ノーマルビュー

ミネソタ大研究者、研究のためとしてLinuxカーネルに意図的に脆弱性コードをコミット

著者: nagazou
2021年4月26日 12:00
4月21日、Linuxカーネルの開発コミュニティーで、ミネソタ大学の研究者らがLinuxカーネルのソースコードに既知のセキュリティ上の欠陥のあるコードをコミットしていたとして、Linuxカーネルへの貢献を禁止する処置が行われたことが話題になっている(lore.kernel.orgのLKMLアーカイブThe VergePhoronixGIGAZINEITmedia)。

この問題に関与した研究者は論文を発表し、カーネル開発コミュニティが、悪意あるコードを変更を審査する能力があるかどうかを試すために、意図的に実行したものだとしている(GitHub 論文[PDF])。コミュニティは同大学からの新しいコードを受け入れないことに加え、過去に提出されたすべてのコードを削除、再審査しているという。開発者コミュニティ側のGreg Kroah-Hartmanは、我々の時間を無駄にする行為だとして批判している。

なお、Tom's Hardwareの記事によれば、Linus Torvalds氏はの反応は「私は本当に何を言うべきかわからない。技術的には大したことではないと思うが、コミュニティの人々は腹を立てており、明らかに信頼を侵害したと思う」と予想よりも穏やかなものであったらしい(Tom's Hardware)。

あるAnonymous Coward 曰く、

ポストモダン思想におけるソーカル事件みたいなことを再現したかったのかな、とも思うが、影響範囲がひどいからやってはダメ。ぜったい。

情報元へのリンク

すべて読む | Linuxセクション | Linux | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
リーナス・トーバルズ氏、Intelが一般向け製品でECCメモリに対応しないことを批判 2021年01月06日
Linus Torvalds曰く、M1 Mac絶対欲しい……Linuxが動くなら 2020年11月25日
Linuxカーネル5.10、XFSファイルシステムの2038年問題に対処 2020年10月20日
Linuxカーネルのコーディング規約、1行80桁の制限を撤廃 2020年06月04日
リーナス・トーバルズ氏、メインマシンを新調。CPUはAMD Threadripper 3970X 2020年05月27日
Linus Torvaldsの娘さん曰く「父はソーシャルディスタンシングの王者」 2020年04月02日
Linuxカーネル開発者の間でx32 ABIの廃止が議論される 2018年12月14日

❌