、現在のところbig timestampsはデフォルトで無効になっているとのことだ。

すべて読む | Linuxセクション | Linux | デベロッパー | 数学 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
Linuxカーネル5.6、32ビット版で2038年問題への対応が行われる 2020年02月05日
Red Hat Enterprise LinuxでBtrfsが「deprecated」に 2017年08月08日
Red Hat Enterprise Linux 7がリリースされる 2014年06月13日
Linux ファイルシステムにおけるバグ傾向 2013年04月10日
Linux カーネル 2.6.37 リリース 2011年01月06日
Ext3のコミット間隔を当てにしたアプリケーションは、Ext4でデータロスの恐れあり 2009年03月13日

❌