ノーマルビュー

デルタ航空がカーボンニュートラルの取組について虚偽の説明をしていると主張する米クラスアクション訴訟

著者: nagazou
2023年6月6日 08:04
headless 曰く、

デルタ航空が同社のカーボンニュートラルの取組について虚偽の説明をし、不当な利益を得ていると主張するクラスアクション訴訟が米国で提起された (The Verge の記事AP News の記事訴状: PDF)。

デルタは 2020 年から同社が「世界初のカーボンニュートラルな航空会社」だと主張しているが、排出量を削減するのではなく、ボランタリーカーボン市場でのカーボンクレジット購入に依存している。 しかし、原告はデルタの主張するオフセットの値が確認できるものではなく、オフセットプロジェクトはデルタがクレジットを購入しなくても実行されたもので追加性がないことや、プロジェクトによる排出量削減は数十年かかること、プロジェクトに永続性がないことなどを挙げ、実際にはカーボンニュートラルが実現されていないと主張する。

一方、気候変動に配慮したい一般の消費者はカーボンニュートラルの主張を信じ、プレミアムを支払ってでもデルタを選んでいる。原告も多額のプレミアムをデルタに支払っており、デルタは不当に大きなシェアと利益を得ているとのこと。 そのため、原告は 2020 年 3 月 6 日以降、現在までの間にカリフォルニア州でデルタのチケットを購入した自然人をクラスと認め、賠償金支払いやデルタによるカーボンニュートラルの主張など不当な主張に対する差止を命ずることなどを求めている。

一方、デルタは2022年3月以降はカーボンオフセットから脱炭素化に移行しており、持続的な航空燃料への投資やより燃料効率のいい航空機への置き換えを進めているなどと The Verge に説明したとのことだ。

すべて読む | サイエンスセクション | 地球 | 法廷 | サイエンス | アメリカ合衆国 | 交通 | この記事をTwitterでつぶやく この記事をFacebookで共有 この記事をGoogle Plusで共有 このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:
デルタ航空、航空会社間での搭乗拒否リスト共有を提案 2021年09月29日
シアトル・タコマ国際空港、保安検査を予約することで行列を不要にするパイロットプログラムを開始 2021年05月08日
羽田新ルートの「通常よりも急角度」という降下角度に対し懸念の声 2020年02月13日
ユナイテッド航空、プライバシーが懸念されていた機内エンターテインメントシステムのカメラにシールを貼る 2019年04月30日

❌