附属中の授業で「質量とは重さのこと」と説明されたので、再度、正しい説明を徹底します。
質量→物体の中に詰まっているその物体に固有の量で、単位はgとKg
重さ→物体に働く重力という力の大きさで単位はN
重さは質量に加速度をかけて求める。
この両者のとり違いは、体重の単位を、質量単位のKgで表す日常的な習慣のせいである。
体重とは体全体に働く(かかる)重力の大きさの事なのでNで表すのが正しい表記だが、日常的にはKgで表している。
日常的な表現である体重50kgで表しているのは、その人の体の中に詰まっている物質の量が50Kgという意味だ。
日常表現で使われる体重50Kgは、正しくは「その人の体全体に働く重力の大きさ」なので、質量50kgに地球上だけで当てはまる重力加速度=9.8m/毎秒毎秒をかけて求める。
50kg×9.8m/毎秒毎秒=490N
あなたの体重は490Nです...............となる。
以前はNを使わずにg重やkg重を使って表記したので、Kg重=Kg×重力加速度がピンときた。
重力加速度はその天体(惑星など)だけにあてはる量なので、どの天体に行くかでそれぞれ異なる。
月や金星や火星はそれぞれ重力速度が異なるので、重力、つまり重さが異なる。
中1生が、いや中3生も、戸惑うのが加速度の単位だ。
昨日の授業の最初にやったテストで「1Nの正しい定義」を書かせたが、加速度単位をm/毎秒毎秒とすべきところを、
m/毎秒と書いた生徒がいた。
なぜ毎秒毎秒なのかを次に説明します。
次回は「力のつり合いの3要素」と「力の矢印」の書き方のテストをします。
「静止している物体どうしでは、作用点は作用線上の作図しやすい位置に移動してよろしい」という理由も図で書いてもらいましょうか。
それにしても作用点とはなんぞや?
よくわからないから、物理で力のベクトルの矢印が書けないという高校生は多い。
中学のうちにさっさと「作用点の位置自由」を教えないのでそうなる。
中2の学調に出た「作用点は2物体の接触している点」という原則にこだわるので、混乱するからだ。
これにこだわると、同じ力なのに作用点がいくつもあり、矢印が何本も必要になるためだ。
さらに中1生がよく間違える「力の大きさと圧力の大きさの違い」も昨日の「スポンジに乗せた水の入ったガラス瓶」の図と式で説明できる。
昨日、黒板に書いた「圧力の不等式」を式変形が出来るようにしておこう。
このような説明方法に慣れると、一気に理解しやすくなる。
学調での理科問題は、数式変形力よりも文章力という国語力の勝負で決まるが、静高入学後は、物理のテストには、文章説明問題は見事に跡形もなく「雲散霧消」してしまい、全て数式と文字式だけになる。
今のうちに慣れておこう。