昨日の地理指定参考書は即購入しよう。
共通テスト指導の第一人者で、模試の作成者だ。
隅から隅まで熟読して、知識を精密にすれば基礎点の80点は固められる。
この本は統計資料も単に国勢図会を引き写すのではなく、組み合わせて載せてあるのが良い。
解説部分も入試に出るぎりぎりまでの詳しさまで掘りさげていて、そこから先はジャ-ナリズムの範囲となり、不要だ。
ただ玄人目からすると、ジャ-ナリスチックな視点も垣間見える。
その点は国勢図会も同じでかなり突っ込んだ視点で、意図的に統計を表示してある。
昨日も取り上げた牛肉生産に関する「インドのご都合主義」が良い例だ。
牛肉生産ではアルゼンチンについでインドは多いが、牛は聖なる動物だから殺さないはずという誤解は、「イスラム教徒が牛肉を食べるから」という中学レベルの解説では説明がつかない。
インドは肉食が極端に少ないノ―ミ―トカントリ―だ。
タンパク質は牛乳と乳製品で摂取しているが、搾乳するのは乳牛と水牛の両方である。
ところが乳牛は聖なる動物なので殺さないと言っているが,水牛は殺して食肉とする。
水牛は乳が出なくなると野生に戻すが農作物を荒らすので、屠殺してしまえという勝手な理屈だ。
水牛の肉はどうなるのかという疑問に対しても、国勢図会は統計で示している。
水牛肉を大量に食べるベトナムに輸出しているのである。
インド人は実は、中国人以上に「煮ても焼いても食えない国民」である。