今年の司法試験合格者 1位慶応 2位早稲田 3位東大 実は...............
2024年11月6日 18:01
今年の司法試験合格者のランキングが出た。
1位慶応 2位早稲田 3位東大で、いよいよ早慶両雄が東大を追い抜いたのかと思うと、それは勘違いだ。
この合格者ランキングは「法科大学院」と呼ばれる司法試験専門の大学院を卒業した学生の司法試験合格者数なのである。
この正式コースのほかにバイパスル―トと呼ばれる学部学生用の司法試験がある。
この合格者数を含めると依然として東大が1位である。
法科大学院に入学するだけの経済的な余裕がない学生向けに設けられた特別枠だ。
特別枠と言っても、静高の野球部専門の特別枠と違って、裏口ではなく正式ルートと同じ試験問題で試験を行う。
「法科大学院」の学生よりも2歳から3歳若い現役の学部学生だが、平均点は「法科大学院卒生」よりもはるかに高い。
東大法学部の学部学生は「法科大学院」でわざわざ勉強しなくても、独学で在学中に司法試験に受かってしまう。
そのためこの特別枠合格者のほとんどが東大生である。
東大法学部生に取っては「法科大学院」はただの時間と金の無駄という判断だ。
この2ル-トの合格者は「司法修習所」で合流するが、司法修習所卒業時の成績優秀者はほとんど「特別枠バイパスコース」の学生だ。
そのために検察官や裁判官といった司法の中枢機関の幹部候補生は、特別枠からスカウトされる。
特別枠合格者優位という傾向は年々強まっている。
この事実は「法科大学院」という制度が大失敗だったという証明でもある。
さらに、大学の中には司法試験合格者が毎年ゼロのために「法科大学院」が廃止されるところが出る始末だ。
その典型が静大人文科学部である。