追加中3重要 併願校の選択について
2020年6月28日 16:08
保護者会で高校入試の併願校について、希望校を記入した文書を提出するように依頼されている。
現状では「第一志望の静高」に学力面で、不安のある生徒は一人もいない。歴代でも珍しい学年だ。
学力的に不安な生徒には、授業中でも躊躇せずにいちいち指摘する。
はっきり「そんなことでは、君は静高落ちますよ。」と言います。
現段階で、だれもそのように塾長から言われていないので、併願校で右往左往する必要は全くない。
ただし、学力面では不安はないが、メンタル面で不安がある生徒はいる。本番に弱い生徒だ。
まだまだ幼稚で、趣味やスポ-ツと勉強の軽重の区別がついていない生徒がいる。
過保護の母親がしっかりついているので、不安がある。
学力面で不安がないとは言え、想定外のことが起きるのが受験だ。
併願校について調べている生徒もいるが、その参考資料が高校サイドの公表資料だけなので、ほとんど役に立たない。そこで併願志望校について正味の評価を書きます。
①静岡学園高校
附属生の過半数が併願するが、進学しても難関大学や医学科に合格する可能性はほとんどない。
かつては「スパルタの静学」でならしたが、創業者の牧野一族が運営から手を引いたので、進学校というスタンスから撤退している。「スパルタの静学」時代は、毎月模擬試験があり学年順位と偏差値を出して前年度進学実績と比較して志望大学のめどが立てた。今は一転して指導が緩くなり、かつては毎年のように出た東大京大の合格者は皆無だ。予備校の早慶セミナ-も経営しているが、静学生は現役で早慶にはほとんど受からない。提携している河合塾浪人を経て受かる程度だ。国立難関大もせいぜい東北大や北大に1名か2名程度受かるだけで、進学実績の多くは私立の推薦か、中低位私立大学である。
②静岡北高校
自称「進学校」だがその前身は「自動車工業校」という自動車整備工の養成機関だった。
静岡の地元民からすると、あの「自工」が進学校と名乗っていることが信じられない。
1学年が320名から360名と多いが難関国立大や有名私立大への合格は10名にも満たない。
東大合格者を出したことで、昔の実態を知る市民からはイメ-ジのギャップゆえに話題になった。
だが実態は系属のFランク大学である「静岡理工科大学」や専門学校への進学者が大多数だ。
③常葉橘高校
歴史は古いが、国立難関大学にも、いや地方国立大にも、有名私立大学にも進学実績はゼロである。
名実ともに「進学校」には入らない。在学生の不祥事が多いことでも有名だ。
橘高校はサッカ-部員の集団万引きが発覚して、大量の退学者を出した。
今年はなんと常葉大学の学生が、大麻の使用で複数検挙された。
その系属のFランク常葉大学に1学年の3分の1程度が進学する。
④サレジオ高校
最近、知名度を一気に上げているのがこの高校だ。
中高一貫校で大学入試で国立医学科や有名私立大に複数の合格者を出しているが、そのからくりは「中学部=中学生」の生え抜き生徒の学力を先取り学習で高めているためだ。
高校から入学する生徒は①②③と大差ないか、むしろ「静学」や「北高」よりも低い。
それでも附属中の公立校志願者の併願がかなりあるのは、なんといっても「上智大学推薦枠20名前後」という秘密兵器があるからだ。これの威力は凄い。
上智大学は早稲田大慶応大と並ぶ私大最高峰御三家の1つで、静高でも毎年4,5名程度しか受からない。上智大を本命にする中学生には大いに魅力がある。
だが、その推薦枠が高校からの入学者にも回ってくるかどうかは不確かで、附属中から上智狙いで単願受験した生徒も、結局は推薦がもらえていない。
某医学科予備校と提携しているが、その某予備校の医学科実績がほぼ全てサレジオ生である。
つまり、サレジオ中学生の先取り学習の成果が、某予備校成果にすり替えられている。
その某予備校は、新聞に頻繁に募集広告をだしているが、そのカラクリがばれて苦境に立たされている。
さて、併願校に頭を悩ますよりも、いかにして確実に静岡高校に合格するかを考えたほうが速いのです。静高の競争倍率は1.2倍程度で「5人に1人しか落ちない」入試です。
落ちるタイプは決まっていて「数学と理科」に大穴がある生徒が要注意です。あとは、静高受験生の平均点が高い英語で40点以上得点できれば心配ない。