ノーマルビュー

PIEZO1が個体の運動能力を向上させることを発見。マウス実験で効果

著者: nagazou
2022年6月7日 16:04
東京医科歯科大や米スクリプス研究所、順天堂大らの研究チームは、マウスの遺伝子操作実験により、アキレス腱などの骨と筋肉をつなぐ腱で、運動により加わる力を細胞の表面で感知する「PIEZO1(ピエゾワン)」の働きを高めると、ジャンプ力や走る速さが大幅に向上することを発見したそうだ。また中米ジャマイカの陸上競技選手では、PIEZO1の働きが高まる遺伝子変異を持つ人が多いことも判明したとしている(東京医科歯科大時事ドットコム)。

ongchang 曰く、

The mechanosensitive ion channel PIEZO1 is expressed in tendons and regulates physical performance(DOI: 10.1126/scitranslmed.abj5557)

熱帯病のマラリアに対して有利な遺伝子異常の PIEZO1 E756del mutantの有無をジャマイカの一般住民と短距離陸上選手で比較したところ、遺伝子異常のヘテロまたはホモの一般住民は3分の1程度だったが、陸上選手では過半数だった。
マウスでの遺伝子操作の結果では野生型では20~30cmの跳躍距離が40cm越を示した。

ノックアウトマウスではPIEZO1がリンパ管の弁の形成に必要であるという報告もある(AMEDの記事)

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