松本隆&大瀧詠一「Tシャツに口紅」 眞子様
2021年10月2日 18:28
「Tシャツに口紅」は松本隆と大瀧詠一の黄金コンビによる名曲だ。
ラッツ&スタ-の数あるヒット曲のなかでも、鈴木雅之はとくに思い入れがあると語っている。
「泣かない君が、泣けない俺を見つめる」
「黙った君が、黙った俺を叩いた」
の一節はインパクトが強い。
生活が苦しくて、自分ひとり生きていくのが精一杯の「俺」が「君」に、とても結婚できるような状態ではないと泣きを入れると、「君」が「俺」に一発ビンタをビッシと食らわした。
その音が海辺の歩道に響いて、子犬が思わずこちらを振り向いたというシーンだ。
Tシャツは歌詞では「色褪せたTシャツ」となっていて、毎日を生きていくのがやっとという彼氏の切ない心情をよく表している。
対照的に「口紅」は、凛としてぶれずに、自分の愛を貫こうとする強い女性をイメ-ジさせる。
「君をこれ以上不幸にしたくない」とさらに言い訳を続けるしょんない「俺」に「不幸の意味を知っているの」と言う「君」。
「俺」は返す言葉もない。
不幸とは愛する人と一緒に暮らせない事だと、ズバリ言い放つ彼女は「泣かない女」だ。
泣きたくても泣けない彼氏は「泣けない男」という辛さを噛みしめている。
30年近く前のサラリーマンの給料と今の給料は大差ない。
安月給のせいで、なかなか結婚に踏み切れない事情は今も同じだ。
現在のほうが男子は、さらに結婚に臆病になっている。
その半面、女子は「あんた一人くらいならあたしが食わせてあげるわ。そのかわり子供が出来たらしっかり育児と家事やんなさいね。」
とますます強く逞しくなっている。
二人なら何とか食べていけるものである。
フィアンセの尻を叩き続けて、とうとう結婚までこぎつけた眞子様は、実にあっぱれだ。
どの家庭も妻が決定権を握っていれば、うまくいくものである。