ノーマルビュー

電波望遠鏡と無線通信などの共存を図る Radio Dynamic Zones

著者: nagazou
2023年3月7日 07:03
headless 曰く、

ブロードバンド接続サービスを提供する衛星コンステレーションは光学的な天文観測を妨げるだけでなく、電波天文学の帯域と隣接した帯域を使用する通信の影響も懸念される。そのため、天文学者やコンピューター科学者などのチームが共存の道を探るため、実験プラットフォームとして Radio Dynamic Zones (RDZ) の設置を提案している (The Conversation の記事論文アブストラクト)。

現在は地上ベースの無線通信が電波望遠鏡の妨げとなることを防ぐため、電波望遠鏡を使用する天文台付近には電波の送信を制限する Radio Quiet Zone (RQZ、不感地帯) が設けられている。RDZ は区域内から送信施設を排除する RQZ と異なり、実験的な送信施設を区域内に配置し、動的に周波数帯域を割り当てて異なる利害関係者の共存を図るための大規模な研究を行う。RDZ はまだ存在しないが、チームでは 3 つの利害関係者、コンシューマー向けブロードバンドサービスと、マイクロ波によるリモートセンシング、電波天文学それぞれの代表が参加した実験を考えているとのことだ。

すべて読む | サイエンスセクション | 通信 | ネットワーク | サイエンス | 宇宙 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
SpaceXと米国立科学財団、Starlinkの天体観測に対する悪影響を防ぐための協力に合意 2023年01月16日
ファルコン9の残骸が月に衝突するとしてSpaceXに批判殺到も実は…… 2022年02月15日
アメリカ天文学会、ブロードバンドサービス用衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響と対策に関する報告書を公開 2020年08月30日
衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響を調べるNASAの市民科学プロジェクト 2020年03月10日
SpaceXのStarlink衛星の光害を示す天文写真が撮影される 2019年06月11日
SpaceXの人工衛星に対し「明るすぎる」との批判 2019年05月29日

❌