2024年から静高がDXハイスク-ルの指定を受けた。
この意味を、教職員はもとより校長もよく解っていない。
これは先進諸国の中で「デジタル化」の面において、日本が最も遅れている現状に強い危機感を抱いた日本政府が、全分野に関して一気に巻き返しと逆転を図ろうとする施策なのである。
「デジタル化の遅れ」が目立つのはFA(factory automation工場でのデジタル化)分野ではなく
OA(offfice automation頭脳労働分野のデジタル化 )分野である。
いわゆるホワイトカラ-のデジタル能力が、欧米に比べてかなり劣る。
欧米のみならずアジアでも韓国、中国、インドと比べても遅れている。
特にトップエリ-トの能力差は際立っている。
これはホワイトカラ-と呼ばれる労働者の多くが、文系学部卒、特に私立文系学部卒であることと関係している。
文系学部卒でもPCやタブレットの操作程度はできるが、プログラミングはほとんど無理、総合的なシステム設計も出来ない。
企業もこの状況をを手をこまねいているわけではない。
理系学部卒の積極的な採用をしてはいるものの、メーカ-やソフト開発企業との「高度理系人材の争奪戦」で苦戦して量的に圧倒的に不足している。
ここはやはり文系学部卒でも、デジタル能力の高い人材をそろえたい。
だが、日本の私立文系学部卒は高校時代から「理数科目回避」に流れてきた層なので、一から再教育となると時間と経費の両面で膨大なコストがかかる。
そこで経済界が一丸となって政府自民党に圧力をかけ「日本列島総DX革命」のキャンペ-ンが展開されている。
文部科学省は近い将来の「高校課程における文系理系の統合」を目指している。
だからこそDXハイスク-ルは「文系理系横断的な教育」を謳っているのである。
では具体的にはどう変わるのか。