米連邦地裁、大学のリモート試験で不正防止のために行われる部屋のスキャンが合衆国憲法に違反すると判断
米オハイオ北部地区連邦地裁は22日、リモートで大学の試験を受ける学生にウェブカメラで部屋をスキャンさせる行為が合衆国憲法に違反するとの判断を示した (原告側法律事務所のブログ記事、 The Verge の記事、 Ars Technica の記事、 裁判所文書: PDF)。
この裁判はクリーブランド州立大学の学生が 2021 年春の期末試験をリモートで受験した際、部屋のスキャンを強制されたのは不合理な捜索からの保護を定めた合衆国憲法修正第 4 条に違反するとして訴えていたものだ。
部屋のスキャンは不正防止を目的としたもので、大学では実施の義務付けまたは推奨を明文化していないものの、大学が使用するオンライン試験官ツールは動画のインストラクションでスキャンが必須だと説明しているという。また、当日の担当だった試験官によれば、上司からスキャンの実施を指示されており、学生が拒否したことはないが、拒否された場合の対応は規定されていないようだ。
大学側はスキャンが捜索にあたらないと主張したが、J. Philip Calabrese 判事はスキャンが捜索にあたり、それが認められる合理的な理由もないと判断した。
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