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訃報: 物理学者の小柴昌俊氏

著者: headless
2020年11月14日 11:39
物理学者で東京大学特別栄誉教授の小柴昌俊氏が12日、老衰のため都内の病院で死去した。94歳だった(NHKニュースの記事読売新聞オンラインの記事略歴東大総長談話梶田隆章氏談話)。

小柴氏は1926年9月19日生まれ。1951年に東大理学部を卒業後、シカゴ大学の研究員などを経て1963年には東大理学部物理学科の助教授となり、神岡鉱山での実験を開始した。1979年ごろから核子崩壊を発見するためにカミオカンデ実験の準備を始め、1983年には実験が稼働開始。核子崩壊は発見できなかったが、定年による東大退官1か月前の1987年2月23日、超新星SN1987Aからのニュートリノを観測する。

2002年にはノーベル物理学賞を受賞した。授賞理由は宇宙物理学の草分け的貢献、とりわけニュートリノの検出。カミオカンデ実験を拡大したスーパーカミオカンデの実験ではニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動を弟子の梶田隆章氏が発見し、2015年ノーベル物理学賞を共同受賞している。2002年ノーベル物理学賞を共同受賞したレイモンド・デイビス氏は2006年に亡くなっており、リッカルド・ジャッコーニ氏も2018年に亡くなっている。

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