ノーマルビュー

名古屋大学と物材機構、エネルギー密度10倍のスゴい「キャパシター」開発

著者: nagazou
2023年5月26日 16:04
名古屋大学の長田実教授と物質・材料研究機構の佐々木高義フェローらは、分子レベルの厚さ(1.5〜3nm)で高い誘電率と絶縁性を備えたナノシートを開発した。この新しいナノシートは、174J/cm3~272J/cm3という世界最高クラスのエネルギー密度を達成しているという(名古屋大学発表[PDF]Nano Letters掲載論文TECH+ニュースイッチ)。

誘電体キャパシタは充電時間が数秒と短く、長寿命、高出力密度といった優れた特性を持つ。しかしエネルギー密度が低く、一度に多くのエネルギーを蓄積できない点が課題となっていた。研究チームが発見した常誘電体ペロブスカイトナノシートは、巨大分極(高誘電率化)と高耐電圧化が同時に実現するというユニークな特性があったことから、今回、蓄電キャパシタ用の誘電体として使用された。実験の結果、1立方センチメートル当たり272ジュールと、従来材料の同10~150ジュールと比べると2から10倍の密度になったとしている。これは、リチウム二次電池や電気二重層キャパシターに匹敵するものだという。

すべて読む | ハードウェアセクション | テクノロジー | ハードウェア | 電力 | サイエンス | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
ASUS、キャパシター逆付けで焼損報告が相次いだマザーボードを米国でリコール 2022年08月20日
日本マイクロニクス、量子電池「バテナイス」研究開発を中止へ 2020年08月17日
紙の電子ペーパー(エレクトロクロミックディスプレイ)が開発される 2018年04月27日
ランボルギーニとMIT、ボディをカーボンナノチューブでバッテリー化するコンセプトカーを発表 2017年11月13日
ナノ技術を使った新たなスーパーキャパシタ 2016年11月30日

❌