文部科学省は「共通テスト」さえ無事終了してしまえば、その後の国公立前期記述試験は何とかなるとかなると考えている。
国公立大の大部分はまだ緊急事態宣言発令下での前期入試の方針を示してない。
緊急事態宣言が1か月で終了するとはとても考えられない。
国公立大前期入試が集中する2月末、3月中まで延長の可能性はある。
すると前期入試中止という最悪の事態も想定される。
実は去年もすでに先例があり、国立大の後期入試が中止され、センタ-入試得点だけで後期合格者が決められた国立大学もあった。
後期入試は一般に前期入試よりも記述問題の難易度が高い。
にもかかわらず、センタ-入試のマーク式問題で合否を決めても、合格者のレベルが下がったという話は全く聞いていない。
浜松医大医学科も「後期合格者は宝の山」と考えて入学定員を増やしている。
だが、合否判定はほとんどセンタ-試験の得点だけで決めている。
旧帝大系国立大の医学科前期試験を受験して惜しくも受からなかった生徒ばかりなので、当然センタ-入試のボ-ダ-ラインは跳ね上がっている。
そのため優秀な学生を確保できている。
前期記述入試があれば共通テスト失敗組に敗者復活の機会はあるが、毎年それほど多くの逆転劇があるわけではない。
それほど前期記述入試は得点しづらい問題が多いのだ。
浜松医大医学科の合格者得点開示を見てみても、ほんまかいなというくらい数学などで点が取れていない。
数学が難しかった2019年は得点率15%程度でも医学科に受かっている。
それなら前期入試の意味がない。
今後、コロナ感染拡大の推移によっては、多くの国公立大が共通テストだけで合否判定に切り変えるかもしれない。
