共通テスト英語の読解問題が難化して、平均点が10点ほど下がったが、配点が最大の大問6の難易度が上がったためだと考える。
単語の難易度は、相変わらず「高校必修単語」の枠内にあり、構文も難解構文は一切ない。
これで難易度が上がったのは「内容のレベルが上がった」ためだ。
テ-マのクマムシをみて「来た来たクマムシ、こういうのはワクワクする」と思ったマニア系と「なにこれ、キモイ」と思ったアウトドア嫌悪系ではすでに勝負がついている。
そもそも図を見て速攻で「クマムシ」と分かった生徒は「クマムシ」についての知識も豊富で、英文を読まなくても何が書いてあるか予測できてしまう。
クマムシ=宇宙でも生きられる驚異の生存力、とテーマは事前に頭に入っている。
今後は、自然科学系のテ-マや、社会科学系のテーマは必ず出題される。
これは国公立大の前期記述式英語問題に内容が、近づくことを意味している。
ただし、単語レベルはせいぜい青タン程度で、構文も簡単だ。
内容だけが深いので、厳密に読む能力も要求される。
全体の制限時間は80分なので「速くて正確な読解力」は必須条件だ。
「速読と精読」は相反する能力ではない。
人間の脳は必ず取捨選択して文章を読むので、情報の取りこぼしがある。
そのため2度読み、3度読みができないと精読ができない。
精読とは1回読んだだけで全て頭に入れるゆっくりとした読み方というのは、間違いである。
何度も読み返して新しい発見をしながら、全体像を修正していくのが正しい読み方だ。
制限時間内にそれをやろうとすれば、速読できなけれ不可能だ。
「速読スピ-ド=やや早口で音読できる速さ」だから、新星で使っている速読教材を、縦に折って英文部分をスラッシュ読みしながら、意味を把握する訓練を自宅でも継続しよう。
ようするに正しいやり方を執念をもってどれだけ続けられるかだ。
読む対象も重要でやはり「自然科学系」と「社会科学系」の内容を多く読むことが重要だ。
これで新星の速読教材に科学的なテーマが多く登場するのか、解っただろう。