火星探査車 Curiosity が撮影した火星の「絵葉書」
Curiosity は 4 月に大規模なソフトウェア更新を実施しているが、パノラマは更新完了直後の 4 月 8 日、火星の現地時間午前 9 時 20 分と午後 3 時 40 分にナビゲーションカメラで撮影されたものだ。なお、ソフトウェア更新には画像処理の高速化が含まれるが、撮影機能自体は更新前と変わらない。
午前と午後のパノラマはそれぞれ 7 分半かけて撮影され、各 5 枚の画像が地球上でつなぎ合わされた。NASA は 2021 年 11 月にも Curiosity が午前と午後に撮影したシャープ山のパノラマで「絵葉書」を作っている。今回も異なる時間帯に撮影されたパノラマを組み合わせ、午前を示す青系と午後を示す黄色系に塗り分けることで舞台照明のような効果を生んでいる。
現在、Curiosity はゲールクレーター内にあるシャープ山のふもとを上っている。写真では Curiosity の轍とともに、予想されていなかった古代の湖の痕跡を発見した「Marker Band Valley」などこれまで探査してきた地形が写っている。撮影時期が空気の澄んだ冬季だったこともあり、およそ 40 km 離れたクレーターの縁や、87 km 離れたクレーターの外にある山々も見ることができる。
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