2022年(今年)1月実施の共通テストの難易度について、大学入試センタ―の外部評価分科会が、かなり厳しい評価を下した。
特に数学ⅠAは、平均点がセンタ―入試を含めた過去32年間で100点満点で最低の37点となり、受験生や現場教師からも「時間が足りない」「難しすぎる」と不評だった。
評価分科会の評価も数学ⅠAは「計算量の多い設問も散見され、解答時間に余裕がなくなった受験生が多いことが推察される」として4段階評価の内「あまり適切ではない」にあたる2とした。
これに対する出題者側のコメントはまだ公表されていない。
出題者側からの考えられる反論としては
①前年の2021年は、コロナ禍で3か月の学校閉鎖という特殊事情から、例外的に難易度を下げた=簡単にした。
②思考力重視の方針に変わりはないが、一定の計算力も必要だという判断から、2021年度よりも計算量を増やした。
③そもそも全科目の平均点を40点程度とする基本方針からすれば、37点の平均点は特に異常な点数ではない。
④むしろ、他の科目の英語読解の61点や国語の55点が高すぎるのであって、英語国語も数学並みに難易度を上げるべきである。
数学ⅠAの平均点に関しては、地方の公立高校と関東関西の私立中高一貫校との格差が広がった。
私立中高一貫校では高い平均点を出しているので、静高を含む公立高校の学力に問題があると考えるべきだろう。
2023年1月はどうなるか予想すると
①数学は文章量や計算量が減らされるが、平均点は45点程度までしか上がらない。
平均点が40点±5点の幅で推移するのは、今後も変わらない。
②英語国語は、数学に比べて明らかに難易度が低い=易しいので、数学に合わせて難易度を上げてくる。
特に英語読解問題は、2段階ほど難易度が急上昇するかもしれない。
数学英語国語の平均点が40点程度にそろうのではないか。
すると、2022年(今年)にもまして、国立難関大学と国公立医学科のボーダ-ラインは下がるだろう。
特に国公立医学科の足切りラインと合格ラインは、予測が難しくなる。
2022年は浜医医学科などで、足切りライン、合格ラインが大幅にさがり、強気で攻めた受験生が栄冠を手にした。