大学入試共通テストの特徴の1つに「中学過程と高校過程のつなぎ目の無い出題」がある。
私がシームレス出題と読んでいる問題だが、特に数学では中学既習のグラフと高校内容のグラフが混成で出題される。
これを受けて静岡県高校入試の数学でも、共通テストで出題されるグラフの特徴を選択肢文章から選ぶ問題が2次関数で出題された。
これは今年も必ず出題される。
さらに理科と社会科はセンタ-入試の時代から、共通テストの傾向を取り入れていて、特に地理問題はセンタ-&共通テスト問題そっくりの問題が定着した。
ところが、英語に関しては全く進歩していない。
大学入試問題は、共通テスト、国公立大筆記試験、私立大入試全ておいて「速読力重視」まっしぐらである。
とにかく問題英文の分量が多い。
今年の共通テストでは去年よりも単語数が大幅に増加した。
他の都道府県でも「速読重視」の傾向が加速化しつつあり、その典型は東京都の英語問題だ。
とにかく英文の分量が多く、静岡県英語問題大問の単語量2倍以上の大問が3題、4題と連続して出てくる。
英単語分量は静岡県高校入試問題の10倍はある。
試験時間は同じ50分なので、全く異次元の入試問題だ。
この傾向は首都圏にも拡がっていて神奈川県も英文分量は大変に多い。
東京都英語問題は英文分量が多すぎて、時間内に読み終わらない、解ききれないという批判もあるが、それでいいのだ。
今年の共通テストも、時間不足で第6問まで行き着かなったとこぼす受験生が多かったようだ。
入試が変われば、中学での指導法も変わるので、まず「速読重視の大量英文問題」に静岡県も即刻変更すべきだ。