FAAがSpaceXによるStarship軌道飛行の環境影響評価を完了、試験再開へ前進
2021年5月の高高度飛行試験を終え、当初はすぐにでもSuper Heavyと組み合わせた軌道飛行試験を行うとしながら、その後米連邦航空局 (FAA) の環境影響評価等が終わらず、長らく試験が止まっていたSpaceX社の宇宙船Starshipだが、6月14日ついに条件付きながら評価が完了し、試験が再開する見込みとなった(SpaceX社のツイート, CNBCの記事, SpaceflightNowの記事)。
今回問題になっていたのはテキサス州ボカチカの発射場の環境アセスメントなどで、注目度の高いプロジェクトであることから1万9千件を超えるパブリックコメントが寄せられ、ここ半年で5回延期されるなど審査に時間が掛かっていた。また審査NGとなった場合はさらに2年程度かかるとみられていたことから、SpaceX側では既存のケネディ宇宙センターにも並行してStarship用の発射場を作ることも進めていた。評価結果では75項目の対応が求められているが、環境アセスメント自体は完了したため、飛行試験の再開が見込まれている。
なお、この間にラプターエンジンは改良されたバージョン2となり、SN15だった白いStarshipは耐熱タイルで黒くなったSN24となり、発射場にSuper Heavy用の回収施設も整備されるなど大きな進化を遂げている。
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